カルカッタより愛を込めて・・・。

次のアピア40のライブは9月13日(金)です。また生配信があるので良かったら見てください。

最初のオリエンテーション。

2017-01-11 18:08:49 | Weblog

今、オリエンテーションに行って来たが日本人が居なかったでアドレーションの前に一度帰って来た。
シスターマーガレットに遅れてくる人も居るかも知れないから4、は時まで待っていて欲しいと言われ、3時から始まるオリエンテーションなので1時間ちょっと待って帰って来た。
今年は韓国人、日本人がほんとうにネットでの情報により少ないとマーガレットは言っていた。
私が居なかった間の日本人用のオリエンテーションの資料を一通り目を通しもした。
私のゴッドファーザーのジムも知人のオリエンテーションのために来ていたのでゆっくりと話すことが出来て良かった。
ローマで行われたマザーの列聖式にジムは行ったなので、その時の話しも聞いた。
ジムはパパ様にキスをしてもらったと自慢していた。
式ではシスタークリスティーの後に続いて歩いていたと言っていた。
何でもユーチューブで見れるらしい、それも嬉しそうに言っていた。
それからマリオのことを聞いた。
マリオとは2度シアルダーで働いたが、私が居なかった2年前、マリオは駅の仕事を外された、その理由をジムから教えてもらった。
バーニーが居なくなった後、マリオはキングになり、毎日のように新しいボランティアを駅に連れて来たらしい、それも注意しても辞めなかったので辞めてもらったらしい。
それは当たり前のことである、私もそれは許さないだろう。
駅に新しいボランティアが来ても何も出来ないし、ましてや、仕事が上手く回るはずがないからである。
ただマリオが誰かに自慢したいと思った気持ちは私のなかにもあるだろう。
私も気を付けなくてはならないとジムの話しを聞いて思った。

ジョンとメリーもシュシュババンに来ていた。
彼らは駅の子供にあげる子供用の服をシュシュババンに貰いに来ていた。
そしてジョンは私がプレンダンに運ぶことを決めた患者が亡くなったことを教えてくれた。
一瞬全身に重りを載せられたように身体が感じたが、温かなベッドの上で亡くなったことは、プラットホームの冷たいベンチで亡くなるより、良かったのではないか、と私自身を慰めるようにジョンに言うと頷いた。
今夜のアドレーションは命と死を見詰めながら彼のために祈ろうと思う。


愛の在り方。

2017-01-11 13:57:23 | Weblog

駅のすべての仕事を書くことは時間的にも難しいが、可能な限り忘れたくないことは書き残したいと思っている。
私は必ず日々のこと、今日のことを忘れるからである。

今日病院では遺体があった。
その傍に立ち尽くす男性と女性がいた。
私とバーニーが近づき、その男性に遺体の顔を見ても良いかと尋ねると、男性は覆いかぶしてあったシーツを上げてくれた。
遺体はとても冷たかった、どうしてもそう感じてしまう。
人間の身体と言うものが温かいものであると言う意識と、私の体温がそう思わせるのか、動かなくなり、硬いものとなったから、そう思うのか、分からないが氷のように冷たく感じた。
私たちが祈り始めると女性は声をあげて泣き始めた。
バーニーはそっと彼女の肩に手を置いた。
隣のベッドには老いた父親の横で息子が添い寝するような形でずっと父親の手をさすっていた。
愛の形、絆の強さに胸が熱くなり、目が潤んだ。
どれほど愛しているのだろうか、どれほど苦しむを分かち合っているのだろうか、駅に向かうまで、ずっとそのことが私の渇きの底を巡っていた。