海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海の新型コロナ感染者数は5人

2020-11-27 | 写真日記

路線バスの中で

 

11月に入ってから上海市内で新型コロナウイルス感染者は5人で、いずれも上海浦東空港で海外貨物を扱うスタッフとその濃厚接触者のみ。上海では現在58人が隔離入院しているが、53人はいずれも海外から上海に入境した人達で日本人も3人隔離されている。海外から中国に入国する場合は飛行機搭乗前にPCR検査が義務だが、やはりPCRの精度の問題もあるのだろうな。この少ない感染者にもかかわらず上海から国内の地方への出張も厳しくなり、私の友人は地方出張がキャンセルに。これはどういう事かというとチケットは購入出来るのだが、行き先の担当者から拒否されたという事。

上海は夏前から通常の生活に戻っていて経済も上向きになっているが、今の日本を見ていると感染者数もそうだが経済が相当心配。

 

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航空便貨物から新型コロナウイルス

2020-11-22 | 写真日記

久々にセルフポートレイト(バスの中で)

 

11月20日に上海浦東空港内の国際貨物取扱施設内で、新規にコロナウイルス感染者が出た。この海外貨物からのウイルス感染は以前から中国国内で指摘されていて、11月に入って上海では2例目だ。感染した人とその奥さん(看護師)はすでに症状が出ていてすでに隔離済みだが、その子供2人は検査中との事。彼らの住んでいる地域と行動履歴はすでに判明しているので、一部は地域はロックダウンし関わっていた人達もPCR検査が実施されている。

この貨物便の場合も含め荷物で一番汚染されている場所は荷物の底の部分だろう。以前、空港内で一番汚染されている区域はトイレではなく搭乗口のX線検査のパレットだったと判明したが、今後は個々人でスーツケースを家に持ち込む場合は、アルコール消毒くらいはやった方がイイね。

以前のブログにも書いたが実生活空間で、ウイルスや病原菌で一番汚染されているのは路面や施設内の床だ。日本は土足禁止文化なのでさして問題ないが、世界中で新型コロナウイルス感染者が多い国は土足文化だと断言して良い。そして、気温低下と空気が乾燥するとウイルス天国になってしまうこれからが怖い。

☆風が吹けば、桶屋も含めてすべてが儲からず。

以下、上海の日本領事館からのメールを添付

"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

浦東新区による説明:
11月20日、浦東新区の周浦病院、上海市の浦東病院の発熱外来がそれぞれ新型コロナウイルス肺炎の疑い症例1例を報告した。2例の病例はお互い夫婦関係にあり、20日夜、市と区の疾病予防管理センターを通じて再審査され、2人の核酸検査の結果が陽性であることが確認された。臨床、画像及び実験室による核酸検査の結果を総合し、専門家を交え診察を行い、最終的に新型コロナウイルス肺炎の確定症例と診断された後、すぐに上海市公共衛生臨床中心へ隔離治療のため搬送された。
市、区の関連部門は直ちに行動し、連合流行疫学調査専門チームを組織し、流行病学調査を全面的に展開し、関係者の追跡を行った。ここに関連状況を以下のとおり通報する。

症例1:
呉氏、男性、39歳、11月19日の夜に自分で浦東新区の周浦病院の発熱外来を訪れた。病院に入る前の検温で、体温が39度、肺CTスキャンで肺に炎症の兆候が見られたため、すぐに隔離処置され、現在上海市公共衛生臨床中心で隔離治療が行われている。
当該感染者は浦東空港UPS上海国際運送センター西区の貨物駅の安全検査員で、当該感染者の上海での居住地は浦東新区周浦鎮明天華城団地である。流行疫学調査によれば、勤務地以外に、当該感染者は過去14日間に周浦病院、千里香雲呑听悦路拱海路口店、航頭鎮王楼村、祝橋鎮新東村等の場所を訪れている。現在、上述の場所はすでに封鎖管理、消毒が実施されている。

症例2:
李氏、女性、34歳、病例1の呉氏とは夫婦関係で長期間同居しており、11月20日の発熱とのどの痛みを発症し、上海の浦東病院の発熱外来を訪れ診察を受けた。肺CTスキャンで肺に炎症の兆候が見られたため、すぐに隔離処置され、現在上海市公共衛生臨床中心で隔離治療が行われている。
当該感染者は浦東病院で看護業務に従事しており、流行疫学調査によれば、勤務地以外に、当該感染者は過去14日間に航頭鎮王楼村、祝橋鎮新東村等の場所を訪れている。現在、上述の場所はすでに封鎖管理、消毒が実施されている。
また当該感染者の職場である浦東病院は現在閉鎖され管理されている。
11月21日8時現在、追跡調査の結果、当該感染者らには家族、職場の同僚等86名(内家族6人)の濃厚接触者がいる。現在、既に全員が集中隔離医学観察を実施し、初回の核酸サンプル採取が完了している。86名の濃厚接触者の核酸検査の結果は陰性である。
濃厚接触が疑われる検査対象者は8120名で、すべての検査対象者から核酸サンプル採取が完了しており、11月21日8時30分現在7921名のサンプルを移送し、核酸検査を行っているところ、4468名の核酸検査の結果が判明し、すべて陰性である。

