素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

季節はすすむ、ホトトギスの鳴き声が聞こえた

2022年05月27日 | 日記
 夕方から降り始めた雨は夜中にピークを迎え、5時過ぎに新聞を取りに出た時には上がっていた。最良の朝の迎え方だ。起きてサンルームのカーテンを開けるとサツキのオレンジ色が目に飛び込んでくる。今は公園やどの家でもサツキが真っ盛り。以前は剪定に失敗して花付きが悪かったが、近頃はコツを覚え他の場所と見劣りしないようになってきた。
 サツキの花が終わるといよいよアジサイの季節となる。庭のアジサイもつぼみをつけ始めてきたが、一足先に存在感を示している一鉢がある。


 朝食後、昨夜の風雨で落ちた花や葉を掃きあつめていると、ホトトギスの鳴き声が聞こえた。私にとっては今年初めての鳴き声である。
    ほととぎす鳴きつる方を眺むれば
           ただ有明の月ぞ残れる
 と詠んだ後徳大寺左大臣の気分がわかった。

 食性は肉食性で、特にケムシを好んで食べる。という。ボチボチ我が家の葉にケムシ、青虫が目につくようになってきた。声はよく聞くけど姿は見たことがない。食べにきてくれないかな、姿拝見とムシ退治の一石二鳥となるのだが。

 ホトトギスとともにウグイスの鳴き声も、「おいおいのんびりしていると、子育て放棄で有名なホトトギスに托卵されるぞ」と思わずつぶやいた。

 「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」三役そろい踏みで初夏気分。

 
コメント
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