ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

景気が悪いのと笑いはとても仲がよくて、・・・

2009年01月07日 | Weblog
「朝日新聞」2009.1.1より。

“私の視点”というコラムの中で、落語家の桂文珍さんが言っていたこと。過去を振り返れば、1930年代の大恐慌の時にはエンタツ・アチャコが売れていたという。(とはいってもほとんどの人にはピンとこないだろうが。私はぜいぜいその2人の漫才師の名前を知っている程度だが。)

またバブルが崩壊した頃には漫才ブームだった。そして、景気が冷え込んだ現在でもテレビの中ではお笑い番組が花盛りだ。連日数多くのお笑いタレントたちがあらゆる番組に出演している。とはいっても、実際にそこでネタを披露しているわけでもない。司会やバラエティ番組に顔を出しているだけのこともある。

文珍氏は、どんな状況の中でも笑っていたいというのが根源的な人間の本質だと語っている。その例として自身の体験を述べていた。それは阪神淡路大震災の時に、氏の家はつぶれて家の前で写真を奥さんと撮っていたが、あとで見るとどれも笑っていたという。

笑う門には福来たるを実践したかのようだ。だからこそ氏は「人間のユーモアのセンスを生かして見方を変えていけば、壁を乗り越えていけるヒントが得られるのではないか」とも述べている。笑いは時には力を与えるものだから、そのパワーをうまく利用できればいいが。

つまり頭の柔軟性を養っておけば、意外なところからヒントが見えてくるかも。(それを期待したいもの)景気が悪い時に限って笑いがブームとなるか。せめて一時だけは厳しい現実を忘れたいと思っているのだろうかなぁ~(自分も含めて)