海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

久しぶりに孔乙己酒家で

2014-07-31 | 写真日記

元の組織のスタッフ達と

数日前に元組織のスタッフ達3人と文廟横の「孔乙己酒家」で一杯。久しぶりに行ったのだが、相変わらず満員状態で料理も旨かったし久しぶりに飲む生紹興酒は体に染入るほど旨かった。

中国では飯を食った後の勘定は、日本のように割り勘にするというのは皆無だ。たまにテーブルで、一人いくらと言いながら金を集めている奴らは間違い無く日本人だと思ってよい。

という事で、この日の私はゴチになる。何で歳上の私が払ってやらないのだと思う人もいるだろうが、これでいいのです。彼らは誘った方でもありメンツがあるので、ここは彼らを立てる意味でも気持ちよくおごられた方がよいのだ。次回は私が誘い日本料理屋で一杯やる約束をして早めにお開き。

 

 

文廟の前には相変わらず露店があり、雑種の猫一匹20元(約320円)

 

4000元(約66000円)の電動バイク

 

このところ急激に暑くなった上海だが、朝と夜は風もあり比較的涼しいので過ごしやすい。もしかしたら、今年は40度越えはないかも知れないな。

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すべての事にモラルが欠如している中国

2014-07-28 | 写真日記

 

このところ「上海福喜食品」の食肉問題がニュースを賑わせているが、こちらに長く住んでいる自分にとってはあまり驚く事ではない。過去のメラミン入りミルクの問題や他の食肉や下水油や使用禁止薬品添加食品なども含め、食品以外でもありとあらゆる物に対してモラルが欠如しているのが普通の中国だからだ。

食品以外の例は交通ルールや著作権侵害や横流し商品など書き切れないほどありとあらゆる物ある。私は肉や野菜などの食材は、日本人資本の店で買う場合がほとんどなので一応は信頼はしている。でも仕入れ先まで調べてはいないのだが…。絶対に偽物がない物を一つ言えと言われれば、一番に思い浮かぶのがデジカメくらいかな。

中国で仕事をする場合、相手が白か黒かを見分ける能力も必要なので、白なのか黒なのか見分けがつかない相手をすぐに信用してしまう日本人は餌食になりやすい。あまりにも当たり前の事だが、詐欺師がその場で詐欺師に見えたらプロの詐欺師としては失格だと再認識するべき。

また、中国では老板(社長)は真面目でも、その女房や親戚が口うるさくて意地汚い場合は、ビジネス上で飛んでも無い方向に向かう事がすごく多い。つまり、女房や親戚は旦那のキンタマを後ろから常に握っていると思えばわかりやすい。私の友人の上海人曰く、中国で小金を持っている老板達(経営者の社長)は、当たり前のように愛人を囲っていて、機関銃のように口煩い女房から逃避する環境を持っている人がすごく多い。(その気持私は良くわかる)

モラルの問題に戻るが、中国が日本や欧米先進国に肩を並べるには早くても100年以上かかると思うし、もしかしたら永遠に肩を並べる事が出来ないかも知れない。それは、過去の中国の歴史を検証すれば、紆余曲折がこの国のスタンダードだからだ。

多くの日本人は日中のマスコミの報道を見て、中国は「けしからん」と言っているだけでは何の問題解決にならない。中国はそんな国だという事を深く理解した上で、その問題に対してどう対処するかを考える方が大人だと私は思う。一番手っ取り早いのは、今後は他国から日本向けに輸出する食品は、中国以外の国を開拓しつつ、その国の産業を育てる意味も含めた投資をする方が日本の未来の為だと思う。決して中国を全否定している訳ではないが、モラル向上が見込めない中国の壁はあまりにも高過ぎる。

中国の法律は、人民を管理する為の法であり人民を守る為の法ではない。なので、人民はいかに法の網を逃れるかが生きるテーマとしてDNAに刻まれていると思えばほとんどの事例に納得がいく。そして、忘れては行けない事、彼らは「目先の銭が命」という事。中国の国の広さや人口も含めすべての事に舵きりは難しい。

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自宅の窓から見えるアパート

2014-07-24 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

CanonFL 55mm f1.2 補正レンズ付き

 

朝早起きして上海郊外のとある工場で打ち合わせに向かう。上海は夏真っ盛りなのだが、例年より幾分涼しいのでまだ40度近くにはならず、風も適当にあるので幾分マシ。

電車とタクシーを乗り継ぎ約一時間かけて工場にたどり着き、社長とCADオペレーターを含め4人で打ち合わせ。その後、工場内を見学すると、ここでは言えない発見が沢山。工場内の一画にエアコンが設置されている場所では、CNCがフル稼働。その場で削りたてのカメラ用パーツを見せてもらう。私たちが作る物は手のひらに乗るサイズなので、おそらくこの会社で作る物の中では一番小さい物になりそう。老板も誠実な人で行動が早いので一安心。

