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海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

天気が安定しない上海

2016-06-28 | 写真日記

一昨日は久しぶりに信じられないような澄みきった空を見たのだが、昨日はシトシト雨で湿度も高い。こんな日は自宅で過ごすのが一番なので、8月の帰国チケットを予約したり家を掃除したりで一日が過ぎてしまった。

夏休みなので8月のエアチケットが高騰しているだろうと思っていたのだが、値段は普段とさほど変わらず。円高の影響も少なからずあるのだろうが、中国人の爆買も終焉に向かいつつあるのかも知れない。昨年末の1元19円台から半年で一気に15円台に突入したのは大きい。では、この円高で日本人が中国に旅行に来るかといえば、絶対に来ない。おそらく相当台湾に流れていると推測。私の周りでも、上海に来る日本人は完全に仕事が絡んでいる人ばかり。

 

黄陂南路から淮海路方面を(以前の組織の屋上から)

 

延安路の高速道路から

 

台湾に最後に行ったのは1997年なので、街は相当変わっているだろうな。同じ中華圏でも上海とは違い、飯が美味く物価も安いので上海よりは数段楽しめるからね。冬にでもふらりと日本から行ってみようかなと思っている。

☆本日から地方の工場へ車で向かい一泊。

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6月24日はイギリスのEU離脱が決まった日に

2016-06-26 | 写真日記

6月24日はイギリスのEU離脱が国民投票で決まった日で、これは将来必ず教科書に出る歴史的な日。大方の予想に反してEU離脱が決定したのだが、この件で将来世界がどうなるのか世間では色々と言われているようだ。でも、実際にどうなるのか誰もわからない。ただ確実なのは、これに端を発して世界中が混沌とした時代に突入しそうな雰囲気。昨日の為替相場も対ドルで一気に円高へ向かい、昨年末一元19円台だった人民元もジワジワと下落し15円台になりおそらく今後更に下げるだろう。

この日、前世紀からお世話になっている虹口区の「麺大王」へ行き、ママに頼まれていた龍角散を届けて一杯。ちょうどそこに居合わせた上海人の宴席に無理矢理押し込まれ白酒で乾杯。彼らは私とほとんど同じ年齢なので、文革経験組の生粋の上海人。この年齢層は酒に対して昔の呑み方なので、どのくらいの量を呑んだかが自慢の一つでもある。今の会社経営者はこの年代の人達が多いので、酒が呑めるか呑めないかで仕事が円滑に進むかどうかも関係あるのが辛い。今の中国では呑めないより呑めた方が格段に信頼度があがるが、若い経営者や海外を知っている経営者には、これが当てはまらない。

 

この雰囲気は、今の若い草食系日本人には絶対に入り込めない世界

 

 喧嘩しているのではなく、オッサンもオバハンも普通にこういう話し方をするのが中華風

 

白酒専用グラスで乾杯 左が私

 

来週の火曜日から寧波方面の工場へ数社行き交渉と打ち合わせがあるのだが、またこんな宴会が昼と夜にあるので今日から禁酒し体調を整える予定。

☆イギリスEU離脱のニュースの横に、埼玉がうどん県に名乗りを上げ香川と対抗するというくだらないニュースが並んでいた。日本の餃子の世界もそうだが、小さな狭い日本の中で量を競わず世界にうどんで打って出るくらいの心意気が無いのが相当情けない。うどんや餃子の消費量で日本一になって、その後どうしたいのかなと思う。

X-Pro2+XF35mm f1.4

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花型フードは嫌い

2016-06-25 | 写真日記

ズームレンズや広角レンズ用フードは必ず花型フードが定番になっているようだが、私はそれが嫌いなのでほとんどメーカー純正フードは使ってない。画像のようにスリットの入ったフードが良いかと言えば、M型ライカやフジのX-Pro1には適しているが、普通に使うにはスリットの入ったフードはあまり意味はない。でも、サードパーティ製フードはなぜかこのスリット入がほとんど。

 

 

XF27mmf2.8にはペンタックスのDA40mm f2.8用ドームフードを装着しているが、これは結構優れもの。まず、外側に出っ張りが無いのと全長が短いのでとてもコンパクト。出来ればすべてのレンズをこのドーム型フードに変えたいくらい。最近のレンズは、コーティングもかなり進歩しているので、昔のレンズのようにフレアーをあまり気にしなくても良い。どうしても完璧にハレ切りしたければ、その場で自分で工夫すればそれで済む。

☆真ん中のレンズは、フジのXF18-55mmのズームレンズなのだが、超ワイド用55mmフードと58-55mmステップダウンリングを併用し取り付けて見るとぴったりで、ケラレもない。レンズフードは本来ハレ切りの為の物だが、レンズを衝撃から守る為の物でもあるので重要なアイテムなのだ。 

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HASSELBLADの逆襲 X1D

2016-06-24 | 写真日記

もうすでにカメラ業界に激震が走っていると推測するが、ハッセルブラッドの逆襲が始まった。一番の驚きは、ミラーがある中版一眼レフでは絶対に不可能なボディサイズと重量でデビュー。そして、価格もハッセルにしては抑えた値段。ボディ内にシャッターを搭載しない方式だがら可能になったサイズだろうな。センサーサイズはペンタックスの645Zとほぼ同じサイズだが、昔のXpanのようなパノラマサイズもアスペクト比として選べるのが魅力。そして、レンズシャッターを搭載しているので専用レンズで1/2000までシンクロ出来るのが凄い。

 

X1Dは驚きのボディサイズ

 

このカメラ、確実に売れるだろう。なぜなら、我々が求めていた理想のボディサイズとスペックがすべて注入されているからだ。また、過去のレンズシャッターを搭載したハッセル用レンズがほとんど使えるとなると、プロやハイアマも含め幅広い層に相当支持されるだろう。X1Dのボディだけ買って古いCやCFレンズで使ってみたいな。X1Dはハッセル独自開発製造らしいので、噂されているフジが今後どのような中版デジタルカメラを出すのか楽しみに。

大きくて重いカメラはプロカメラの証のような時代があり長かったが、世の中はすでに確実に逆方向の小さくて軽いミラーレスに向かっている。今までカメラ界をリードしてきた日本だが、時代の大きな流れが読めてない日本の二大メーカーといつも後を追う日本の中判メーカーは、これからどうするのだろうな。

☆画像は海外のネットから勝手にいただいた。

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久しぶりに「19参Ⅲ」元屠殺場へ

2016-06-22 | 遠い記憶 現代のレンズ

上海の場だった建物を改装した1933は、正式には「19参Ⅲ 」だ。私がこの建物に初めて入ったのは2004年頃だったので、まだ一階が食品製造会社が入っているだけで建物は荒れ放題だった。普段はこの建物には入れないのだが、七浦路付近の薬品会社跡地を撮影した時のオーナーがこの元場だった建物のオーナーだった事もあり、特別に中を見せてもらった経緯がある。その後、私のTVドキュメントで2006年にもう一度入る。

 

 エッシャーの絵のように複雑な建物

 

元場の焼却炉だった。右の煙突は外装を変えている

 

今この「19参Ⅲ」は、ギャラリーなどが入るアートスペースやイベントスペースになっているが、日曜日であるにもかかわらず訪れる人は少なめ。元々、イギリス人が設計しイギリスにも同じ建物があるようだが場所は不明。でも、これを設計した建築家はある意味天才だと私は思っている。それは、この建物の中に入ってみればよくわかる。

☆過去記事は、以前のブログFC2→コレコレ

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