四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

協働労働の協同組合法法制化市民会議総会で埼大の高端正幸先生「分断から連帯へ」講演。佐藤愛子さんの著「人間の煩悩」

2016-09-29 20:50:02 | 日記

●今日は武蔵浦和コミュニティセンターで、「協働労働の協同組合法」法制化市民会埼玉の総会でした。昨年前会長が事故で続けられないということから、私が会長になりました。協同労働の協同組合については、新しい働き方、仕事づくりについて、30年以上にわたって実践していますが、いまだ法制化していないため、団体活動に限界があります。協同労働の協同組合は、その理念として、「出資」と「経営」と「労働」を一つの考えであり、NPO法人のように「資本」のない組織と違います。また、株式会社とも違い、株主であり、経営者でありながら労働者でもあるという、新しい考えです。今日は総会後に、「分断から連帯へ」~財政学からの問題提起~と題し、埼玉大学殉教准教授高端正幸氏に記念講演していただきました。

  

●高端先生は、「既存の二項対立思考を乗り越える」と紹介され、「社会保障の削減か、充実か?」でなく、理念の転換であり、政策の組み換えと話された。また、「富者への増税か、大衆増税か」、「弱者切り捨てか、救済か?」ではなく、すべての人のニーズを満たすことで、信頼と連帯に基礎を置く「負担を分かち合い、弱者を生まない社会」を目指すことである。そのためには、「普遍主義」という一貫した理念を立てて、社会の危機と財政の危機を同時克服を追及すると語りました。私は、先生の講演は二度目です。一度目は、県庁の若手職員の自主勉強会でした。堂々と会費を納めて「裏口聴講」したときです。結びに、市民の主体性(市民が主役ではない)と社会参加が「2つの信頼」を築く。一つの信頼は「人々の相互信頼」であり、2つ目が「地方政府への信頼」あるという提言には、「うんうん」と聞いてきました。残余主義による「分断」から普遍主義による「連帯」への社会変革を進め、「協働労働」の社会的ポテンシャルを高める活動が、市民会議埼玉に課せられていると、意を強くしました。

●佐藤愛子さんの「人間の煩悩」。毎日新聞の広告にありました。92歳になられたようで、「激動の92年を生きてきた著者による人生の醍醐味とは!」にはそそられます。目次を読んでも、こりゃ面白そうだ。「悩みの量こそが人間の深さ」というが、俺の悩みは人間として深みになっていない」と自問自答…。今日本屋に行って、買ってこようっと。愛子先生は、こっちより20年も長く生きているわけだから。と言って、こっちも20年も生きられるとも思えないがねえ。もっとも20年生きられるとしたら、北本市の末路は見ることができるかも。見届けやる!

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