海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

消逝的老街1996-2000 Panorama 25 松雪街付近

2016-12-31 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1996年 松雪街

 

豫園からほど近い松雪街を歩いていると路上で英語を勉強している姉妹に遭遇。そして、左端はその子供の母親。この場でしばらくカメラを構えていると、後ろから手を繋いが子供がフレームインしてきたのでチャンス到来。ちょうど一人の子供が振り返ったタイミングに撮れたのはとてもラッキー。これがノブレックスだとタイミングをとるのはとても難しい。ワイドラックスはシャッターを押した瞬間から露光が始まるので瞬間のタイミングはつかみやすい。

☆大陸では小学1年生から英語の勉強が始まる。そして、その子らの英語の発音は日本人より数段お上手。

Widelux F8

 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 24 北破弄

2016-12-30 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1996年 北破弄

 

冬の小春日和に日向ぼっこをしているおばあちゃんは、太陽と共に少しずつ移動する。これは、当時旧城内の路地裏で車を見かける事は稀だったから可能だった。遊び場も含め旧城内の路上は生活空間の一部だと思って間違いない。

Widelux F8

 

 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 23 南王医馬街

2016-12-29 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1996年 南王医馬街

 

子供の遊び場は路上だった前世紀は、車が少なかったから可能だった。1996年当時マクドナルドやケンタッキーは上海にあったが、値段が高いので子供には食べさせるが親は我慢していた時代。

右端は電話屋で、右のオバハンにお金を払い長距離電話をやっていた時代。当時電話を引くのは大変な時代だったので、契約後に電話線を引き電話が使えるようになるまで2年以上もかかったと聞いた。中国で携帯電話サービスが始まったのが1995年で、当時は携帯電話がとても高価だったので持っている人達を普通見る事はなかった。その後に携帯電話の普及が早かったのは携帯を買えばその日から使えるからだ。私が上海で携帯電話を買って使い始めたのが2000年で、エリクソンの小さなGSM携帯が確か3万円くらいだったと記憶している。

 

☆Noblex135U 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 22 トランプ

2016-12-28 | 消逝的老街1996-2000 panorama

前世紀の上海で大人の手軽な娯楽は麻雀と将棋とカードゲームなどで、路上がゲームの場所となっていた。ひとつ不思議だったのが、平日にここで遊んでいる若い人達は何の仕事で食っているのかさっぱり見当がつかない。そして、ゲームに参加してない人達が、他人のゲームを見て楽しんでいるのが私には理解出来なかった。

 

 

1999年 TX-1

 

1996年 Noblex135U

 

画面中央右寄りテーブルの上にブレて写っているのは右端のオヤジの手だ。そして、右端にブレて写っているのも同じオヤジの手。この時、私がシャッターを押した瞬間に右端のオヤジがカードを捨ててクシャミをしたと同時に手を自分の方へ引っ込めたのだ。パノラマカメラのレンズの回転方向と逆に物が動くとこんなブレになり、その逆のレンズの回転方向と同じ向きに物が動くとろくろ首のように手が長くなる。

 

1996年 Noblex135U

 

1999年 TX-1 未発表

 

 こんな場でカメラを向けると怒られる事も多かった。それは、金を賭けている現場を撮られるのがイヤだからだ。大陸では賭け事は一応禁止だからね。

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消逝的老街1996-2000 Panorama 21 場所不明

2016-12-27 | 消逝的老街1996-2000 panorama

1996年 場所不明

みかんを売る二人の後ろに私も座り込んで約30分ほど撮影。途中、みかんを一個もらったが手が汚れるので食べる訳にもいかずポケットにしまい込む。アングルを決めじっとシャッターチャンスを待つのは結構楽しい。この画像はローアングル専用として三脚にセットしてあるワイドラックスF8で撮影。このワイドラックスの焦点距離は26mmとノブレックスより3mmもワイドなので歪みが出やすく使いにくいのだが、レンズが撮影画角しか回転しないのでノブレックスよりタイミングが取りやすい。

 

☆Widelux F8

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