以前の話だが、大勢の人が集まっていて怒鳴り声が聞こえてきた。見てみると白人対中国人の戦いである。火種は、カメラの部品の話なので野次馬にならざるをえない。
事の起こりは、白人のカメラマンがPKマウントのレンズをキャノンのEOSボディに付ける為のマウントアダプターを購入して使用したら、カメラのミラーにレンズの部品が接触しカメラのミラーを傷つけてミラーの精度が落ちたので修理しろと怒鳴っていた。
彼は、相手の反論にやたら「私はプロのカメラマンだから・・」を連呼していた。
店側の言い分は、売ったアダプターはPKマウントのレンズをキャノンのEOSに付ける事はできるが、EOS5Dなどのフルサイズ一眼レフに付ける事が出来るとは言ってなかったようだ。つまり、彼は客からPKマウントのレンズをキャノンのカメラに付ける事のできるマウントを売っただけで自分には責任がないと言っている。
この2人の言い分を聞いてカメラに詳しい人なら、2人共カメラの知識浅いシロートだと即理解できる。
店の良くない所は、他社製のレンズをカメラに付ける為にはカメラとレンズの構造上の知識が必要なのだが、それをまったく理解せず販売しているところだ。
この国は、それが非常に多い。また、プライドが高過ぎるので「知らない」という言葉を絶対に言わないので非常にやっかいだ。
できる?と聞いて「出来ない」と答える人は稀な存在だと思ってよい。
また、「出来る」という言葉が返ってきてもそのレベルは非常に低い事が多い。
つまり販売店としてプロ意識が欠けている。
次に、その自称プロカメラマンだが、彼はプロのカメラマンとして機材の知識レベルが非常に低い事がよくわかる。
なぜなら、プロであればカメラの構造がわかっているのだから、このレンズはアダプターを介せば使えるかどうか判断できるはずで、それを確認せずに使用したのだから完全にカメラマンとしてのプロ意識が欠けている。
この争いは、学校の体育の時間にプレイするバスケットボールのようになって来たので私は退散したが、その後どうなったのかは知らん。
☆写真と文章はまったく関係ありません。