海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

シネスコサイズは65x24パノラマサイズに近い

2021-02-27 | GFX+オールドレンズ

映画からキャプチャー

 

映画からキャプチャー

 

映画からキャプチャー

 

シネスコ(シネマスコープ)の映画は65x24のパノラマフォーマットに近いサイズなので、望遠使いの黒澤映画はとても参考になる。今までワイドレンズを基本にパノラマサイズを使ってきたのだが、今年から長玉をメインに使う為に普段135mmのファインダーを常に持ち歩いていた。パノラマサイズで遠くを見る訓練が出来てないので結構苦戦してきたが、最近やっと慣れてきたのだ。GFX50Rを使い、上海では135mmはちょっと長すぎるのでElmarit90mm f2.8(ビゾ変換)をメインに、Pentax FA77mm f1.8とHektor135mm f4.5(ビゾ変換)をサブレンズに持ち歩く事に。90mmと135mmは、前玉を外しビゾアダプターを使うのでとてもコンパクトで軽いのはありがたい。それと、長玉を使う為には三脚も必要になるのだが、これは前世紀に常に持ち歩いていたので今でも苦ではない。色々とテストした結果、私の目的に合う三脚はベルボンのULTREK UTC-53 II AS(カーボン)が最適だった。

海外のネットでオールドレンズを調べていると、偶然お勧めのコンパクトな国産オールドズームレンズを発見。すでにネットで購入し東京に届いている。実際にまだ使ってないのでなんとも言えないが、今までの経験上おそらく問題なく使えそう。ただ、メインはやっぱり単焦点レンズだが、寄りも引きも出来ない場所は必ずあるので、常に持ち歩く事になるだろう。古いレンズの描写やデータを調べる場合、海外のサイトの方が圧倒的に参考になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もしかしたら閉店した新宿のアルプス堂?

2021-02-23 | 写真日記

黒澤映画「生きる」の画像をキャプチャー

 

先月から毎日のように黒澤明や小津安二郎などの古い映画を観続けていた。理由は、街撮りで長玉の使い方を勉強するため。その中で、黒澤映画の「生きる」の一場面に、昨年閉店したカメラのアルプス堂が背景に。映画のロケ場所が東京なので、おそらく1950年代の新宿通りだと思うが、なんだか上海の路地裏のような雰囲気にちょっとびっくり。

昨年は東京の中古カメラ屋の閉店が目立った年だったが、カメラの販売台数が落ちている事とスマホで十分だと思っている人達が増えたので、今後も減少していくのは間違いないだろう。ここ数年、地方を旅しても中古カメラ屋を覗く機会が相当減ったのは、路を歩いていてもカメラ屋を発見出来なくなってしまったのだ。おそらく地方の中古カメラ屋は、絶滅危惧種に指定されているかもね。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GFX50Rとワイド系オールドレンズ24mmと28mm

2021-02-21 | GFX+オールドレンズ

MCRokkor28mm f2.8 Zuiko24mmf2.8   Zuiko28mmf2.8  Zuiko28mmf3.5 

 

私のGFX50Rの使い方は、1x1と65x24フォーマットがメインで、時々44x33のフルフォーマットを使う。なので、GFレンズも2本持っているがほとんど出番がない状態。もちろんGFレンズはとても素晴らしい描写なので、どんな条件でも一番安心して使えるのだが、相手が常に動く人を撮る場合以外は使わない。それと、GFレンズを常に使わない理由は、優秀過ぎて無機質な描写が私の写真に合わないからだ。オールドレンズは、小型軽量なので余分に持ち歩ける事もイイね。という事で、前世紀に製造されたオールドレンズがGFX50Rの目になっている。

本日は、手元にある国産のレンズでもっと評価されても良いワイドレンズを4本選んでみた。この4本の中でZuiko28mm f3.5以外は、C1などのRAW現像ソフトでLCCを使えばある程度周辺光量落ちを無視して44x33のフォーマットをカバー出来る。ある程度と書いたのは、すべての絞りには対応しない場合があるからだ。まぁ、それは追って。

