ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

百年後だって、人間はきっと変わらない。

2009年01月03日 | Weblog
「朝日新聞」2009.1.1付けより。

上記は新潮文庫のヘッドコピーだった。たまたま前日の「100」つながりで、興味深いデータが掲載されている広告があった。それは太宰治と松本清張が今年で生誕100年だからだった。以下ごく一部だけ抜粋してみよう。

両者は1909年(明治42年)生まれだったのだ。そこに着目して二人の年代ごとの発表作品や年齢が記載されている。太宰治は6月19日青森県に生まれ、松本清張は12月21日福岡県に生まれていた。

太宰は19歳の時(1928年)に同人誌「細胞文芸」を創刊している。そして、「人間失格」が完成した1948年(昭和23年)に39歳で入水自殺していた。一方、清張が作家としてデビューしたのはその2年後の41歳の時(1950年、昭和25年)だった。そして1992年(平成4年)死去(82歳)となっていた。

さらに新潮文庫のこの二人の作家のデータは続いている。太宰治、全17点の累計発行部数2040万部。松本清張36点の累計4327万部だった。それにしても、1社の文庫本だけでも恐ろしい発行部数!

作風もまったく異なる二人の作家をこんなふうに、「生誕100年」というキーワードでつなげてみると実に興味深いものだな。どちらも人間の本質を鋭く見つめて描き出しているという点では同じかも。

だから100年後も読まれるのといえるのだろう。いくら技術が進歩しても人の気持ちや感情は変わりませんね。また数百年前の古典文学も今でも読めますしねし・・・