海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海に関わるきっかけの撮影仕事 1995年1月

2020-04-25 | 写真日記

上海駅前 1995年1月撮影

 

現在引越しの準備をしていて、捨てる物と持って行く物との仕分けをしているが、意外な物も見つかったりで中々準備が進まない。新しい部屋は今より狭いので、特注で作った家具は一部アシスタントの元へ嫁入り。

画像は、私が上海に取材で訪れた1995年1月の上海駅前。人が密集している写真を撮りたかったのでドライバーに相談すると、上海駅前がよいというので、地元で脚立を購入し撮影。前世紀の上海駅の人混みは、日本の高度成長期の上野駅にそっくり。脚立の上で30分ほどチャンスを待っていると、ひときわ目立つ子供を抱えた若い母親がフレームイン。

この仕事がきっかけで、翌年の1996年から2000年まで作品撮影で年に4回ほど上海に通う事に。そして、2003年SARS終息宣言を待たずに、東京から上海に仕事の拠点を移した。

Canon EOS-1+EF300mm f2.8  1/500 f2.8で撮影

☆アベノマスク回収の話。こんな布製マスクなんて、各家庭で自分で工夫して作った方が良いと思うけどねぇ。今回の新型コロナウイルスに対する日本政府の対応を外から客観的に見ていると滑稽。

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ビザ更新手続きに闵行区のビザセンターへ

2020-04-23 | 写真日記

今年は密集を避けるためにEMSのみでパスポートを受取

 

3月20日に闵行区へ就労ビザ更新に行ったが、今年もシステムや窓口が変わっていた。ビザセンターに行くと、門の入口でQRコードを提示して敷地内に入るのだが、ビザセンターに入る時にもQRコードと検温検査。そして、各ブースに入る前にWeChatでQRコードをスキャンさせられた後に、やっと目的の窓口に行く事ができる。つまり、目的を達する為には3回の関所を通過しなけらばならないほど厳重なセキュリティだ。中国で生活するうえで、AliPayとWeChatの両方が必須アプリだ。このビザ更新手続きの前に就労証を更新しなければビザ手続きはできないのだが、この就労証もすべてネットで完結出来る。また、ビザ更新手続きも簡略化されていて、写真は必要無くなり、なるべく人と接する機会を減らすようなシステムに変わっていた。上海ではすでに新型コロナウイルスの新規国内感染者はいないが、いまだに厳重警戒しているのはこの新しいウイルスの怖さを知っているからだろう。それに比べて日本の危機意識の低さは、ちょっと危険過ぎる。

 

 

近所の野良友達と

 

ビザ更新手続きが終了したので、今の自宅近くのカフェでアシスタントとお茶を。このカフェ付近を縄張りにしている二匹の野良猫と遊び、その後引越しの準備を。来月からは緑の多い郊外が新居に。

☆X-100F

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日本政府の新型コロナウイルス対応を海外から見て

2020-04-19 | 写真日記

成田から上海行きの機内で

 

上海浦東空港3/7

 

このブログを書いているのは、4月18日の午後。上海では海外から入境してくる人達以外は、新規の新型コロナウイルスの感染者はほとんどいない日が続いている。そして、街は少しずつ元の上海に戻りつつあるが、上海の人々のほとんどは今でもマスクを着用している。ただ、近所の行きつけのスーパーなどでの体温検査はなくなった店も多い。

日本の新型コロナウイルスの対応をこちらから見ていると、日本政府の対応は後手後手で一部の国民もあまり深く考えてないような人が多く、相当危機管理能力が欠如しているように見える。話題になっているアベノマスクの画像を見たが、なんの工夫もないマスクにちょっと驚き。私だったらこの布マスクの内側に布一枚を縫い付けポケット(スリット)を入れ、キッチンペーパーなどのフィルターが入るようにするなぁ。今さらマスクの事で文句を言っても始まらないので、国民は自分に合うようにサイズを工夫したりアレンジしたりして使ったらどうかと思う。こんな物に数百億円もかけるぐらいだったら、最初から各家庭でマスクを自作した方がマシで、その数百億円を他の対策に使った方がよっぽど賢いと思う。それと、国民に支払う補償額も二転三転しスピード感ゼロ。

日本は地震などの対応は世界一だが、これは過去何度もそれを経験しているからだ。なので、今回のウイルスに対する対応は、前例がほとんどないので、正直どうして良いのか分からないのが本音だと思う。役人がよく使う言葉に、「前例が無い」とか「想定外」という単語がよく出るが、だいたいそいつらは最初からから想像力が欠如している奴がほとんど。当然日本政府も専門家と議論しながら対策を進めていたとは思うが、こちらから日本の対応を見ていると、すべてが性善説先行で後手後手の煮え切らない対応にしか見えない。今回ウイルスの封じ込めに何とか成功している中国と台湾、それと韓国も含めて良いと思うが、これは過去SARSやMARSなど未知ウイルス感染経験国だからだ。

