ジュリアーノ・ヴァンジ 箱根彫刻の森美術館
ジュリアーノ・ヴァンジ 箱根彫刻の森美術館
一昨日、クレマチスの丘にある「ヴァンジ彫刻庭園美術館」が気になりネットで検索すると、やっぱり昨年閉園になっていた。これって、コロナの影響や管理資金不足のようだが、とても残念。大きく重い作品を他の施設に移すとしても運ぶだけで大変。という事で、過去の画像からジュリアーノ・ヴァンジの画像を発掘したが、この画像は「箱根彫刻の森美術館」に展示されているヴァンジの作品の一部を切り取った写真。クレマチスの丘でも撮影したが、行った日が晴れ過ぎていて、太陽の位置が合わなかったからだ。
箱根彫刻の森美術館で撮影した日は、雨のち曇りで太陽の位置がかすかに分かるような天気。こんな日は、晴れの日が苦手なライカのSummarit 5cm f1.5の開放描写がぴったり合う。このレンズは少しクモリがありオーバーホール後、シャープネスが上がり描写性能がアップした。カメラは当時使っていたX-T1だが、確か1600万画素。でも、これくらいの画素数の描写が好き。ズマリットで撮影したオリジナル画像は軟調で黒に締まりがないが、RAW現像時に調整すればまったく問題ない。軟調なレンズの方が、後で調整しやすいからね。最近出番がないズマリットだが、ここ数年はGFX+エルマー50mm f2.8の組み合わせが多い。それは、エルマーの方が少し線が太いのと、通常の撮影で開放f値はf1.5も必要なくカメラの感度を自由に変えても問題ないからだ。私のズマリットは発売初期のLマウントで、モノクロには単層コーティングの古いレンズが最適なのだ。最新のAFデジタル用レンズは仕事用で、自分で好き勝手に撮るレンズは古いレンズの方が合っている。
☆各都道府県の転出超過のニュースで転出トップが3年連続広島だったようだ。そして転入が多いのは、関東四都県と大阪と福岡に転入が集中している。なぜ中国地方最大の広島が毎年転出トップなのかは、地理的に中途半端な位置と、地元に住み仕事をしていく上で魅力が少ない県かも知れない。私は隣の岡山生まれなので、何となく分かる。私は金沢生まれの女性を二人知っているが、金沢の事を聞くと二人とも吐き捨てるように絶対に戻りたくないと言う。先週に聞いた話だが、中国のハルピンなど極寒の東北人は、暖かい南に移住する人が多いそうだ。今の若い人達が生まれた地を離れるのは様々な理由があるだろうが、それは本人の自由で、世界中何処でも良いと思う。都道府県や世界の国も、外からと内からでは見え方が違うからね。比べるものがあるから分かる事も多い。