海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

クローズアップレンズを気楽に使う

2024-01-31 | GFX+オールドレンズ

キヤノンのクローズアップレンズ500D

 

EF50mm f1.4の最短撮影距離

 

EF50mm f1.4+500Dの最短撮影距離

 

シャープさは問題なし f4で

 

機材整理中に、キヤノンのクローズアップレンズ500Dを発掘。EF50mm f1.4の最短撮影距離は45cmだが、この500Dを使うとさらに寄れる。これは気軽に持ち歩けるのでとても便利。仕事では通常マクロレンズを使うが、普段はこれで十分。ただ、撮影距離によってGFXの44x33ではケラレが発生する事もあるが、私の場合は1x1で使うので問題ない。

このクローズアップレンズは前世紀に買った物だが、確か最後に使ったのは雑誌のベトナム取材時。雑誌の海外取材の場合は、機材をいかに減らすかがテーマの一つでもあり重宝した記憶がある。

☆1995年頃はEOS-1Nを使っていた時代で、頻繁に東南アジアを行ったり来たりしていた頃。これは湿度との戦いでもあり、ベトナムで突然バッテリーエラーが出て使用不能に。当然予備機のEOS-1とライカM6を持ち込んだので仕事には支障なし。帰国後にキヤノンのプロサービスに持ち込むと、湿度と内外の温度差が原因で内部結露。という事で、モータードライブ内部をシリコンでシールドしてもらった経緯がある。デジカメは電気製品なので、注意した方が良いね。

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東銀座でランチ

2024-01-29 | 写真日記

歌舞伎座前で

 

この人と出会わなければ私は上海とは無縁だったと言える人と、数年ぶりに会い東銀座でランチを。自分の過去を辿れば、約10年周期で時代と共に自分も変わっていった。自分が変わるきっかけは、ほとんどが人との出会に尽きる。

ここ数年の日本を見ていると、海外で活躍する日本人スポーツ選手が相当増えているのと同時に、日本のアスリート達のレベルが相当上がったと思っている。これって、もしかしたら大谷翔平が牽引しているのではないかなと勝手に思っている。一言でいうと、あんな風になりたいと思えて目標とする尊敬出来る人がいるからだろうな。そんな人が身近に居れば一番良いのだが、現実にはそんな人って結構少ない。今の日本の政治屋どもを見て、未来ある子供達がどう思うか。子供は、大人以上に現実を素直にシビアに見ていると思うよ。

☆27日の夕方は、石川の珠洲市に親族がいる人と久しぶりに会い溝の口で一杯。人とは直接会って話をしないと分からない事が多過ぎる。男気のある彼女の2024年は、人生の大きな転機になる節目の年になるだろうな。

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昨年の暮れに見つけた死

2024-01-27 | GFX+オールドレンズ

アゲハ蝶が

 

椿の花が

 

昨年の暮れにElmar65mm f3.5(ビゾ専用)を持ち出したくなり、これ一本+GFX50SIIの組み合わせで打ち合わせに。そんな時に出会うのが、近距離の世界。犬蔵のスタジオの手前で見つけたアゲハ蝶だが、当然死んでいる。ちょっと手で触れても落ちないほど、しっかりと枯れた草にしがみついていた。おそらく随分と前からこの状態だったのだろうが、雨にも風にも耐えて枯れ草にしがみ付いていたのだろうと思う。

私の周りにも、病気療養中や亡くなってしまった人も多い。最近ネットのニュースでも訃報を見るが、私より若い人も多い。昨年は自分の年齢計算が間違っていて68歳と人に言っていたが、病院で間違いを指摘され今年が68歳になると昨年の暮れに発覚。そのくらい自分の年齢を気にしてないのだが、他人に撮ってもらった自分の写真を見ると、もう老人だなと思ってしまう。鏡で見る自分と写真に写っている自分とでは見え方が違うのは、写真は客観的に自分を見る事が出来るからだ。

☆数日前にNHKの番組「先人たちの底力 知恵泉」で、"大黒屋光太夫生き残るための知恵"を観た。ゲストは、冒険家の角幡唯介と写真家ヨシダナギの二人。この番組の内容と二人のゲストの事を、ここで話すのは長くなるので書かないが、日本以外で活動している二人の話は凄く共感できる。一言でいうと、現地では自分の考え方をストレートにオープンして相手と議論する事と、現地スタイルを尊重する事。海外でこれが出来ない人は、まず失敗する。海外へ出て、遠慮すると相手に何も伝わらないし、誤解や曲解が待ち受けている。何事も、答えは一つだけでは無いのだ。海外に興味がある人は、見逃し配信で観る事をお勧めする。

江戸時代に初めてロシアに漂着した日本人 大黒屋光太夫Wiki→コレ

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犬蔵の秀宝でチャーハンと野菜炒めを

2024-01-25 | 写真日記

いつも座る入口近くのカウンター席で

 

電子シャッターのブレも面白い

 

当日の新聞を読みながら料理を待つ

 

