カルカッタより愛を込めて・・・。

次のアピア40のライブは6月でしたがお休みします。

カレンダー。

2017-01-17 17:33:09 | Weblog

マザーのカレンダーが欲しいと思っていた。

フリーストリートの本屋にはあったが、そこでは買いたくなかった。

パウロ会の本屋に行ってもマザーのカレンダーはなかった。

すると、朝、これから駅に向かおうとしていると、シスターメルシーマリアに呼ばれた。

「日本語のカレンダーがあるから」と。

見ると片柳君の日めくりのマザーのカレンダーだった。

山谷で貰わなかったので、持っているとも言えず貰った。

縁があるのかな、とも思った。

このことを山谷のMCで話すと、きっとみんな笑うだろう。

その訳は書かないことにしておこう。

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微笑むこと。

2017-01-17 17:10:19 | Weblog

今日は病院の周りを回っていたメリーとバーバラが見つけた患者を駅を回る前に私一人でそこからタクシーでプレンダンに運んだ。
患者は男性、右足にビニール袋を被していた。
そのビニール袋から激しい悪臭が漂っていた。
それでウジ虫がいるのが分かり、彼に聞いてみると、やはりウジ虫がいるとのことだったのでプレンダンに運ぶことにした。
タクシーのなかで彼と話していると、彼はなんとプレンダンを知っていて、3年居たと話した。
プレンダンに着き、ワーカーから話を聞くと、彼はなんと5回目のプレンダンだと言うことだった。
その度、彼は逃げ出していたのだった。
いま男性病棟の責任者はドイツ人のシスターで1996年から1997年にボランティアをしていて、以前から知っていた。
院長は以前シアルダーのディスペンサーで一緒に働いたことがあるシアルダーベルシーマリアだった。
ベルシーマリアがみんなのいる前で何度も逃げ出した彼を責めるようにいろいろと質問していたので、私は言った「あなたの子供が帰って来たんです」と。
それは放蕩息子の一節であることをベルシーマリアも分かり、笑っていた。
彼の傷は大きく、やはりウジ虫も見えた。
ケニア人のシスターが良く彼のことを知っていて、彼はプレンダンから病院に入院し、そこから逃げ出し、その時の服装そのままだとのことだった。
だが、その服装はボロボロだった。
どんな風にして今まで生きて来たのか、どんなに空腹な時をおくったのか、想像は付かない、まさしく、放蕩息子であろう。
放蕩息子が家に帰れた手伝いが出来て、私の心は晴れやかだった。

プレンダンからシアルダーのディスペンサーに戻ると、まだ駅を回っているようで、ワーカーと2人のシスターの他、誰も居なかった。
チャイを飲み、ビスケットを食べ、待っていると、すぐにみんなが集まった。

私はみんなに昨日シュシュババンで元気で働くドクターのドイツ人のシスターアンドレアを見たと言うと、なんとシスターアンドレアがモニカハウスに昨夜テレサに会いに来たと言うことだった。
テレサはイタリア語しか話せないので通訳の出来るシスターと一緒に来たとのことだった。
シスターアンドレアはウエスタンの1番最初のシスターでマザーに言われ、シアルダーにある医大に入り、医師となったナンバー80番代のシスターである。
実は日本に来たこともある。
シスターアンドレアもテレサも、もう老年であるが、まだまだハードワーカーである。
そのことが嬉しい、まるでマザーのように思えるからである。

それからディスペンサーには12,3歳の男の子が来て、腫れた手を見ると骨が見えていた。
すべてが私の想像を超えた現実が目の前に現れる。
私はそこで微笑むことを決して忘れてはならないと願った。

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お礼。

2017-01-17 16:22:41 | Weblog

部屋に帰って見ると、ドアのカギの所にビニール袋があった。
なかを見ると、バナナが見えた。
誰か見舞いに来てくれたのか、と思ったが、私は病気でもない。
バナナの下に何かがあった、それを見て気が付いた。
隣の部屋に居た中国人の女性がくれたんだと。
バナナの下にあったのは、キャットフードだった。
このホテルマリアには2匹の猫がいて、彼女が可愛がっていた。
ちょっと前のことだが、彼女がキャットフードをあげているところを見て、私が微笑むと、彼女も微笑み返してきた。
たぶん、残ったキャットフードを猫たちにあげて欲しい、そしてバナナはそのお礼と言うことが分かると、私は愛らしい彼女の姿を思い出し微笑んだ。

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