四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

講演会大盛況!医師不足は深刻。医師が労基法(勤務時間遵守)守ったら、医師不足はさらに深刻になると・・・

2018-01-27 22:11:41 | 日記

●今日は本田宏先生の講演会。9時から会場づくり。市役所会議室ということで、議会事務局の職員に世話になりました。休みなのに申し訳ない。残雪は凍っている。足元が悪いそのうえ寒い。行きたいけど失礼とずいぶんの人に言われていたので、参加者がいるか心配していました。実際は50人を超える盛況でした。昨年は慶応大学の井手先生の講演で、あれからちょうど一年です。あの時は80人超える大盛況でした。

 

●今日の講演も、多くの人に聞いてほしかった。参加された方が上手にまとめていただいていますので、それをコピペします。著作権あると思いますが、ごめんなさい…。

 

「社会保障と現代医療の現状とこれからの安心できる地域医療」講師は本田宏さん。昨年の井手英策先生の講演からもう1年経ったんですね。早いものです。医療の問題を中心にもっと社会のこと政治のことに関心を持っていきましょうと全国を行脚して講演している本田先生。さすが、ダジャレを交えて面白く、わかりやすく伝えてくれました。

世界的に見て日本の医療費は少なすぎる。医師も足りない。しかし薬は高い。高額の医療機器を備えているのに医療費は驚くほど安い。誰が儲けているかは明白。病院が黒字経営できる環境にない。高齢化率が高いのに医療費のGDP比はようやくOECD平均を超えたところ。医師の過労死問題が出ているけど、労基法を守ろうとすると医師は足りない。診療時間を短くするなどせざるを得ない。医療崩壊。介護の現場も同じ。お金がない人は介護が受けられない。介護の現場も人不足。賃金が安すぎる。介護事業者の倒産が増えている。最低生活費は最低生存水準を下回っている。

生活保護の捕捉率は10%台。受けにくい上に、水準も低い。グローバル年金ランキングでは27か国中26位。社会保障の水準がとにかく低い。生活保護の水準を引き上げないと、最賃や年金も上がらない。25条の生存権がないがしろにされている。フランスでは労働法案反対のデモに高校生が参加して、反対を訴えた。民度が高い。また、フランスでは人生を楽しむために働くのに対し、日本では労働それ自体が目的化しているように思う。

日本の教育は5つの押し付け(①暗記、②苦手、③制服、④規則、⑤団体行動)考えない人間を作り出している。2005年に日本テレビで放送されたドラマ「女王の教室」からいい加減、目覚めなさい。日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる?

今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビやマンガでもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところに行って戦ってくれればいいの。」

●とまあ、刺激的な講演でした。どう受け止めたか聞いた人それぞれでいいと思います。聴いて一言。選挙に行こう!棄権はするな!

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