海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海のサイゼリア初体験

2022-03-30 | 写真日記

16元(約300円)

 

スマホで撮影

 

外出が自由だった時の話

日本のサイゼリアには、前世紀に一度だけ行った事があるが、上海では初めての経験。自宅から歩いて数分の場所にショッピングモールがあるが、地下のフードコートには行った事がなかった。モールで買物後に夕飯を作るのが面倒だったので、試しに入ってみたら値段の安さにびっくり。メニューのほとんどが16元前後という事は、一品日本円で300円ほどだ。日本のサイゼリアの値段は知らないが、これで利益が出るの?と私の方が心配になってくる。店のスタッフは教育が行き届いているようで、少ない人数でオペレーションはしっかりしていた。この日、ビール(ハイネケン小瓶)とソーセージとパスタをオーダーしたが、一品300円であれば文句は言えない味。日曜日の5時過ぎに入店したが、店内は80%の客入りで外国人は私のみ。客は家族連れやオバハングループや若いカップルや宅配にーちゃんの1人飯など幅広い客層。値段が安いのも理由だろうが、家族連れのテーブルの上にはこれでもかと思うくらい料理が並んでいた。この一品約16元がどのくらい安いかというと、味千ラーメンや日系のラーメンの半額以下だ。今はローカルのラーメンでさえ20元以上するので、このサイゼリア価格は激安だ。

今の上海の飲食業は家賃の高騰やコロナの影響もあり受難時代だが、調べてみるとサイゼリアは上海で幅広く展開しているようで成功していると思って良い。一度、調理場を見てみたいなぁ。

 

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新型コロナで上海の小売店や飲食業は大打撃

2022-03-28 | 写真日記

 

 

今年2月の画像

 

私が時々立ち寄る日系の飲食店が並ぶ中山公園から近い場所は、撤退した店が多く貸店舗になっている店が多い。上海はゼロコロナ政策を実施しているので、地区によって違うが濃厚接触者や感染者が1人でも出ると外出禁止になってしまう。人が移動しないという事は、店に客が来ないという事になるので、体力のない店は高額の家賃や人件費に耐えられなくなり撤退という選択肢しか残らない。観光客もよく行く田子坊も撤退が激しく約半分が撤退しているという情報をもらった。つい一月ほど前まで普通の生活が続いてきた上海だが、無症状感染者が激増し2020年初頭の上海に戻ってきていると上海人はいう。

日本も同じように飲食業は大変だろうが、国から給付金が出ると聞いて上海人は驚いている。ただ、元々中国人は本業以外に副業などをやっている人も多く、それで食い繋いでいる人も多いので意外とへこたれない強さがある。そういう意味でも、日本人より中国人の方が生き抜くパワーは数段高い。中国に日本のような生活保護受給制度なんてあったら、誰も働かなくなるかも知れないね。

 

感染者の多い一部の区で使い捨て自己検査キットを配布

 

上海市の一部の区で、使い捨ての新型コロナウイルス抗原検査キットが無料で配布されている。使用方法は自分で鼻や口を綿棒で拭い試薬にサンプルを入れ、検査機に垂らすとその場で結果出るそうだ。そして、検査器を自分の住むエリアの担当者に渡し陰性であれば終了だが、陽性だと隔離され再検査を受けるとの事。日本は有料で検査キットを販売し実施しているようだが、こちらでは政府が無料で実施している。これの精度がどのくらいなのか知らないが、PCR検査の検査員やボランティアが相当疲弊しているので、苦肉の策かも知れない。上海は経済の中心地なので、これ以上感染者を増やしたくないという思いの現れかも知れない。

☆26日と27日の夕方にPCR検査を受けろとアナウンスがあり、敷地内PCR検査を受けた。この11日間で6回目のPCR検査を受け、11日間で3回目の敷地内閉鎖。ここまで厳格に検査をやれば、意外と早くオミクロン株を閉じ込める事が出来るかも知れないが、さてどうなるでしょうね。

☆河を挟んだ浦東地区が、3月28日から4月1日までロックダウンし、浦西地区は4月1日から4月5日までロックダウンと決まった。やはり予測は的中、問題はビザ更新と帰国が近づいている事。はたしてどうなるのか。

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48時間敷地内閉鎖2日目

2022-03-26 | 写真日記

アパート敷地内の公園で

 

集会所前で日光浴

 

1棟の入口でPCR再検査

 

48時間敷地内閉鎖二日目。閉鎖期間中は天気も素晴らしく大気の状態も良いので、敷地内の公園周囲をウォーキングしKindle片手に日光浴を。今の上海は、オンライン授業なので学校は休みで一部の会社も同様だ。ベンチに座って公園を眺めていると、公園の周囲を歩く人、後ろ向きに歩く人、縄跳びをする人など様々。私もただ歩くだけでは運動にならないので、両腕をブンブン回しながら3kmほど歩き写真を撮ったりKindleで小説を読んだり。カメラを持った丸坊主の私が、マスクをして日本でこれをやると不審者として通報されるかも知れないが、こちらは他人の目をあまり気にしない。公園内で子供が遊んでいる写真を撮っても、通報されたり咎められる事はない。

