今年の3月に春秋航空で上海と高松を往復したのだが、ほとんど問題なかったので、今回は上海と茨城を往復してみた。春秋航空の運賃の安さやサービスに対しては、よく頑張っていると思うのでほとんど何も言う事はない。
ただ、茨城空港は国外からの客をもてなすという感覚が大きく欠如している。まず、税関員のレベルの低さに唖然。特に中国人に対しての対応は、私以外の他の日本人も同情するほどしつこく長いので長蛇の列。そして、空港の外に出て驚いた。何と祭りの出店のような屋台が並んでいるのだ。売っている物といえば、地元で取れた野菜や祭りの屋台で売っているのと同じような物。中国人が焼きそばを買って食べていたが、麺がほぐれないくらい時間が経過しているとすぐに分かるもの。これならコンビニで買った物の方がレベルが高い。自分も試しにフランクソーセージのような物を買ってみたが400円の価値無し。しかも座れる場所もないので立ち食い状態。先月は、同じ春秋空港で高松に降りたのだが、高松空港の方がすべての面で数段センスがよくレベルが高い。国際空港は、海外からの客の玄関口である事を考えると、ちょっと休憩する場所もないこの空港は他の国内の空港の中でも最悪。また、東京行きのバス会社の対応もお粗末としか言いようが無い。雨対策の無い(屋根なし)東京駅行きのバス停はありえない。
今後、羽田も成田も含め他都市にLCC対応空港が増えてくるとなると、この中途半端な茨城空港の存在価値が危ぶまれるのは間違いない。春秋航空の努力は応援したいが、今のままの魅力のない茨城空港では他空港に即客を奪われるだろうな。一言で言えば、前世紀の高速道路にあったセンスのないサービスエリアに近いので、官の匂いがプンプンする。
写真は、茨城空港(百里基地)の外にあるなつかしいF4EJファントム戦闘機。
Canon FD50mm f1.4