今上海では肉の品質管理が問題になっているが、食品に限らずほとんどすべての物に関しての品質管理がぬるいのが中国。数ヶ月前にネットで見つけた広東省の工場に、3D用電動回転台をサンプルとして一台発注したのだが、届いた物は回転が途中で停まり空回りする粗悪品だった。その粗悪品の動画も送り返品依頼をしたのだが、工場出荷時には問題無かったと言い張り結局泣き寝入りに。 一度支払った金は絶対に戻らないと思った方がよい。

最近はネットで発注も出来る便利な世の中になったが、相手の会社とそこの経営者を見抜けないとドツボに落ちる可能性がとても高いのが中国の製造業。もちろんまともな会社も当然あるのだが、製品の最初のロットと後半のロットに違いがある事も多く、後半のロットが良くなったという話はほとんど聞いた事が無い。昔のフィルムカメラを例にとると、最初の頃は一生懸命作るのだが、その後どんどんと手抜きが始まり、後半の製品は中身の品質が落ちた製品になるそうだ。なので、中国製の同じ機種のカメラでもシリアルナンバーの初期の物の方が値段が高いのはその理由。

品質管理をまともにやれば、ブランドとして「信頼」という一番大事なものを勝ち取れてビジネスも広がると思うのだが、まだやっぱり目先の利益に走る人達が多過ぎる。これでは中国から有名ブランドが育たないし、永遠に製品は二流と言われても仕方がない。

 

 

 

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OpenVPNは、モバイル用にとても便利で快適

2014-07-18 | 写真日記

 

私が今住んでいる中国でネット接続するには、VPNが無くては仕事にならない。今月初旬にLINEが中国で繋がらないと日本のニュースで見たのだが、私の中国の携帯「紅米」で使っているLINEは、問題なく接続出来ていたのでちょっと不思議。(ただ私はLINEはほとんど使って無くて、We Chatをメインに使用)

一昨日前までipad miniでのVPN接続は、PPTPとL2TP接続を使っていたのだが、新しいOpenVPN方式を使ってみた。結果これが結構快適に使えるので常用する事に。iOSには「Open Connect」Androidにも同様に専用アプリがあるので、それをダウンロードしてから簡単な設定で可能。このOpenVPNが使えるVPN接続会社がどのくらいあるのか知らないが、私が中国で使っている会社は良之助VPN。ここは最低一ヶ月が最低単位なので、これから夏休みで海外に出る人には、週単位で契約できる会社でOpenVPNが使える会社を探すとよいかも。

それと、実験サービスのVPN Gateもある。

 

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日本の地方での宿は、アソコが良い

2014-07-17 | 写真日記

日本の田舎で 

昨日の続き

日本へ帰国時にLCCで地方空港を利用する機会が増えたのだが、この時に大事な事が一つある。それは、LCCは荷物の持ち込み制限があるので如何に荷物を軽くするかがテーマの一つ。例えば春秋航空の場合、機内持ち込み荷物と預け入れ荷物二つ合わせて15kgの制限があり、それ以上は1kg毎に料金を払わなければならないのだが、これが結構バカにならない。なので、ハードタイプのスーツケースは自重が約5kgもあるので使うのをやめて、キャスター付きのソフトタイプ(約2.5kg)を今は使用している。これだと、手荷物で持ち込むカメラ機材も含め約13kgで納まる。そして、地方空港に降りたら最低限必要な物以外は、空港かコンビニから東京へ宅急便で送り身軽にする。

次に宿だが、寅さんが泊まるような宿はすでに消滅しているので、個室カプセル(従来のワンランク上)という便利な宿がありとても重宝している。安いビジネスホテルとの大きな違いは、サウナやデカイ風呂や食事も含め使い放題というのがその理由。

例えば博多だと、ホテルキャビナス福岡の個室カプセルがお勧め。ここは、博多駅から歩いて1分で露天風呂まであるので超快適。数年前までは、サウナ付きのカプセルホテルなんてオヤジ(私もオヤジだが)の溜まり場だと思っていたが、今では随分と進化していたのに気づいたのは昨年の話。

そして、夜は自分の嗅覚を頼りに地元の小さな暖簾のある店を探し当て、カウンター席で地元の魚をつまみに一杯やる。これ、上海では味わえない新鮮な魚に飢えている私にとっては最高の贅沢なのだ。

☆このサウナとデカイ風呂やマッサージや食事が一つの施設内で利用出来る個室カプセルホテルは、今後増えるかも知れないね。特にプライベートの旅行で日本に来た外国人には受けるかも。ただ、カプセル内でエロ動画無料は、やめた方がいいなぁ。

Canon FD50mm f1.4  

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