海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

039ブランドの撮影用LED電球「Sh-50Pro-V」最終試作品が届いた

2017-04-27 | 039ブランドの撮影用機材

プロ仕様のLED電球最終試作品

昨年から私が企画し深センのLED製造会社と共同開発し、何度も試作を繰り返しやっと出来たのがRA95プロ仕様のLED電球「Sh-50Pro-V」だ。Proと名を付けたのは、様々な使い方を想定しプロ用照明機材としても十分使えるよう設計したからだ。日本のPSE認証許可と、私の「039」ブランドの商標登録と、もう一つもっと大事な認証許可待ち状態なので、認証が取れ次第発売予定。

4パターン作る予定だったが、熱の問題でひとつは断念せざるをえないので3種類になってしまった。型番は、「Sh-50Pro-S」「Sh-50Pro-V」「Sh-50Pro-K」の三種類で、SタイプとVタイプを先行販売予定。日本仕様はPSE取得のためにパーツが増え、今販売中のLED電球より100gも重くなってしまったが、これは仕方がない。このLED電球はE26という昔からあるソケット規格なので、場所を選ばず使えるのが特徴。光量は、ISO400で電球から1mの距離で1/60sec f4.3だ。光量を上げるのは簡単だが、熱の問題と重量を考えると今の技術ではこれが限界。

このLED電球は撮影用に設計したが、撮影以外でも工夫次第で美容院やフラワーショップなど様々な場所で様々な使い方が出来るようにオプションパーツも用意する予定で、それは夏頃に追って販売予定。

☆日本での販売店は決定し、すでに締め切り。また、私もネットで039ショップをオープン予定。

Topcor58mm f1.4+α7Ⅱ

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復興西路を散歩

2017-04-26 | 写真日記

租界時代の建物が美しい復興西路

 

蝶になった子とパパ

 

よく晴れた日の陽が落ちてからの十数分は、光がもっとも美しい時間帯。大気の汚れた上海では、青空が見えるのはごく限られた日だと思って良いくらいなので、この日は本当にラッキーディだ。最近外に出る時は、首からX100Fを右肩にはX-Pro2+35mm f1.4が標準装備機材となっている。

X100Fの一番良いところは、ボディのコンパクトさと23mm f2レンズの優秀さとレンズシャッターの静かさにつきる。このサイズで35mmレンズ搭載ボディがあると文句なしなのだが、それはちょっと欲張り過ぎかな。

☆本日の昼に虹橋空港から羽田空港へ

☆X-100F

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久しぶりに新疆料理を阿里家で

2017-04-25 | 写真日記

新疆(ウイグル)料理の小洒落た店 阿里家

 

上海の復興西路は旧フランス租界なので、お屋敷や小洒落た店も多く歩くだけでも楽しいエリア。私が一時帰国する前に飯を食おうという事で、元アシスタント二人とその未来の旦那も含め4人で新疆料理を食った。上海によくある新疆料理の雰囲気とは違い、料理も店も洗練されているのが阿里家の特徴。新疆料理は羊の肉がメインでとても美味しい。これに合う酒はやっぱり新疆の黒ビール。

元アシスタントのモンゴル人は、今売りだし中の職業写真家で動画も撮っている。もう一人は、デザイナーだったが写真を学びたいという事で私のアシスタントになった女性なのだが、今では動画の監督として活躍している。彼女は、多分来年結婚予定。

 

小洒落た床屋

 

食後に、久しぶりに復興西路や永福路など旧フランス租界小路を歩いたのだが、相当センスの良いバーやレストランが増えた大人の街になっていた。租界時代の建物を改装している店がほとんどなのだが、どの店もセンスが良く料理の値段もさして高くない。東京にも同じような店はあるが、東京のそれを見ていると妙に背伸びしている感じがするのだが、この付近の店の雰囲気は上海の中のフランスだったという歴史の下地があるので馴染んでいてさりげなく周囲に溶け込んでいる。それは、建物が租界時代のままなのでビルが少ないのも理由の一つ。

X100F

 

 

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消逝的老街1996-2000 Panorama 57 大境路

2017-04-24 | 消逝的老街1996-2000 panorama

2000年撮影

 

 

2000年撮影

 

旧城内の中で市場が並ぶ通りはいくつかあるが、その中でも大境路が一番賑やかで活気があった場所でよく通った。私は海外へ行くと必ず市場に行く事にしている。それは、その国の食に対する文化がわかるのと、庶民の普通の姿があからさまにわかるからだ。今は、屋外での販売は事実上禁止されていて、屋根の下であれば良い事になっている。

この市場では手に入らない物は無いくらい様々な食品が売られていたが、蛙や蛇やザリガニなどもあり見ていて飽きない空間だった。中国は買物の時に値切るのが当たり前なので、時々罵声が飛び交う事もあるくらいだ。でも、それらの客のほとんどはオバハンだった。その値切るという商慣習はネット時代の今も同じで、タオバオなどのネットショップでもチャットでオマケを要求したり、同じ物を5個買うから安くしろなんて事は普通の日常なのだ。

TX-1 90mm

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消逝的老街1996-2000 Panorama 56 四牌楼路付近

2017-04-23 | 消逝的老街1996-2000 panorama

2000年撮影  四牌楼路付近

フジのTX-1には3種類のレンズが用意されていた。その中の45mmはとても使いやすい画角で、通常の撮影ではほとんどこれ一本で事足りる。今日の画像はTX-1と90mmの組み合わせ。パノラマカメラのレンズはどうしてもワイド側に振れるのだが、この90mmの素直な遠近感はすらばしい(上海風日本語)。

2000年頃に上海でアルミ製の脚立を買い、タクシーのトランクに入る長さにカットしてもらい持ち歩いていた時の画像。当時は路の真ん中に脚立を立てても交通の妨げにはならなかったのは、車がまだ一般には普及してなかったから。

 ☆フジのTX-1 90mm

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