カルカッタより愛を込めて・・・。

次のアピア40のライブは9月13日(金)です。また生配信があるので良かったら見てください。

ビリー。

2017-01-21 22:25:53 | Weblog

今朝シアルダーのサウスステーションにジョンと向かっていた時、弱った老人に会った。
服は汚れシラミがたかり、どう見ても歩けそうではなかったが、彼はビリーを欲しがった。
ビリーとは1番安い巻きタバコである。
私はビリーは戻って居なかったがタバコを持っていたので、タバコでも良いかと聞き、タバコとマッチをあげ、サウスステーションに行った。
サウスステーションを回り終え、集中場所に集まると、バーニーも彼に会っていて、彼をプレンダンに運ぼうと言った。
私は少し渋ったと、言うのは、プレンダンの男性病棟はいっぱいで、まだその彼はシリアスな状態でなく、ビリーを欲しがるくらいだったからだ。
渋る私の態度にバーニーは、彼は明日には死んでしまうかもと脅した。
そして2人でもう一度会いに行った。
あげたパン、バナナも彼は食べていなかった。
ただしっかりとタバコは吸い終えていた。
バナナすら食べれないほど弱っていることが分かり、私も運ぶことに決めた。
プレンダンのシスターは彼を受け容れてくれた。
私は数日前に私が運んだ右足腐り骨が見えていた患者を探した。
その患者は2日間何も食べ物が食べれない状態で点滴をシスターがしているところだった。
シスターたちが優しく食べ物を食べるように勧めたが、何も欲しがらなかった。
彼は私のことは覚えていた。
たが始終苦しそうだった。
私は優しく彼の頬、そして額に触れ、祈るばかりだった。

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犬のこと。

2017-01-21 17:35:56 | Weblog

マザーハウスの門の前には右前足の悪い老犬がよくいる。
その老犬の首には大きな傷がある。
この前、その老犬の首の傷に朝の門番のシスターがパウダーの薬を振りかけていた。
それを見て、ニコッとすると、そのシスターもニコッとした。
私はその後、その老犬にこっそりビスケットをあげた。

昨日はハウラーのボランティアのアメリカ人のケンが愛犬の写真を見せたので、私も愛犬アンの写真を見せ、愛犬に会えいお互いを慰め合った。
ケンは柴犬を知っていたので、「おう~、シバ、シバ!」と言っていた。
思わずあんの写真をたくさん見せた。

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マザーからの最後の贈り物。

2017-01-21 16:32:02 | Weblog

昨日の朝はブラザージェフがマンサタラからパークストリートまで自分とジョンジーを迎えに来てくれた。
ミサを終えてから、ブラザージェフは施設を案内してくれた。
ブラザーたちのマザーハウスである施設の歴史も教えてくれた。
そして、マザーから最後の贈り物も見せてくれ、その経緯を話してくれた。
それはマザーが毎日触れていた、小さな額に入ったイエスの肖像画だった。
ブラザージェフは、マザーハウスで午後にマザーから、それをもらった。
その時、マザーはいろんな人と話していた。
ブラザージェフがロスに行くために夜、空港に行くと、チェックインを済ませた後、自分の名前を呼ぶアナウンスが聞こえ、呼ばれた場所に行くと、マザーが亡くなったことを知らされた。
そして、ブラザージェフはロスに行くことを辞め、マザーハウスに向かった。
こうして小さな額に入ったイエスの肖像画が、ブラザーたちに贈られた最後のマザーからの贈り物となった。
私はマザーが自らの死期を知っていたように思えてならない。
毎日触れていた大切な物を大切なブラザーに手渡し、あとを頼むような思いがあったのではないかと思う。
それと最後の最後まで与え続けたのがマザーである。
マザーは生涯現役だった。

ブラザージェフはその日がマザーと会う最後の日になるとは夢にも思わなかった。

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