ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

同時代を生きた作家とコレクターという関係。

2011年02月12日 | Weblog

「週末はギャラリーめぐり」山本冬彦著より。

山本さんが初めて絵画を購入したのは、30年以上前に会社員だった29歳の時だったと振り返る。その後無名な若い作家の作品を中心にコレクションをしてきたと語るが、後に有名作家や美大の教授になった人もいるようだ。

自身も年齢を重ね、作家も同じだけ成長し、実力を伸ばして活躍する様子を確認できるのは、なんと素晴らしいことだろう。中には消えてゆく作家もいるとはいうが。

作家の成長を眺め、交流を楽しむということから、まったく別のことを思い出した。それは私がかつて何度か訪れた甲子園の高校野球や神宮での大学野球のことだった。

当時、球場で生で見ていた選手が、その後ドラフトにかかりプロに入団して一軍で活躍する姿は特にファンでなくてもいいものだった。やがて、彼らも現役を引退し、コーチ、監督などの指導者や解説者になっていく。

こんなこともまた同時代を生きていると感じさせてくれる。そこでもまた狭き門だ。美術界にしろ野球界にしろ第一線で生き延びる厳しさは同様だと感じた次第。(タイトルのフレーズとはややずれてしまったかも。)