☆レンズf値の明るいレンズが主流になってきているようだが、そろそろボケ至上主義表現から脱却した方がイイと思うよ。

☆最近は程度の良いオールドレンズが少なくなってきたので、今のうちに買った方がイイね。

☆すべてのレンズにフィルターが付けてあるのは、中国で街歩きするとレンズに汚れが相当付着するからだ。特に中国料理が多い飯屋付近は、換気扇から相当量の油が空気中に舞っていると思って良い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元アシスタントの家で春節呑み会

2021-02-19 | 写真日記

新しい地下鉄ゲート

 

元アシスタントの部屋から

 

延々と郊外に向かってマンションが増殖中

 

拾ってきた猫のトド

 

危険な白酒

 

子供は飯よりゲーム

 

最後は線香花火

 

今は映像監督として活躍している私の元アシスタントのナミの家で、春節呑み会に招待された。場所は上海の郊外の嘉定で、昨年新築マンションを購入。参加者はもう一人のアシスタントだった宝くん家族で計7人。嘉定付近は地下鉄11号線で行けるのでとても便利。彼女のマンションから外を見ると、今も建築中のマンション群が延々と続いている。もうすでに上海中心地でマンションを買うのは価格が高騰し過ぎていて、若い人達にはとても手が出せない状態。最近は地下鉄網が広がったので、嘉定付近でさえ上海中心部まで1時間もあれば行く事が出来る。

上海では結婚難民の男も多い。つまり家と車が無いと嫁が来てくれないという悪しき風習が残っているからだ。また、最近は結婚を望んでない男女も増えている事もあり、出生率が相当落ちているようだ。一人っ子政策が撤廃されたが、二人目を育てるのは金銭的に無理という事で諦めている家庭も多いので、高齢化の波はこの中国でも深刻だ。

上海で私の友人のほぼ全員が猫を飼っている。こちらでは例え賃貸で家を借りていても、ペットを飼うのは自由で、日本のようにペット禁止なんて聞いた事がない。この日、料理はナミの手作り料理で始まったが、酒を呑めるのは私と宝くんだけで、ナミの旦那は下戸。ビールも焼酎も無くなったので、最後は危険な白酒に手を出してしまった日だった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海のファミマはコンビニの袋が1.2元に

2021-02-17 | 写真日記

ポリ袋を廃止し今年から1.2元(約20円)

 

上海のコンビニはずっと前からポリ袋は有料で小さい袋は2角(約3円)だったが、2021年から日系のコンビニやNitoriでは1.2元や2元と大幅に値上げ。ファミマは昨年からセルフレジになり、ポリ袋もレジの横にあり自分で袋のバーコードを読み取りスマホ決済していたのだが、先月から店員に声をかけて袋をもらいセルフレジで精算するスタイルに変わった。これは、環境にはとても良い事。日本で同じ事をやると絶対に客からクレームが来るだろうが、こちらで文句をいう人は誰もいない。前世紀の事だが、上海でコンビニの袋が有料なのはなぜ?と聞くと、中国人は袋が無料だとそこいら中に袋を捨ててしまうので、有料なのだと教えてくれて納得した覚えがある。

上海でゴミの完全分別が始まったのが2019年だった。最初は捨てる側も管理する側にもトラブルがあったが、最近はトラブルは聞かず完全に定着している。私の地区は朝6時から9時と夕方は6時から9時がゴミ捨て時間帯で、生ゴミとその他のゴミと資源ゴミに別れていて、バッテリーや電球などは別枠になっている。ごみ収集場所には、居民委員(町内会)が必ず2人常駐していて管理している。そんな事もあり、上海の街を歩いていてもゴミを見かける事が激減した。そして、交通マナーも信じられないほど良くなった。

しばらく上海に来てない日本人が今の上海を見たらきっと驚くと思うよ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする