塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り いにしえの技 肥前国住人伊予掾源宗次

2024-09-30 03:51:25 | ミュージアム巡り_2024
 続いて、研磨の部・鎬造で努力賞二席の「刀・銘:肥前国住人伊予掾源
宗次」(岐阜県・平井隆守)。出品者コメント:華やかな刃文を刃取りで表
現するように研磨した。

 次も同じ研磨の部・鎬造で努力賞三席の「刀・無銘:兼長」(群馬県・細
村正勝)。

 そして、研磨の部・鎬造で努力賞四席の「刀・銘:肥前国住近江大掾藤
原忠広」(東京都・神山貴恵)。出品者コメント:全くゆるみのない地鉄の
ため、刀の内側から地鉄が沸き上がるイメージで研いだ。

 また、研磨の部・鎬造で努力賞五席の「刀・無銘:伝来国光」(群馬県・
柿沼進一)。出品者コメント:刃中の働き、地の映り等を意識して研磨
した。
JSM(墨田区横綱1-12-9)

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ミュージアム巡り 紙幣の歴史 人物肖像

2024-09-30 03:48:36 | ミュージアム巡り_2024
 次は、1877年2月に得能良介紙幣局長から大隈重信大蔵卿に対して
出された新紙幣の改造についての伺い書。

 この改造では、贋造予防の方法として神功皇后の写真広告を取り入
れること。写真彫刻のない場合は防贋之術が十分でなく偽造の恐れが
あり、改造の意味もなくなってしまい、紙幣の信用も失うとして、写
真彫刻採用を力説している。

 神功皇后(仲哀天皇の皇后、応神天皇の母)を肖像に選んだ理由につ
いて、神功皇后が摂政時に当時の朝鮮半島から金銀が貢納され、これ
が金銀の大切さを知っていた証拠と考える、と述べられている。

 1883年9月から発行された10円紙幣。デザインはキヨッソーネで、
神功皇后の肖像彫刻も行っている。
NAJ(千代田区北の丸公園3-2)

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