海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海の夏が終わるとちょっと寂しい事もある

2015-09-21 | 写真日記

 

知り合いの店のドライバー

上海の夏は大嫌いだが、夏が終わると寂しい事もある。それは、夏の上海風オヤジファッションを見る事が出来なくなるからだ。上海の夏は湿度も気温も高くすべての生き物にとっては最悪な時期。なので、街に溢れるオヤジファッションは中国独特とも言える。人目なんて気にしない彼らの暑さ対策ファッションは、私にとっては一瞬暑さを忘れさせてくれる清涼飲料水のようなものなのだ。

買った時は純白だったが今は少し黄ばんだランニングシャツを胸までまくり上げた出っ腹のオヤジや、トランクスのパンツ一枚で外に寝ているオヤジなんて、陸に打ち上げられたタコのように横玉がニーハオ状態だったり。

 

 

彼は典型的な上海風クールビズオヤジ。海南島(中国のハワイ)で買って来たような上下と、黒の革靴と紺色の靴下のコントラストが眩しい。また、このファッションに欠かせない小物アイテムとして、緑茶が入ったネスカフェの瓶と煙草がまさしく中華風。ヘアスタイルはこれ以上手を入れない方が良いが、横風には注意した方が良い。

 

犬のかり上げ中華風(夏季限定)

 暑い夏の上海では、犬だって中華風に衣替え。何度か孔乙己酒家でこの犬に会っているのだが、犬の名前を知らないので「モップ」と勝手に命名した覚えがある。私がカメラを向けると彼は背を向けたので、どうも嫌がっているみたい。その気持ち私には痛いほどよくわかる。

という事で、秋たけなわの上海から少しだけ懐かしい夏の上海風物詩をお伝えしました。

そんじゃーね

 

コメント (2)
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