四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

北本高校卒業式に出席。石津市長限界か?答弁で興奮していると発言

2014-03-14 21:19:30 | 日記

●今日は市内中学校と県立北本高校の卒業式。私は総務文教常任委員長ということで北本高校からご案内をいただきましたので、初めて北本高校の卒業式に出席しました。200人の卒業生で第37回目だそうです。すでに1万人を超える卒業生を輩出しています。野球部の4番バッターの峯君も卒業でした。いい選手でしたが…卒業生全員が立派な大人になってくれるよう期待します。

●議会も17日の本会議を残すだけになりました。昨日は私の一般質問。質問は「新駅の住民投票の結果を受けて」と「防災倉庫の建築について」の2件でした。新駅の住民投票については、今議会の一般質問に10人の議員が質問しました。市長の答弁は、今後について一貫して「白紙」というものでした。総括はどうしたという質問にも、正面から答えることなく、延々と「愚痴」と「ぼやき」を連発していました。正直「うんざり」です。渡邊議員の日は、傍聴席に市長のご親族も見えられ、さながら参観日でした。新駅の白紙以上に踏み込まないのかという渡邊議員の質問趣旨に、住民投票で否決された恨みつらみ、グリコの話し、育児休業給付の話と、あっちこっちへ飛び、まとまりのない世間話?(答弁にはなっていない)。その内、自分の言葉に自分で興奮し「興奮している」と突然言い始めると、聞いているこっちは「うんざり」です。税金使って議会を開き、こんな市長答弁聞くために集まっているわけじゃないですようね…。どうやら限界を露呈しているように見えます。

●私は昨日の質問の冒頭で、次のように述べました。少々長文ですが読んでください。

「私は昨年の新駅の住民投票では、市長が住民投票に提案した事業規模約72億円。市負担分約52億円、庁舎建設基金約19億円の振替え運用、実質借金約35億円、隣接自治体や地権者との協議不十分、結果として9haの開発構想も示せなかった、いわゆる「新駅計画」に反対した市民団体の活動に参加しました。住民投票の結果は、改めて申し上げるまでもなく、すでに明らかになっています。この結果新駅問題は、市長が提案した新駅計画の白紙撤回は当然としても、新駅設置問題は、新たな局面を迎えていると認識しています。(中略)市民の会など多くの市民が反対したのは、石津市長が提案した新駅実現の手段・方法である、ほぼ全額、多額な税金を使う。35億円借金する。庁舎建設基金が流用される。根拠のない期待感と将来への財政負担に対する心配でした。すなわち、税を使うのに不安定な財政計画、根拠の薄い説得力のない新駅効果、そして、なりより拙速で準備不足という、致命的な課題に対するもので、新駅設置そのものの賛否を判断する以前の問題でありました。私もその一人です。

●少なくとも、市長が過去に議会で答弁されたように、民間活力の投資を中心とし、国及び県の支援、隣接自治体の協力で、地元の税負担を軽減したプランであるなら、これほどの反対多数にはならなかったのではないか。ずさんで、拙速な計画しか示せず、その上説明会に出席しないことによる不信こそが26804人の反対投票につながり、ある意味北本市のまちづくりの起爆剤になりえた新駅問題を、自ら難しくしたといえます。市長は、決議に賛成し、住民投票で反対したとか、住民投票で反対して新駅設置に理解を示す議員を批判しているが、目的に賛同しても、手段・方法に間違いがあれば「反対」するのは、判断力のある普通の大人なら当たり前のことです。市長のような判断では、政治家失格としか言いようがありません。とても、世間では通用しない。あまりにも短慮で、子どもじみています。政治家なら、新しい局面を打開するため、住民投票の結果を多面的に分析し、あらゆる可能性を追求する姿勢を示すべきときです。

●まさに、新駅設置の次のよりよい手段・方法を求めて、今こそ政治は「知恵」をフル動員すべきです。もともと、目的は思い付きから始まったとしても、それを実現する手段・方法は、最低限①経済的合理性、②科学的合理性、③社会的合理性、④公共事業なら財政的合理性が、総合的に検証されるべきです。今回、新駅の住民投票に示された新駅計画が、このような合理性について、市民からノーと言われたと認識しています。それだけに今後、合理的な結論が得られないときは「白紙」ではなく、「中止」ではないでしょうか。しかしながら、今議会での石津市長の答弁からは、その合理的な手段・方法を見つけることもせず、単純に「白紙」ということのようですから、それはそれで市長の限界なのでしょう。したがって、これからどうしますか等と、私は問いません。」と述べました。

●その後で、これから質問する趣旨は、9月議会で補正予算に反対した、期成会へ交付した負担金について、提案理由で述べたような成果が上がったのか。適切に使われたのか検証するものです。」と述べました。

私は駅はつくれるならつくるべきと考えています。しかし、多額な税金を使う方法は住民投票で否決されています。民間資金を中心に、国や県の支援、桶川市の協力で市の持ち出しを限定的にする方法が可能であれば…綿密に検討した結果、実現が無理であれば中止。可能であればスケジュールを公表し、市民に理解を得るようにすればいいとお考えています。「白紙」は策なしということでしょう。

●期成会の1335万円の使い道と防災倉庫建設の随意契約の具体的なやり取りは、明日以降に書き込みます。

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ケアにおける「つなぐ力」を…ケア付コミュニティへ連携の強化を

