海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海外灘啤酒総匯の対面に

2014-12-31 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

すでに撮れない写真

 

今年の夏に、上の画像の対面にある上海外灘啤酒総匯(The Bund Brewery)で久しぶりに生ビールを飲んだのだが、対面をふと見ると政府機関の印の赤い☆が消えて銀行の名前に変わっていた。ここは、作品も含め車の撮影仕事でもお世話になった私の好きな通り漢口路で、外灘の通りから一歩入った場所。夜はこの対面にあるビアホールの店内から漏れる美しい光が門に当たり、怪しい雰囲気に見えるのが好きだったので何度も通った場所。そして、撮影に疲れると上海外灘啤酒総匯で出来立ての黒生ビールを一杯呑むのが当時私の日課となっていた。

 

漢口路11号付近

 

上海外灘啤酒総匯(The Bund Brewery)は、以外と知られてないようで比較的いつも空いていて、客の中心は白人が多い。この店内で作っている生ビールがその場で呑めるので、ビール好きにはもってこいの店。ここの生ビールはフルーティなので、私はいつも黒生ビールの方が好み。つまみのチーズやハムなどもあり昼間から営業しているので、ちょっと一杯ひっかけるにはちょうど良いのだ。

☆上海外灘啤酒総匯(The Bund Brewery) 漢口路11号 外灘から入ってすぐ

Canon FD50mm f1.8 補正レンズ付アダプター使用 

 今年最後のブログ ではみなさんよい年をお迎えください。

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旧城内を俯瞰

2014-12-30 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

中華路のビルから豫園方向を俯瞰

 

旧城内を俯瞰で撮る為に、前世紀の1999年頃はタクシーに乗せる事が出来るサイズの脚立を持ち歩いていた時期があった。この画像は、今世紀に上海人の友人に頼み込んで、とあるビル(老西門近く)の窓から俯瞰撮影させてもらったもの。場所は文廟近くから東に向けてなので、豫園も見えるし浦東も見える場所。

 

俯瞰すると様々な生活が見えてくる

 

この地域の建物は、ほとんどが1930年代に建てられたもので、風呂やトイレが無い家も多く、今でも狭い部屋に親子が肩を寄せ合い住んでいる。この旧城内の再開発もかなり進んでいるが、今現在でもまだこの辺は変わってないので、見るならここ数年が最後のチャンスかも知れない、と言いつつ最近は開発もかなりスローペース。

Canon FD85mm f1.8 FD135mm f2 補正レンズ付アダプター使用

本日の朝一便で高松へ 今これを書いているのは、浦東空港近くのホテルだが、いつものホテルにしておけば良かったと、後悔。

 

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顔デカ過ぎ

2014-12-29 | 写真日記

あまりにも顔がデカイ

 

これは、豫園など観光地で売られていた昔の女優のパチモンポスターで、わざと古く見せるような印刷をして売られていた。こういうのを作らせると、中国人は本当にお上手。金属の留め金部分もわざと錆びさせているのが憎い。ずいぶんと昔の事だが、初めて上海に来た日本人観光客が露天商に騙されて買ったのがコレ。

まぁ、パチモンには違いないのだが、写真をよーく見ると顔と体のバランスがあまりにもチグハグで、顔が異常にデカイ事がわかる。この女優が誰なのか知らないが、ちょっと可哀想。(李香蘭に似てるような気もするが)

本物があれば必ず偽物があると言われている中国。骨董と名がつく物には、注意しましょうね。

Canon FD50mm f1.4

 

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南京路のホコテン

2014-12-28 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

ホコテン区間を電車が

 

南京路x西蔵路の交差点から外灘までホコテンになったのは、今世紀に入ってからだったと記憶している。その区間を電車風乗り物が走っているのだが、まだ一度も乗った事がないし今後も乗る機会はない。

この南京路の歩行者天国区間は、昔から上海最大の繁華街ともいえるのだが、ここに来ている人達のほとんどは上海定住者ではなく地方から来た観光客がほとんどだと思ってよい。歩いている人達のファッションを見ても、それがすぐに分かるほど鈍臭いオヤジやオバンが多く、上海の小洒落た若者はまずここへは来ない。それと、日本人相手の、「ちょっとお茶飲みませんか詐欺」や「日本語を勉強しているのよ詐欺」など、若い女が絡んだ詐欺通りとも言われていた通りで、それに引っかかった日本人も多い区間。

昔の話だが、この上海最大の繁華街をよく調べもせずにアンテナショップとして出店した日系の食の会社があったが、おそらく何のアンテナにもならなかったはずだ。また、前世紀末に上海駅前にデパートを出店した日系の会社も同じで、数年後に閉店。つまり、鉄道を利用する人達は金を持っている人達ではないという事を理解していなかった結果なのだ。それに懲りず、日系のうどん屋も数ヶ月で撤退した。日本で駅前と言えば一等地なのだろが、この国ではそれがまったく通用しない。お金を落とす人達は、飛行機や自家用車で今では新幹線を利用するに決まっているからね。

ところで岡山駅近くに大きな吹き抜けのあるイオンモールが出店したようだが、なんで岡山なのか理解に苦しむ。岡山駅前には他のデパートも複数あるしビックカメラもあるのだが、どの店も見る限り驚くほど客の入りは悪い。林原がコケて大きな駐車場だった場所にイオンモールが出来た訳だが、このモールの中のテナントを維持していくのは大変だと思うよ。岡山の県民性は何事も新しい事を嫌う超保守的な人が多く、市町村の合併で政令指定都市なったような街だから、無理矢理政令指定都市のようなもの。少子高齢化と人口減少を前に、お金を一番持っていて使う層が、本当にここで実際お金を落とすのかどうか。他府県からの集客も狙っているようだが、他府県からわざわざこのモールに来て楽しむような人達の生き方って寂しくないかぁ。岡山の現状と未来を考えると、このモール大き過ぎ。

まぁ、年末にちょいと立ち寄るので見ようと思っているが、見るだけね。

 

 

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結婚前写真

2014-12-27 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

歴史ある写真館前

 

こちらでは、結婚前写真がとてもすごくびっくりするくらい盛んなのは、中国に住み始めた2003年に知った事。結婚式を挙げる前に二人の写真を撮り、それで二人だけのアルバムを作り結婚式当日にみんなに見せたり、写真を大きく引き伸し二人のベットルームに飾るのが一般的な使い方。値段は40万円くらい平気で使う人も多く、最近は沖縄など海外で写真を撮る人も多い。

一方、離婚率も高いのが大都市上海。離婚率26%だとか35%を越えているとか言われているが、実際のところ中国の数字はあてにならないので仮に30%とすると約3人に一人の割合で離婚している事になる。

金・家・車が無いと男に嫁さんは来ないと言われている上海では、それ以外に掃除と洗濯や料理も出来ないと嫁は来ないのだ。

 

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