海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

路地裏上海 生活空間 2

2010-09-30 | 遠い記憶 現代のレンズ
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このような庶民の集合住宅を「里弄」という。今残っている里弄は、1930年代に建てられた物が多いが、再開発で多くの里弄が失われた。
前世紀の1995年頃に見た上海の街は、ほとんどがこのような様式の集合住宅だったと記憶している。

前世紀に何度かこのような里弄に住んでいる友人に飯をごちそうになった事があるが、複数の家庭の生活音が筒抜けだった。
上海人のおおらかさは、このような環境から生まれたような気がする。
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路地裏上海 生活空間1

2010-09-29 | 遠い記憶 現代のレンズ
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上海の路地裏は、生活空間の一部になっている。この付近の一世帯あたりの部屋の広さは、狭いところで約6畳くらい広い所でも12畳くらいだ。
その中にトイレも風呂も無い家庭が多い。トイレは、馬桶(マートン)と呼ばれる桶に用を足し共同トイレに捨てに行き、キッチンは小さなガスコンロが一つが部屋の外にある家庭も多い。当然、風呂は銭湯に行く。

この路地は、子供たちの遊び場でもあり、学校の宿題をやる場所でもあり、夕食の下準備をする場所でもあるのだ。
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上海のおばさん

2010-09-28 | 遠い記憶 現代のレンズ
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上海で、私が今まで見た中で一番派手なおばさんだ。3年間、この記録を破る人はまだ出現してない。
靴が少し汚れたので、ティッシュで拭き取っていた。
上海のおばさんは、大阪のおばさんと似ているとよく言われるが、まったくその通りだと確信している。

日本では、中間色が好まれるが、こちらでは彩度の高いはっきりとした色が好まれるようだ。それは、洋服に限らず下着にも言える事だ。
典型的なのが、真っ赤な下着だ。この色の下着を身につけると色々な意味で良いとされている。
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上海 憧れ 現代のレンズ

2010-09-27 | 遠い記憶 現代のレンズ
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こちらでは、結婚する前に2人だけの甘ーい写真を撮るのが普通だ。豪華アルバムを作る為に色々な場所で撮影し数十万円かける人も珍しくない。
最近は、大人だけでなく子供専用の写真スタジオも盛況のようだ。一人っ子政策なので、子供は宝という想いも一つの理由なのだろうが、みんな子供にかけるお金もすごい。
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写真が好きという事は、カメラも大好きという事だ。私より良いカメラを持っている人は非常に多い。
今、超高級カメラのライカM9などは、おそらく中国人が一番買っているのかも知れない。
キャノンEF70mm-200mm f2.8
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上海 2人の世界 4 現代のレンズ

2010-09-26 | 遠い記憶 現代のレンズ
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路地裏を歩いていると、旦那が洗濯などの家事をする場面をよく見かける。こちらでは、旦那は料理くらいできないと結婚できないと思っておいた方がよい。
2人仲良く下着を干す姿なんて絶対に日本では見る事ができない。

上の写真とは関係ないが、今から8日ほど前に写真展をやってくれというリクエストが来た。そんな依頼がほぼ1週間前に来る事は、通常だったら異常な事だが、こちらでは普通の事なのだ。以前、上海美術館もそうだったし档案館もそうだった。

顔ぶれは、私とアメリカ人写真家とフランス在住の中国人写真家の3人展で、タイトルは「上海30年史」と聞いた。場所は、上海で100年の歴史がある有名な図書館だと聞いているが場所は担当者もしらないらしい。
大急ぎでプリントし納品し打ち合わせにも行った。9月25日がテープカットなので来てくれと主催者からも聞いていた。

当然連絡が来るものと思い一応の用意はしていたが、25日の時点で一切連絡が来ない。
ところが、今朝連絡が来て27日に変更になったと手紙に書いてある。手紙の日付は、24日となっているがバイク便で届いたのが26日、2日もかかるバイク便は上海にも無い。
これを、どう受け止めるかが問題だ。
コメント (2)
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