上海のMacの前ではSh50Pro-Sを定常光として使用
ライティング機材のソフトボック(中国語では柔光箱)は、簡単にソフトな光源が使えるのでとても便利な機材だが、あれは光源の芯を外せない。それよりトレベや紗幕を使う方が光をコントロールする幅が広がるので、私はあまり使ってこなかった。ただ、ライティングセットが簡単なので、ロケなどでは頼る事も多かったけどね。この光源の芯をあえて外すというのを知らないプロも多いのは事実で、物撮りを知っている人は理解できると思う。
例えば画像にあるSh50Pro-Sのみを使いカメラ位置を決めてた後に、被写体に向かってLED電球の距離や角度を微妙に変えてみると、少しの違いで光が全く変わる。そして、ライトの位置が決まったら、その光源の前にディフューザーを入れてさらに細かくライトの位置を調整すれば、ほぼ一灯ライティングは完成。後は、レフを入れるなどして微調整。
以前の写真撮影では世界中ストロボがメイン光源だったが、最近はLEDを使う人の方が多くなって来ている。それはミラーレスデジカメを使い、モニターでその光を確認出来るからだ。そして、最近はデジカメの高感度ノイズを劇的に減らせるソフトもあり、デジカメの感度設定をほとんど気にする事なく撮影出来る。この件、ある程度は予想出来た事で将来はさらに進化するだろうな。そうなると、もうデジカメの感度設定なんて無視しても良い時代がすぐそこに来ていると思って良い。
この撮影用LED電球Sh50Pro-SとVは、このままの状態で撮影してもソフトな光を演出してくれるので、様々な撮影に使ってもまったく問題ない一番手軽な撮影用照明機材ともいえる。
☆Sh50Pro-S(光量可変不可)は今後も製造を続ける予定だが、Sh50Pro-V(iPhoneで光量可変可)は、在庫限りで今後は製造しない事が決まった。