GFX50S+Pancolar 50mm f2 開放で撮影 65x24
GFX50S+Pancolar 50mm f2 f4で撮影 65x24
GFX50S+Pancolar 50mm f2 f2.8半で撮影 1x1
上海は久しぶりに雨ではなく曇り空の一日だったので、アシスタントに新華路まで来てもらい行きつけのM2Fカフェで打ち合わせ。トップのパノラマ画像は、GFX50Sにパンカラー50mm f2(1965年製)を付けてのテスト画像。このレンズを、GFX50Sのパノラマサイズ(65x24)で使って開放で撮影した時に、長辺の左右の画像が流れる訳でもなく滲むように崩れるのがとても良い。
二番目の画像は、絞りf4で外の白いベンツにピントを合わせ、カフェの自分の席から外を適当に撮影した。ピントが合った部分はとてもシャープで、二絞り絞った分だけハイライトの滲みがない。
三番目の画像は、自分の席から黒澤明の自伝(中国語訳)を読んでいるアシスタントを撮影したのだが、ISOは1250。それをカメラ内RAW現像しアクロス+グレインエフェクト(フィルム粒子弱)したもの。粒子を入れているのでフィルムで撮影したように見える。
私のPancolar 50mm f2は、1965年製造で本家本元の旧東ドイツのイエナ製。このレンズはハイライト部の描写がとても美しく品がある。このレンズは開放でもピントが合った部分はとてもシャープで、画面周辺に向かってなだらかに崩れ落ちるような描写はとても好感が持てる。65x24で撮影した場合、f5.6から長辺の左右も解像度が増しf8で問題ないくらい左右の周辺画像が安定する。
今月中にドイツからPancolar 50mm f1.8が届くので、いずれこのf2のレンズと撮り比べしてみるつもり。
★GFX50S+Pancolar 50mm f2 英語だとPancolorなのだろうが、このレンズ名はPancolarがドイツ語表記で正しい。