●今日の研修と交流会も終わり、部屋に戻ってきました。昨夜の9時35分に新都心を出発し、新宿、川崎によって京都までの夜行バス。思ったよりは、何とかなり、あまり疲れもせず、今日の日程全部が終了しました。朝6時55分予定通り京都着、ラウンジで休憩の後京都駅構内で朝食、その足で京都タワー地下3階にある大衆浴場で朝風呂。ゆっくりつかり、その後大津市にある「全国市町村国際文化研修所」に入りました。今回で4回目と思います。
●昼食で塩ラーメンをいただき、12時30分からいよいよ研修開始です。最初は、中央大学大学院教授の「日本における地域産業の現状と課題」でした。内容は人口が及ぼす影響について、近年の人口動態を踏まえて、地域がどのように変わり、どのように対応すべきかについて講義をしていただきました。事例が東京23区と都下の多摩地域との比較でした。高度成長期に23区に人口が集中、その受け皿で多摩地区に人口が集中したが、バブルがはじけリーマンショック後、23区内の地価が下がり、都心回帰により大きく変わっていった。
●これは埼玉県にも当てはまる事例で、そう思いながら北本市に合わせて聴いていました。近年は、男性中心で働く社会から女性が働き始め、このため新しいキーワードが、居住地選択の基準が、女性にとって職場に近い場所、子どもの教育が充実しているところ、そして子育て支援が整っているところになっている。そのとおりと思いました。午後の2項は、日本政策投資銀行(日本経済研究所)の島裕氏。テーマは、「これからの地域産業イノベーション」と題し、価値志向、社会的課題をビジネスと解決するオープンイノベーションの「場」を中心に話されました。
●私にとって、かなりレベルが高く、難しい展開でしたが、民間企業の思考を中心にイノベーションについて具体的に話され、刺激的でした。ニーズからウォンツ(欲しいもの)への転換について具体的に話されましたが、もう十年以上前の講習で聴いた内容でストンと入りました。もうこれまでの定番の「市民アンケート」では、住民の真意はと絶えることはできないと考えていましたので、改めで、市民要望の取り込みについて刺激を受けました。何しろ30数人の参加者のうち、議員は私と日高議員含め3人で、大半が市町村の職員です。しかも子供より若い人たちです。明日からのワークショップについていけるか、今日はゆっくり休んで明日も張り切って「地域産業のイノベーション」について学習していきます。