塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 自然を愛でる 欅玉杢造盛器

2018-04-29 05:17:07 | ミュージアム巡り_2020
 次の作品は、佐竹康宏(1952〜2016)さんの「欅玉杢造盛器」
(2016年、欅・刳物、Large bowl、clear lacquer on zelkova)。
 石川県加賀市の木地師の家に生まれた佐竹さんは、地元の山中
塗をベースにされた独特の風貌ある作品を創作されてきた。全て
木地挽きから漆塗りに至まで仕上げられた生活用の器は、素朴な
フォルムで親しみを覚える。
 ケヤキの玉杢とは、樹齢数百年以上の材に見られる模様で、円
が幾重にも描かれた大柄なものと、小さい玉が散らばるものがあ
る。この作品は、欅の地肌が生かされた重厚なお盆で、木本来の
温かみが感じられる。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
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