日本は不審者情報というのがスマホに届くが、街でスナップ写真を撮る事も難しくなってきているようで、すでに息苦しく感じる時がある。また、日本の治安も相当悪くなってきているようで、動機不明な殺人事件や信じられないような事件が多過ぎ。今は東京より上海の方が圧倒的に治安は良いのは、監視カメラが無数にあるのが理由だろうが、若い人を中心に上海市民のルールに対する意識の高まりもあり、上海は東京より相当安全な街だと思っている。

監視カメラはプライバシーの侵害になるかどうかは別として、未来はスマホも含めAIとITを活用し、すべてカメラによる監視社会がどの国にも訪れると私は思っている。ただ、そのデータを誰が管理しどう利用するかが問題だけどね。

☆私が住むアパートの敷地内の一棟で、そこの12世帯全員の再PCR検査をやっていた。これが、感染者が出たのか濃厚接触者なのかは不明だが、コレだけは避けたい。そして、昨日「居民出入証」をいただいた。これは、アパートのメインゲートを通る時の証明証だ。

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ガーデンブリッジの上で

2022-03-24 | GFX+オールドレンズ

ガーデンブリッジの上から浦西を

 

ガーデンブリッジの上から浦東を

 

普段なら結婚前写真で賑わう蘇州河の上に架かるガーデンブリッジだが、コロナの影響で人が激減中。この画像はFringer EF-GFXとEF50mm f1.8を同時に購入しテスト撮影をしていた時期なので、今月の初旬に撮影した画像だ。私にとっての浦東の高層ビル街は近くて遠い街で、行かなくてはならない理由がないのでほとんど行かない地域。昨年は連載の撮影で一回行ったのみだが、行ったのは河沿いのみ。コロナが無ければ年に数回浦東方面へ行くが、それはビル街を素通りし浦東空港へ直行。

蘇州河沿いが再開発され恐ろしく綺麗になっているようなので、ここから蘇州河沿いを上流まで歩いてみようと思っていた矢先にロックダウンを食らったので、実現は先延ばしになっている。世界中何処も河沿いは美観地区になっているので、河沿いが心地良く人気のエリアなのは人間の本能の中に組み込まれているのかも知れない。浦東は昔は畑だったので近代的なビルがほとんどだが、浦西の河沿いは古い建築物が多く残っていて、ほとんどがリノベーション終了し雰囲気がとてもよいエリアに。前世紀のドブ臭い蘇州河は過去の事に。

☆アパート敷地内のロックダウンが解除されたので近所の大型スーパーに買出しに行ったら、地下鉄のゲートのような入口が出来ていて、スマホで管理出来るようになっていたが、稼働はまだ先になるようだ。スーパーの中に入ると、今まで見た事がないほどの大混雑。諦めて近所の小さなスーパーに行くと、野菜などの生鮮食品はほとんど残ってなかったので、ヤクルトと残っていたレタスを買って帰還。

☆2日間のロックダウン解除後、再び23日0時から48時間のロックダウンが始まった。そして、23日午前中に住民全員4回目のPCR検査を受けた。上海では、感染者が増え続けているようだが、隔離病院が足りず複数の場所に隔離施設を作っているとの情報もあるが、日本と比べるとケタが違うほど少数で、ほとんどが無症状感染者。この短期ロックダウンは、感染者の多い地域限定で上海市全てがロックダウンされている訳ではない。

 

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5日間で3回目のPCR検査

2022-03-22 | 写真日記

5日間で3回目のPCR検査

 

友人から送られてきた他区の検査場

 

ロックダウン中のマンションや施設

 

友人の息子は海外船員専属ドライバー

 

そろそろ敷地内ロックダウンから解放されるのかなと思っていたら、3度目のPCR検査を受けろと連絡が来た。16日と17日に連続でPCR検査を受け、再び20日に3回目のPCR検査を受けた訳だが、PCR検査って完全ではないという事がよくわかる。そして、なんと21日は突然ロックダウン解除になったので、久しぶりに敷地の外へ出たが雨が激しいので、即帰還。私の元アシスタントが住む嘉定区では、ロックダウン明けの二日後に再び突然ロックダウンになったようなので、もしかしたら長寧区も同じ事になるかも知れない。いつもお願いしている宅配の出前館は今も閉鎖中なので、本日の午前中は食料の仕入れに出ようと思っている。

二番目の画像は、友人からの転送画像。赤丸がPCR検査場で緑丸が住人の窓から見える最後尾だが、その後ろにも延々と列があるそうだ。現在ロックダウン中の場所をアプリで見ると、私が住んでいる場所は幸な事に問題ないが、いつどうなるか先が読めない。現在の上海は、他都市から上海に入るには制限があり、この底引網作戦で徹底的にRCR検査をしているので、意外と落ち着くのは早いかも知れない。

春節の食事会で会った旧友の息子は、上海の貨物港で海外のスタッフをホテルまで送るドライバーの仕事をやっている。防護服を着用し完全防備で毎日仕事をしていて、家に戻れない時も多いそうだ。私は防護服を着用した事はないが、彼曰く夏は相当きついとこぼしていた。

この上海での厳しい政策は、今月末までという人の言葉を信じたい。

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