海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海から浙江省の工場へ

2022-12-31 | 写真日記

寧波大橋の展望台

 

途中のパーキングエリアは閑散

 

途中で見たトラックのタイヤはすでにタイヤではない

 

夜の上海市内は閑散

 

人が歩いてない上海市内

 

数日前に浙江省の工場へ車で向かった。浙江省は一日に100万人の新型コロナウイルス感染者がいると言われていたのが1週間ほど前なので、現在はそれ以上に感染者がいると言われている省だ。この日は大気汚染指数も高くガスが発生していたので最悪の日だった。工場のある街はほとんどの店が閉店していて、歩く人もまばらで自主ロックダウン状態。向かった工場も従業員の感染者が多く1/4しか出勤出来ないとの事。上海に到着した後、日系の呑み屋が多い地域へ向かったが、街は閑散としていて歩く人が激減状態で、とても年末の上海とは思えない。日本の年末のニュースを見て羨ましいと言った上海人がいたが、その気持ちよくわかる。

私の上海の友人のほとんど全員が新型コロナウイルス感染者になったが、完治したという人も徐々に増えてきた。今のところ重症者はゼロで、味覚障害が一人。この状況だと意外と早く抗体を獲得し早く終息するかもね。

☆来年は、おそらく新型コロナウイルスも落ち着き、きっと通常の生活に戻れると思うので、みなさん良い年をお迎えください。

 

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マスクのない生活

2022-12-29 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

孔乙己酒家本店で

 

 

 

過去の画像から

マスク無しで普通に外出できる日は、来年の春くらいかなと思っている。"あんな事があったよねぇ"と言える日は近い。過去撮影した画像を見ていると、当たり前の事だが誰もマスクなんてしてないので奇異に感じるのは、マスク生活3年という期間が長過ぎたからだろうな。

画像は、ずいぶん前の年末に孔乙己酒家本店に招待された時の画像。こちらでは、年に数回は親族一同が集まり食事をする習慣が今もある。でも、今年の上海はどうなんだろうね。

☆昨日は完成した製品をチェックする為に、とんぼ返りで浙江省の工場へ。数日前に1日に100万人が感染していると発表があった省なので、ちょっと緊張。

☆Canon FD 50mm f1.4+補正レンズアダプター付き

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新世界之声

2022-12-27 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

南京路で

外出してないので過去の画像から

上海ロックダウン前は青空ダンス族が公園に集まっていたが、ここ数ヶ月はまったく見ない。そりゃそうだろう、外出さえ控えている人が多い今の上海は、人の声も聞こえてこないので静粛という言葉がぴったり。一昨日、私の今のアシスタントも感染したので、私の古くからの知り合いは全員が感染した事になる。PCR検査の義務が無くなったとたんに感染が拡大した理由がわからないが、この感染スピードは異常だ。すでに感染者をカウントしないという方針に変わったので、本当の感染者数はまったく分からなくなったが、このままだとほとんどの国民が感染してもおかしくないほど広まっている。でも、裏をかえせば抗体を獲得するスピードも早いという事になる。来年の1月8日から、出国地で48時間以内の陰性証明があれば中国到着時の隔離が撤廃されるそうだ。これで、おそらくコロナ前の通常運行に戻るだろうな。

☆日本の仕事関係者と会話したが、こちらの今の現状を知らないので、伝えるのが大変。まぁ、話しても半分理解してもらえば十分。ずいぶん前の話だが、こちらの駐在員と日本の本社との狭間でノイローゼになった人がいたがなぁ。特に現場を知らない本社の人事部長や総務は最悪だという愚痴を聞いた事を思い出す。

☆Canon FD 50mm f1.4 補正レンズ付きアダプター使用 開放で撮影

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橋の上で青春の1ページを 上海2008年

2022-12-25 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

 

 

橋の上で青春の1ページを偶然に撮れた

 

過去の画像からパラパラ漫画画像

橋の上でチャンスを待っていると、ストーリーが生まれる事がある。今ではタイムプラスと言うらしいが、私の世代だとスチールアニメと言われていて、上海で車の撮影と日本のバブル時期に車のCMと映画の撮影で数本この手法を使った事がある。いま思えば、映画以外は全部が車のCM撮影で使った手法だ。これを、もっとわかりやすく言うと、パラパラ漫画のようなもの。この手法をTVCMと映画に取り入れた最初の監督は、今年の春に旅立ってしまった。

この橋の上を大型車両が通ると重い三脚を使っても必ずブレが発生するので、けっこう面倒な撮影。これは、上海の旧市街でも同じで、大型車両や道路の下を地下鉄が通ると同じように地面が揺れブレが発生する。これは、上海が水郷の街で沼地だったからだ。今の道路の一部は、水路を埋め立てて出来ている路も多く、路の名前にその名残が残っている場所もある。外灘の古い建物を見ると地盤沈下している建物もあり、歩道から数段階段を降りて建物の入口に辿り着く建物もある。

☆今回の画像は、TVドラマのタイトルバックの撮影で何度か同じ場所に通って撮影したが、演出無しでこんな画像が撮れるとは思って無かったので、ホント想定外。

☆私の上海での知り合いの90%が新型コロナに感染中で、感染してないのは日本でワクチン接種した後に日本で感染した上海人と私と外出してない人のみ。今の上海は、街を歩く人や車も少なく人の声も聞こえて来ないほど閑散としている。私が2020年に隔離から開放された時に近い状況に似ていて、上海市民は感染を相当恐れているようだ。健康QRコードの提示義務とPCR検査が無くなり行動が自由になったとたんにこんな事になるのは、まったくの想定外。

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浦東の高層ビルで

2022-12-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

 

 

 

 

 

浦東から浦西を

 

過去の画像から 10数年以上前に撮影した画像を再現像。

確か上海が世界一高層ビルが多い都市になったと言われていた頃に撮影。ここ何年も浦東のビル街付近に行ってないので、今行くと住んでいる私自身がびっくりするかも知れないな。でも、浦東のビル街に行く理由が無いのでずっとご無沙汰状態。最近は大気の汚染指数が相当下がったので、ガスの多い上海の街を撮るには一苦労するほど空気の透明度が高い。美しい夕焼けが上海で見えるようになったのは、ここ数年前からの事。

この頃は、Canonのデジカメを使っていた時期で、レンズはすべてCanon FDレンズに補正レンズアダプターを使っていた。つまり、古いレンズの性能をさらに落として使っていた時期で、絞りは開放と絞っても一絞りほどしか絞ってない。

☆日本人のパスポート保有率が19%という数字に驚愕。世界にビザ無しで行ける自由があるのに行かない日本国民は、他国から見ると異常。今はコロナ禍だが、通常はLCCを利用すれば国内旅行より安く行ける場合もある。こちらでは、出身地が大都市圏以外の人達はパスポートを取得し、さらにビザを取得し海外へ行くのはとても難しい。帰国後は、次にパスポートを使うまで出生地に預けなければならない地域もある。本やネットでの知識なんて、ほとんど役に立たない。まずは、自分の目で見て経験し自分の知識見識を更新しないと、未来が読めないし見えないと思うけどねぇ。前世紀の話だが、「日本をちゃんと観てないので、まずは日本を観てから」という先輩がいたが、それ以降は会ってないし会いたくなくなった記憶が蘇った。

コメント (2)
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