20年以上お世話になっている虹口区の麺大王へ呼ばれて行ったら、犬種がわからなくなるほどデブになった飼い犬が迎えてくれた。まぁ、それはよいとして、この麺大王はすでに閉店していた。閉店理由は、昨年のクリスマスに厨房から火を出し厨房が全焼。
これで、気軽に行ける飯屋がまた一件無くなった。
20年以上お世話になっている虹口区の麺大王へ呼ばれて行ったら、犬種がわからなくなるほどデブになった飼い犬が迎えてくれた。まぁ、それはよいとして、この麺大王はすでに閉店していた。閉店理由は、昨年のクリスマスに厨房から火を出し厨房が全焼。
これで、気軽に行ける飯屋がまた一件無くなった。
新虹橋中心花園
昨日のブログ、花見の続き。
上海で桜を見たのは、新虹橋中心花園。この池には黒鳥を放し飼いにしているのだが、「よく捕獲されて食われないでいるなぁ」とアシスタントに聞くと、以前に卵が盗まれた事があるそうで、当時TVでも話題になったらしい。で、そんな話を聞いていた上海人オヤジが隣で口を挟み、他の公園では同じ黒鳥が地方から来た農民工に盗まれ食われてしまったという話に。結局、その農民工は逮捕され三ヶ月間勾留されたそうだ。やっぱりねぇ、こちらではありとあらゆる生き物が食材になるお国柄だからね。
この新虹橋中心花園は、いつ行っても人が少なくリラックス出来る公園。休日はさすがに人が多いが、それでも他の公園と違って大したことないしダンスオバサンの集団もいないのでとてもお勧め。天気の良い日は、ここにMacを持ち込み仕事も出来る。
昨日はビザ申請に不備があり、再び外国人就労証センターへ行き書類を再提出。先週も行った政府機関がある場所へ行くと、先週とは違い待ち時間は2分で手続きは5分で終了。あまりにも早く手続きが終了したので、自宅から近い公園へアシスタントと行きプチ花見。この公園の桜の樹は数本なのだが、桜の花を楽しむために来ている地元の人も多い。その後、玉海力本店で春を祝いアシスタントと一杯やっていると、今は家族旅行で日本に行っている元アシスタントから東京の皇居の桜の画像が届いた。
GFX50S+Nokton40mm f1.4
筒持たされ男
あっという間に解体が始まり、えっという間に更地になった場所は、安順路x定西路の交差点の角地。その対面は、虹橋駅前のビル建築現場でずっと工事中。近所の行きつけの日本料理屋も撤退し、新しい中国料理屋が出来そう。やっぱり、日本料理屋は日本人の責任者がいないと客は集まらないよな。出来ては消え、また出来る繰り返しが今の上海。さらっと食えて油を使わない飯屋は日本料理しかないのだが、今年だけでも一人で行ける店が3件も撤退したのはちょっとつらい。
今はビザ申請中で、前年とシステムが変わって相当面倒な事になっているのだが、書類不備という事で本日もまた手続きに行き並ばなければならない。
昨日3月24日は、私が14年間お世話になった孔乙己酒家の創業者の楊金兔先生の葬儀だった。孔乙己酒家と聞けば、長く上海に住んでいる日本人であれば、ほとんどの人が聞いたことがあるか、お世話になった事がある文廟の横にある中国料理店で、彼の生まれ故郷の紹興料理と生紹興酒が手頃な値段で呑める店として地元の有名店。
2004年頃に、私の撮影の縄張りだった旧城内の文廟付近を撮影している時に、瓶だしの紹興酒を量り売りしていた店がこの孔乙己酒家で、何度か通っているうちに親しくなったのが当時の老板の楊金兔先生だ。彼の店の前にはサイドカー付のバイクがあり、魯迅を愛し生まれ故郷の紹興を愛した心優しい人だった。出会ってから事ある毎に誘われ、彼の親族の食事会や行事に呼んでいただいた。特に2012年の反日デモの時には、何か困った事があればいつでも来なさいと言われ涙が出そうになった事がある。
大陸での葬儀は初めてなので、どうしてよいかわからず人に聞くと黒色の平服であれば問題ないのと、日本でいう香典は白い封筒に数字の頭を奇数にして+1元を包み親族に直接手渡しすれば良いとの事。葬儀は虹口区の殯儀館(葬儀場)で行なわれたが宗教色は無い。会場に張学友の吻別(Kiss Goodbye)が流れたのは、彼の生前の願いだったそうだ。三度礼をして献花した後に棺を一周して先生とお別れ。その後、葬儀場から2台の大型バスに分乗し、彼が店を始めた本店のある孔乙己酒家で食事をいただきお開きに。
☆この葬儀に出席した外国人は私だけだったようなので、彼の事を知っていて彼が亡くなった事を知らない日本人は、どうか心の中で冥福を祈っていただきたいと思う。