我が家のツツジが花盛りである。以前、剪定の時期を誤って花芽を摘んでしまうという失敗があったのでしっかり花を咲かせてくれるとホッとする。
漢字で書くと「躑躅」二文字合わせて42画だが、32画~64画の「画数が夥しい漢字121」(大修館書店)をなぞり書きしている今では、難しく感じない。
円満字二郎さんの「漢字の植物苑」によれば、「躑躅」の音読みは「てきちょく」で、ツツジ以外に「ある場所から動けなくなるようすを表す」意味がある。5~6世紀の中国の学者の本の中に、『羊躑躅』という植物について『羊がその葉を食べると「躑躅」して死んでしまう』という記述があるそうだ。『アセビ』を『馬酔木』と表すのと同じかな。
ただ、すべてのツツジが有毒ではなく、毒性を持っているのはレンゲツツジなので、この「羊躑躅」はレンゲツツジだと考えられる。日本で見るヤマツツジは毒性がなく、中国でも『山躑躅』で文献にあるそうだ。
花の中心が赤味がかっているのは昆虫に蜜の在りかを知らせるサインだということを気象予報士の坂下さんが解説していた。花にとってはいかに虫を寄せつけるかが種を保存していく鍵になるのだろう。

円満字二郎さんの「漢字の植物苑」によれば、「躑躅」の音読みは「てきちょく」で、ツツジ以外に「ある場所から動けなくなるようすを表す」意味がある。5~6世紀の中国の学者の本の中に、『羊躑躅』という植物について『羊がその葉を食べると「躑躅」して死んでしまう』という記述があるそうだ。『アセビ』を『馬酔木』と表すのと同じかな。
ただ、すべてのツツジが有毒ではなく、毒性を持っているのはレンゲツツジなので、この「羊躑躅」はレンゲツツジだと考えられる。日本で見るヤマツツジは毒性がなく、中国でも『山躑躅』で文献にあるそうだ。
花の中心が赤味がかっているのは昆虫に蜜の在りかを知らせるサインだということを気象予報士の坂下さんが解説していた。花にとってはいかに虫を寄せつけるかが種を保存していく鍵になるのだろう。
