素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「春暁」の如き朝を迎える

2022年05月23日 | 日記
 春と秋が短くなったと嘆く人が周りには多い。私も同感だが、特に「春」が短く感じる。唱歌「花」にある♪春のうららの隅田川♪ のように、空が明るく晴れて、日がのどかに照っているさまが少ないように思える。けだるさのある暖かさに♪うつらとろりと見る夢♪という日があまり無いまま夏に突入!という感じ。

 孟浩然の「春暁」、「春眠 暁を覚えず    処処啼鳥を聞く」(春の眠りは心地よく、夜が明けるのも気づかぬほど。 ふと目覚めると、あちらこちらから、小鳥のさえずりが聞こえてくる)とは無縁になって久しかった。

 いつもの月曜日なら息子の出勤のため5時30分ごろからバタバタとするのだが、今朝は息子が有休をとっていたので穏やかな目覚めとなった。ウグイスをはじめ小鳥の鳴き声にカラスと裏の犬の鳴き声がおまけについていたがそれも良しである。

 しかも、昨夜は22時を過ぎた頃に予想もしていなかった雨が降り出し、日付が変わる頃には稲妻と雷鳴が加わり叩きつけるような雨になった。
まさに「夜来風雨の声 花落つること知る多少」(そういえば、ゆうべは雨風の音が激しかった。今朝の庭は、花がどれほど散ったことだろう。)である。

 「春暁」を頭の中で思い出しながら、ゼラニウムやサツキの散った花の掃除に勤しむ。まったりした気分は9時まで。その後はグングン気温が上がり28℃を記録。夏であった。






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