1月13日の午前中に犬蔵で打ち合わせ後、久しぶりにあの小さな中華料理屋秀宝へ。この日は土曜日なのに異常に混んでいて、空いている席は一席のみ。ここは老夫婦が店をやっているが、奥さん一人で奮闘中。オーダーしたのは、チャーハンと野菜炒めで800円という申し訳ない金額。昼の営業は私が最後の客だったようで、久しぶりに新聞を読みながら料理を待つ。やっと出てきた飯を食っていると、以前にも会ったヒとシが同じ発音の粋な爺ちゃんが来て、手にはミカンが入った袋が。聞くと近所に住んでいる農家の人で、収穫したてのミカンをいただいた。ちょっと話をすると、お爺ちゃんは昔は写真が趣味だったと瓶ビールを飲みながら話してくれた。いただいたミカンを食っていると美味いか聞かれて、ちょっと酸っぱいが私は甘過ぎるミカンよりずっと好きと答えたら、数日置くと甘くなると教えてくれた。そして、私は今の甘過ぎるリンゴよりも、昔の国光が好きと言ったら笑顔が返ってきた。今度会ったら一杯やりたいなと思う人だったな。

そして、数日前に午後一時頃に再び秀宝へ行ったら、客は私を含め2人のみ。その後、親子二人がラーメンをオーダーし、ラーメン二杯で700円を支払った。自分の勘定を済ませ、あのお爺ちゃんの事を女将さんに聞くと、農園近くに無人販売所があるそうだ。ただ、金を払わずミカンを持っていく奴が少なくないとの事。なんかそんなニュースをよく見る日本だが、徐々に劣化を感じるのと、日本は性善説が基本だから無人販売所が今もあるのだろうな。

☆印鑑登録手続きで区役所へ行くと、今も印鑑登録の用紙があり手書きで住所などの個人情報を記入。その後、印鑑登録証のカードが発行されたが、これは区役所のみで使用可能だそうだ。ただ、マイナンバーカードを使えばコンビニで印鑑登録証が取れると言われたが、区役所では使えないとの事。アホかと思うマイナンバーカード。このマイナンバーカードのシステムは富士通のシステムで、現在イギリスで大問題になっているのも富士通のシステム。このイギリスの例は、自殺者も出ている。これらも、日本の劣化の一例だな。

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赤羽でインドから一時帰国の友人と

2024-01-23 | 写真日記

ここへ来るのは7年ぶりくらいかな

 

インドから一時帰国した友人と久しぶりに赤羽で会い昼呑み。あの有名になり過ぎた「まるます家」の前は、土曜日なので昼でも異常なほどの行列が。当然私達は、並ぶつもりはないので空いている店へ。彼女は日本人だが、シカゴから今はインドのデリーへ。インドでの日常話を聞いていると、昔の上海でもアルアル話だが、インドはもっと過酷。彼女は関西人なので、話も面白くあっという間の2時間半。海外に住むと、日本がいかに恵まれているかと、日本が世界で一番潔癖な国かがよくわかる。ただね、あまりにも潔癖過ぎると人間の免疫力は落ちるからね。

久しぶりの赤羽だが、すでに私が知っている赤羽ではなく、昔より呑み屋が激増していた。おそらく清野とおるの漫画「東京都北区赤羽」の影響が大きいと思うが、こんなに人の多い赤羽は初めて。土日祝日には昼も夜も、赤羽には近づかない方がイイね。

☆昔の事だが、「インドでキャバクラ」という漫画があり、女性漫画家が実体験を漫画にしたネット配信で、毎回笑える連載で楽しみな連載だった。どんな国も自分で行ってみないとわからないが、インドは前世紀から興味がある国で、カメラマンにとっては撮影の聖地とも言える時代があった。北京と台北に一緒に取材旅行に行った、とある作家の女性マネージャーは、ガンジス川で初めて溺れた日本人第一号だったが、今はどうしているのかなぁ。関西出身の面白いオネーサンだったが、会ってみたいなぁ。

☆西日本と東日本で人のマインドが大きく違うのは、性格がオープンな人が多いのが西方面。たまに西日本へ行くと、私の気持ちが楽になるのは、私が西の出身だからだろうな。旅をして、地元の人と話すと県民性がよくわかる。今はスマホで何でも検索出来るが、あえて地元の人に話しかけて聞くのが世界中何処でも私の旅スタイル。

☆杉良太郎氏が石川で炊き出しのニュース。その時にTVのレポーターが、「売名ですか?」とマイクを向けたゲスなレポーターがいた。これって、以前もあった事だが、それをあえて再びTVに流すテレ朝も聞くレポーターもゲス以下。オメエも自腹で金使って炊き出ししながらレポーターやってみろと言いたい。

☆石川の能登地震は、まだ大きな余震があるかも知れないので、他都市へ移れる人は被災地から避難するべきだと思う。こんな事を言ったら、被災者に激怒されるかも知れないが、しばらく能登から離れた方が良い。知らない土地や知らない人のいる場所に行くのは嫌だという老人が多いようだが、世界中の地震学者だって誰も未来の地震の事なんてわからないからね。私だったら、即他都市へ避難するな。

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