海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

光源の芯を外すライティング

2023-10-03 | 039ブランドの撮影用機材

上海のMacの前ではSh50Pro-Sを定常光として使用

 

ライティング機材のソフトボック(中国語では柔光箱)は、簡単にソフトな光源が使えるのでとても便利な機材だが、あれは光源の芯を外せない。それよりトレベや紗幕を使う方が光をコントロールする幅が広がるので、私はあまり使ってこなかった。ただ、ライティングセットが簡単なので、ロケなどでは頼る事も多かったけどね。この光源の芯をあえて外すというのを知らないプロも多いのは事実で、物撮りを知っている人は理解できると思う。

例えば画像にあるSh50Pro-Sのみを使いカメラ位置を決めてた後に、被写体に向かってLED電球の距離や角度を微妙に変えてみると、少しの違いで光が全く変わる。そして、ライトの位置が決まったら、その光源の前にディフューザーを入れてさらに細かくライトの位置を調整すれば、ほぼ一灯ライティングは完成。後は、レフを入れるなどして微調整。

以前の写真撮影では世界中ストロボがメイン光源だったが、最近はLEDを使う人の方が多くなって来ている。それはミラーレスデジカメを使い、モニターでその光を確認出来るからだ。そして、最近はデジカメの高感度ノイズを劇的に減らせるソフトもあり、デジカメの感度設定をほとんど気にする事なく撮影出来る。この件、ある程度は予想出来た事で将来はさらに進化するだろうな。そうなると、もうデジカメの感度設定なんて無視しても良い時代がすぐそこに来ていると思って良い。

この撮影用LED電球Sh50Pro-SとVは、このままの状態で撮影してもソフトな光を演出してくれるので、様々な撮影に使ってもまったく問題ない一番手軽な撮影用照明機材ともいえる。

☆Sh50Pro-S(光量可変不可)は今後も製造を続ける予定だが、Sh50Pro-V(iPhoneで光量可変可)は、在庫限りで今後は製造しない事が決まった。

 

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039ブランドのLED Sh50Pro-bkとSh60Pro-bz

2018-12-23 | 039ブランドの撮影用機材

左がSh50Pro-bk 右がSh60Pro-bz

 

左がSh50Pro-bk 右がSh60Pro-bz

 

長らくお待たせしているバッテリーとAC両方で使える039ブランドのLEDが完成し、荷の上海到着を待って日本に発送予定。年内に日本へ発送するので、日本での販売は1月末を予定。最初に販売するのは50wのタイプで、Sh50Pro-V(電球タイプ)に色温度調整機能が追加。色温度調整は2500kから5500kまで調整が可能で、光量は5%から100%まで調光可能。バッテリーでもACでも使えるのでとても便利。

もう一つのスポットタイプは、パワーを60Wに上げてズームスポット調整が可能なタイプ。このSh60Pro-bzは、今までのLED素子では面積が大きく理想的な配光が得られないので、あえて他社製のLED素子を使用し発光面の直径を小さくした。このズームタイプの販売は、1月に製造予定だがLED素子が外国製なのと春節の影響もあり製造が遅れ販売は3月を目指している。

★私は25日から日本へ。

★★ LEDブランドのSh50Pro-bkは、春節の影響で出荷が遅れてます。来週日本に向けて発送予定なので、販売は2月中旬を予定しております。

★★★2/13更新 LEDブランドのSh50Pro-bkは予約分完売で、近々Panproductで販売予定。

Sh50Pro50-bk Blog →http://panproduct.com/blog/?p=103854

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遅れに遅れたSh50Pro-bkがやっと誕生

2018-07-28 | 039ブランドの撮影用機材

50wLED 色温度変換可能のバッテリータイプ 2500k~5500K  光量は5%まで落ちる

 

何度も完成と言いながら遅れてしまっていた「Sh50Pro-V」タイプの姉妹機となるバッテリーとAC電源両方が使えるSh50Pro-bkがやっと誕生。CRI95で光量調光は5%から100%まで変更可能になったのと、色温度は2500kから5500kまで幅広く調光可能になった。バッテリー取付部の問題やフリッカー問題がやっと解決出来たので来月から生産に入る予定。専用リフレクターなどもE26電球タイプと同じだが、色はボディの色と同じ黒に変更。もちろんバーンドアなども併売するのでロケでも重宝されると思っている。

ロケで困るのが電源の確保なのだが、このLEDライト「Sh50Pro-bk」は、一般に普及しているソニーのビデオ用バッテリー2個で働いてくれる。NP-Fタイプのバッテリーは海外でも気軽に買えるので、海外ロケでも困る事はない。現場の環境光を生かしながら足りない部分をこのLEDで補う撮影方法など、工夫すれば相当カメラマンは助かると思うよ。ストロボと違い自分の目やモニターを見ながら細かくライティング出来るので、これからのデジタルカメラでの撮影にはぴったり。もちろん、小型ストロボと併用すればかなり広範囲な撮影が可能。