2014-03-07 21:42:29 | 日記

●昨日常任委員会の審査が終結し、今日は事務休会です。午後から市内に住む、埼玉県立大学の新井先生からお誘いをいただき、浦和市民会館で開催された、県内四大学の連携力育成プロジェクトの報告会と特別講演を聴きにいってきました。ケアにおける「つながる力」をはぐくむためにと題し、連携事業が報告されました。4大学は、県内を拠点にしている埼玉県立大学、埼玉医科大学、城西大学、日本工業大学でした。それぞれの大学の特徴・得意分野である、社会福祉・保健医療・生活環境を連携させる人材を育成し、問題解決を図ることを目指しているように思いました。個々の分野では限界があったとしても、異分野が相互に連携に、融合することで、これまで解決できなかったものを突破できる可能を感じさせてくれました。少子高齢・人口減少という、明治以降始めて遭遇した地域の課題を思いながら拝聴しました。使えるかも…。

●後半の特別講演もよかった。訪問看護・暮らしの保健室の実験からと題し、地域における包括的ケアシステムの実践の講演は、説得力あるものでした。始めに、地域包括ケアシステムとは、「日常生活圏域(30分でかけつけられる圏域)」に、予防・医療・介護・生活支援・住まいを組み合わせ、①医療と連携強化。②介護サービスの充実強化。③予防の推進。④見守り、配色、買い物などの生活支援サービスの確保と権利擁護。⑤高齢者になっても住み続けられることのできるバリアフリーの高齢者住まいの整備を包括的、継続的(入院、退院、在宅復帰を通じて切れ目ないサービス提供)に行われることで、地域マネジメントが行政の役割ですと指摘されています。ケア付コミュニティとも表現され、おととし、琵琶湖の研修所で社会福祉と社会保障の講義を受け、グループワークで作成した地域の在宅医療・在宅介護の仕組みと同様でした。講師の秋山正子氏の実践は、想像を超えたすばらしいもので、困難なものですが、これからの地域の福祉的な社会をつくる重要なテーマであると思い描きながら聴いていました。」

●昨日の総務文教常任委員会では、平成25年どの補正予算で、来年度に繰越明許される予定の「コウノトリが舞う魅力的な地域づくり基本計画」(事業費380万円)を削除しました。このため、この事業は、平成26年度の事業費620万円の執行ができなくなり、コウノトリの事業は中止になりました。私にとっては2年越しの反対が実りました。また、4日に保健福祉常任委員会で削除された「育児休業給付事業費約1億6千万円」を、総務文教常任委員会で「財政調整基金」に繰り込む修正を可決し、この事業は委員会審査で否決されました。あとは、17日の本会議の採決ですが、逆転はないと思いますが…。後は、願わくば「石戸城四の廓の遺跡公園」(事業費6千万円)を中止させたいのですが、こっちは賛成する議員の数が足りません。次のチャンスを待ちます。案外そう遠くない時期に…コウノトリは2年かかりました。

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育児休業補償委員会で否決。市長不信任の請願は不採択「理由」が・・・

2014-03-05 09:43:16 | 日記

●今日は、他の委員会の会議のため、私の所属する委員会は休会です。28日から再開した議会。予算総括質疑、議案質を経て昨日から委員会審査が始まりました。私が委員長をしている「総務文教常任委員会」は、昨日2件の請願から予算等などの議案審査を始めました。同時に、保健福祉乗員委員会(金子眞理子委員長)も行われ、市長肝いり、注目の「育児休業者への給付補助事業」、不公平感などへの意見が多数を占め、議員から「予算から全額削除」の修正案が出され可決しました。(埼玉新聞報道参照)後は、総務文教での手続きを経て、本会議で決まります。議会が「自覚」、「目覚めた」ということなのでしょうか…。

 

●一方、総務文教常任委員会で審査された、住民団体提出の2件の請願は不採択でした。1件は、「請願人が希望したら、請願審査に出席し意見を述べる機会を保障してください」という請願です。会議規則で、委員会が必要と議決した場合に呼ぶことになっています。それを請願人が希望したら原則出席できるようにしてくださいというものです。たいした問題があるようにも思われませんが、不採択になりました。「請願書で意見を述べる」とあるが、述べるとは、考える、文書にする、声を出すなどがあるが、参考人はこのようなことをどのように思いますか。という趣旨の質問が多かったです。これって請願質疑でしょうかね…?反対討論で、会議規則があるのでそれに沿うって行うというのもありました。会議規則は改正すれば済むことです。私は委員長ですので賛否に加わりませんが、「なんで請願者が参考人で出席するのが嫌がる」のか理解できません。

●もう1件は、同じ市民団体が提出した「石津市長の不信任議決を求める請願」ですが、これも全一致で不採択になりました。委員会は市長を信任したということです。反対討論は、市長は不祥事を起こしたわけでない。住民投票は良かった。請願書に書かれている理由では、不信任というより辞職勧告ではないか。そもそも、不信任とは市長と議会がぶつかったときに行うもので、請願で言われているようなことは、「辞職勧告」ではないかという意見が多くありました。ある議員は、市民から言われて不信任するのでは、議員の立場が…と反対していました。いつも予算に反対しているのは「不信任」ではないのかな…。私が、新駅の住民投票は、駅設置そのものに反対というより市長が提案した事業費72億などの計画の不備に反対したものだと理解しています。市長の重要な提案が有権者の半数近くに否決された。これは事実上の不信任だと思うのですが、請願人はこの結果をどのように受け止めているか尋ねました。請願人は、「今、安倍総理は憲法改正を国民投票で決めようとしているようです。実際これが行われ、安倍総理が提案した憲法改正案が国民投票で否決されたら安倍総理は辞任するでしょうね。それがトップの責任ではないか」との答弁に、あえて直接言及しないで、国政に例えて話をされる。請願人(竹村元宏氏)の成熟した『すごさ』と『教養』を感じました。

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