夫婦の娘が通った学校は、隔離措置、検査、消毒などの対策をすでに実施し、授業はオンラインに変更されました。

現在,すでに関連する場所の食品,物品,環境等に対する合計336件のサンプル採取を実施し、核酸テストが完了しました。そのうち332件が陰性、4件が陽性でした。 すべての陽性サンプルは今回の感染者の家から検出されました。

次のステップでは,引き続き関係者の流行疫学調査,トラッキング及び核酸検査業務をしっかりと行い,属地予防・コントロールの責任を厳格に実行し,クローズドループによる管理及び各種防疫業務をしっかりと行います。

国務院共同予防・抑制メカニズムの関連要求に基づき、上海市の感染予防・コントロール指揮部の検討を経て,浦東新区周浦町明天華城団地を中リスク地区に加えることを決定した。上海市の他の地区のリスクレベルは変更なしである。

中リスク地域の関係者は、原則として上海を離れることはできず、上海を離れる必要がある場合は、7日以内に核酸検査陰性の証明書を取得しなければならない。


(問い合わせ先)   
○在上海日本国総領事館       
(管轄地域:上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)       
   住所:上海市万山路8号       
  電話:(市外局番021)-5257-4766(代表)       
    国外からは+86-21-5257-4766(代表)           
  FAX:(市外局番021)-6278-8988       
     国外からは+86-21-6278-8988       
  ホームページ:http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/       

 

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上海禁煙条例その後 2020年11月現在

2020-11-21 | 写真日記

「タバコを吸うな」の日本語訳がとても良い

 

上海で禁煙条例が出たのが2017年3月1日。外では一切喫煙は問題ないが公共施設の室内で喫煙すると、個人は約3200円で事業者には約50万円の罰金が待っている。中国でマナー違反が罰金となると意外とルールを守るのが中国人で、これは交通ルールとゴミ分別も同じ。今は電子警察(監視カメラ)が見張っていて、交通違反をすると自動的に罰金通知がドライバーに届くシステムになっているので、上海では信じられないほど交通マナーが上がった。それと、上海でのゴミの分別が昨年の7月に開始され一年以上が経過したが、これもほとんど完璧に近い状態で定着した。私の住んでいる団地は、朝の6時から9時までと夕方は6時から9時までしかゴミを捨てることは出来ず、必ずゴミ担当の居民委員が常駐していて分別のアシストをしてくれる。このゴミの分別は世界でもっとも厳しい分別方法なので、最初は捨てる側も管理側も戸惑いがあったが、最近はしっかりと定着。生ゴミは豚の餌に加工され再利用するという徹底ぶり。

以前上海に来た事がある外国人が再び上海に来たらどう思うか、きっと違う惑星に来たのではないかと思うくらい驚くと思うよ。ただ、地方都市や田舎はどうかというと昔のままのようで、地方へ行くと懐かしいなと感じるかも知れない。

☆画像は時々行く足マッサージ屋の日本語訳だが、想いと気持ちがこもっていて好き。

 

 

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上海では検温が復活した

2020-11-19 | 写真日記

モール入口は一箇所に限定し検温チェックが再び始まった

 

バスの乗口で顔認識のカメラが

 

日本では新型コロナウイルスの新規感染者が過去最高になったようだが、上海は随分前から沈静化していて、新規感染者は国外から来た人がほとんど。ただ、最近はモールなどに入る時に体温検査が再び復活し入口も柵が設置され厳格になってしまった。また、バスに乗る時もドライバーがマスクチェックするようになった。やはり気温が下がり乾燥した日が続くとウイルスにとっては楽園になってしまうのが理由だと思うが、せっかく日本との行き来が緩和されてきたのが元に戻るのかと思うとちょっと憂鬱。現在日本で感染が増えているウイルスは、変異したウイルスなのかどうかも気になるが、何であれ今までの予防方法を個々人が徹底するしかないのかな。

☆二番目の画像は、先週から登場した新しいタイプのEVバスだが、新しく顔認証カメラが搭載されていた。何の為の顔認証なのかは不明だが、モニターを見ていると人の顔を追尾しているのは席からも良くわかる。画面を見るとスマホのようにアンテナも立っているので、何かとリンクしているのは間違いない。

 

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アメリカの民主主義指数を見て納得

2020-11-16 | 写真日記

2019年 世界の民主主義指数

 

アメリカの大統領選もやっと決着したようだが、今回のドタバタは結構滑稽だった。その筆頭はもちろんトランプ現大統領だが、選挙制度も含め民主主義の選挙とは思えないような出来事に笑ってしまった。画像は、たまたま検索したら出てきた2019年の世界の民主主義指数だが、欠陥のある民主主義の中に、日本は韓国の下でアメリカよりワンランク上になっているが、どういう基準でランキングが出来たかわからない。でも、上位を見ると納得できるランキング。

☆興味のある人はWikipediaの中の→コレ

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