私のブランド「039」は、軽く小さくコンパクトにが信条で、これからのデジタルカメラでの撮影が楽になる商品開発を目指しているのだ。

8月から生産予定なので、店頭やAmazonに並ぶのは9月末頃か10月初旬予定。

 

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039ブランドのLEDライトSh50Pro-bkなど3機種が6/5にphotonextでデビュー

2018-06-01 | 039ブランドの撮影用機材

手前がSh50Pro-bkで奥がSh50Pro-bz 両方とも色温度調光可能

 

バッテリーは、SONYのビデオ用バッテリー2個で駆動

 

バッテリーでもACでも使える

 

Sh50Pro-bzは、ズームスポット専用機


Sh50Pro-bk+銀リフレクターを壁にダイレクトに当てた影  LEDにしては結構イケてる

 

色に厳しい業界から好評をいただいている039ブランドのLED電球Sh50Proシリーズの更に上を目指した、ロケにも最適なSh50Pro-bkとSh50Pro-bzがやっと誕生した。開発途中に問題が山積みで様々な仕様変更があり、やっと昨日私の手元に届いた。今までのSh50Pro-VとSh50Pro-Sとの大きな違いは、市場にもっとも出回っているSONYのビデオ用バッテリーNP-Fが使えて、更にAC電源でも使える事。それと、色温度が2500-6000ケルビンまで調光できる。当然だが、光量調節も5%から100%まで調光可能。現在販売中のSh50Pro-Vなどと同じくヘッドが交換出来て、4種類のリフレクターが選べバーンドアも付けられる。もう一つのSh50Pro-bzはズームヘッド専用機種で、ヘッドにレンズが内蔵されているので、ヘリコイドを回転させる事で無断階にスポット効果が得られる。両機種共にCRI95以上を達成。

それと、LED本体から50cm離れるとファン音が聞こえない静音タイプは、明るさは100Wの「Sh1000k」だ。これも039ブランドで同時デビュー予定。お披露目は、6月5日から6月6日まで横浜で開催されるフォトネクストで実機を見る事ができるよ。すべての新しいバッテリータイプは、受注生産なので販売開始は8月を予定。

★本日の午後便で急遽東京に一時帰国し数日後に上海へ

★★★2019年 2/13更新 LEDブランドのSh50Pro-bkは予約分完売で、近々Panproduct販売中。

Sh50Pro50-bk Blog →http://panproduct.com/blog/?p=103854

 

 

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039ブランドの機材は軽く小さくコンパクトにが信条

2018-03-21 | 039ブランドの撮影用機材

 

Sh50Pro-V+シルバーリフレクター

 

Sh50Pro用リフレクター各種

 

最近日本に帰国し写真や動画を見ていると、フィルム時代と比べて明らかにライティングが変わったと感じる。それは、デジタルカメラの高感度性能が飛躍的に良くなり、地明りを活かしながら足りない部分を他の照明機材でさりげなく補うような光の使い方をしている映像をよく見るようになったからだ。また、画面のシャドウ部の活かし方も飛躍的によくなったと思っているが、これもデジタルカメラの高感度性能がとても良くなったからだと思っている。

後数年もすると、さらにセンサーの性能と画像処理エンジンも含めたソフトウェアの性能がさらによくなることは間違いない。そんな時に必要とされる照明機材はなんだろうと考えると、小型LEDと小型ストロボが照明でのメイン機材になると思っている。もちろん、撮影スタジオなどでは大型ストロボも必然だろうが、今までのような大光量は必要なくなる時が必ず来ると思っている。(すでに始まっているよね)

二枚の画像は、今年のCP+でも展示したが、4月までに販売予定のSh50Pro-VとSに使える専用リフレクターとバーンドアだ。撮影関係者であれば必ず満足してもらえるアクセサリーだと私は確信している。特に物撮影ではストロボより扱いやすいとの評判もいただいている。撮影用LED電球Sh50Proは、CRI95オーバーで、LEDが苦手だった特殊演色評価数のR9とR12もトップクラスなので、撮影用途意外の分野でも注目されている。

「039」の名前の由来は、地球を宇宙から見た時の1年の平均反射率で英語表記は「albedo」だ。まぁ、これは毎年変わるので永遠に0.39では無い。ブランド名には、コンマは省略。という事で、私のブランド「039」の照明機材は、軽く小さくコンパクトな撮影機材開発が信条。

ただねぇ、大陸での製造はまだ安いとはいえ金型代金も相当かかるし、工場は撮影現場で機材がどのように使われているかをまったく知らない。それと、他国のレベルの高い機材を知らなさ過ぎるのと、それを使った事がない人達を説得するのはある程度限界があるので、思うようには事が運ばないのは悩みの種。製造はすべて中国各地の地方工場で、物事の進め方も日本と相当違うので紆余曲折があるが、いったん事が決まると日本より相当スピード感があるのが今の大陸。

☆ショップは、Amazonの039Shopやヨドバシカメラで。

 

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