四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

ケアにおける「つなぐ力」を…ケア付コミュニティへ連携の強化を

2014-03-07 21:42:29 | 日記

●昨日常任委員会の審査が終結し、今日は事務休会です。午後から市内に住む、埼玉県立大学の新井先生からお誘いをいただき、浦和市民会館で開催された、県内四大学の連携力育成プロジェクトの報告会と特別講演を聴きにいってきました。ケアにおける「つながる力」をはぐくむためにと題し、連携事業が報告されました。4大学は、県内を拠点にしている埼玉県立大学、埼玉医科大学、城西大学、日本工業大学でした。それぞれの大学の特徴・得意分野である、社会福祉・保健医療・生活環境を連携させる人材を育成し、問題解決を図ることを目指しているように思いました。個々の分野では限界があったとしても、異分野が相互に連携に、融合することで、これまで解決できなかったものを突破できる可能を感じさせてくれました。少子高齢・人口減少という、明治以降始めて遭遇した地域の課題を思いながら拝聴しました。使えるかも…。

●後半の特別講演もよかった。訪問看護・暮らしの保健室の実験からと題し、地域における包括的ケアシステムの実践の講演は、説得力あるものでした。始めに、地域包括ケアシステムとは、「日常生活圏域(30分でかけつけられる圏域)」に、予防・医療・介護・生活支援・住まいを組み合わせ、①医療と連携強化。②介護サービスの充実強化。③予防の推進。④見守り、配色、買い物などの生活支援サービスの確保と権利擁護。⑤高齢者になっても住み続けられることのできるバリアフリーの高齢者住まいの整備を包括的、継続的(入院、退院、在宅復帰を通じて切れ目ないサービス提供)に行われることで、地域マネジメントが行政の役割ですと指摘されています。ケア付コミュニティとも表現され、おととし、琵琶湖の研修所で社会福祉と社会保障の講義を受け、グループワークで作成した地域の在宅医療・在宅介護の仕組みと同様でした。講師の秋山正子氏の実践は、想像を超えたすばらしいもので、困難なものですが、これからの地域の福祉的な社会をつくる重要なテーマであると思い描きながら聴いていました。」

●昨日の総務文教常任委員会では、平成25年どの補正予算で、来年度に繰越明許される予定の「コウノトリが舞う魅力的な地域づくり基本計画」(事業費380万円)を削除しました。このため、この事業は、平成26年度の事業費620万円の執行ができなくなり、コウノトリの事業は中止になりました。私にとっては2年越しの反対が実りました。また、4日に保健福祉常任委員会で削除された「育児休業給付事業費約1億6千万円」を、総務文教常任委員会で「財政調整基金」に繰り込む修正を可決し、この事業は委員会審査で否決されました。あとは、17日の本会議の採決ですが、逆転はないと思いますが…。後は、願わくば「石戸城四の廓の遺跡公園」(事業費6千万円)を中止させたいのですが、こっちは賛成する議員の数が足りません。次のチャンスを待ちます。案外そう遠くない時期に…コウノトリは2年かかりました。

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