今回の騒動で、次の選挙は自民党に投票しないという人もいる。だったらどの政党を支持するかと考えてみると、これが困るほどまともな政党も政治家も育ってないのが日本の悲しい現実だ。だったらどうするか、これはもう国民一人ひとりが普段から自衛するしかない。日本は諸外国から平和ボケとよく言われているが、予定調和を重んじ変革に対して一歩遅れる国なので、悲しいかな当たっていると私は思っている。

今の東京の感染者数を見ていると、これは相当ヤバイと思った方が良い。また、感染経路不明の人が多いようだが、これはだいたい想像がつく。行った先に迷惑がかかるので、言えないのだろうな。

画像は、3月7日に成田から上海に着いた日の画像。その日からの隔離ブログ→コレ

☆100年以上前の話だが、日本で大規模検疫を実行し大成功した人がいる。知っている人も多いと思うが、政治家でもあり医師の後藤新平だ。彼の名前とコレラで検索すればすぐに出てくるので、読んでおいた方がイイね。

 

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上海地下鉄車両内でQRコード(新型コロナウイルス対策)

2020-04-15 | 写真日記

地下鉄の各車両別のQRコード

 

濃厚接触をなるべく避ける為に地下鉄は避けていたが、自宅隔離後に昨日初めて乗ってみた。地下鉄の車内はやっぱり混んでなく全員がマスクを着用していて、会話をする人はほとんどいないので静か。車内のドア付近にQRコードが貼られていて、それをアリペイでスキャンすると自分が乗った車両や時間などが記録出来るシステム。これは、仮に新型コロナウイルスに感染した人が同車両の同じ時間に乗っていた場合、後で通知が来る仕組みになっているようだ。つまり感染経路が追えるようになっているという事。

日本では感染経路不明の患者が多いようだが、このシステムを使えば少しは感染経路がつかめる。このシステムはプライバシーの問題もあり他国での導入は難しいかも知れないが、クラスター対策にはある意味有効だろうね。

数日前に以前私が在籍した組織の友人と飯を食ったが、そこのオフィスの大家は国営なので、家賃は2ヶ月分免除になったそうだ。

私が上海でお世話になっている上海華鐘コンサルタントの古林将一氏が、YouTubeで「新型コロナウイルス 中国の現状」をわかりやすく説明している。今回は1回目で、全4回視聴可能→コレ

 

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上海の不動産屋はピンキリ

2020-04-13 | 写真日記

私の部屋をスキャン

 

先月突然大家から連絡があり、部屋を出て行ってくれと言われた。どうも金が必要なようで、契約期間が8ヶ月残ったまま出て行く事に。最初から期待もしてなかったが、やはり保証金はほとんど無し。なんの為の契約書なのかと思ってしまうが、こんな事は上海ではよくある事なので、さして驚きもしなかった。でも驚いたのは私が居る間に不動産屋はVR画像の撮影にくるし、部屋を見たい客が1日に何組も来て晒し者にされるという最悪な状態に。当然、その間は私は家にいなければならない。しかも、明日はどう?なんて平気で連絡が来る。すべて自分優先でしか物事を考えられない人達には、これが常識のようだ。

 

居酒屋で契約

 

部屋探しで一軒目に関わった不動産屋が、相当アホ。まず、家を間違えて居住者に怒られた事が続けて2回。場所を間違えて全く違う場所へ行く事もありで、プロ意識全くなしのバカ二人。その日の夕方は、違う不動産屋に会うと、昼に関わった不動産屋の100倍仕事が出来る担当者に驚いたが、これは会社のポリシーがしっかりしていて、社内教育も厳しいのだとアシスタントが教えてくれた。

という事で、再度翌日にエリアを決めて探してもらった。複数の部屋を見せてもらいながら、2つに絞り明日返事をする事にしたが、気に入った部屋の大家が今置いてある家具を全部撤去してくれるとの事と複数年契約でも良いとの事。(中国は家具付きが普通で、契約更新は1年が普通だが、更新時に必ず値上がりする)  その後、翌日に返事をするという事でこの日は終える事に。

その後、アシスタントと二人で呑み屋で一杯やりながら、この物件は値段も含め多分他の客もイイねリストに入れられる確率が高いと言う事で、呑み屋から不動産屋に電話を入れ決定。すると、これから私達の呑み屋に来て契約したいと言うので、飲み屋まで来てもらいその場で契約。で、手付金を支払うと、彼はその金を今日中に大家に届けるのだとう言う。聞けば、これがその不動産屋の方針らしい。これは、即断即決即実行の典型なので、おそらく日本人には理解できない世界だろうね。

今回素晴らしい仕事をしてくれた不動産屋は、全国にチェーンがある「链家  lian jia」だ。緑の看板なので見たことがある人も多いと思うよ。

★今回の話とは関係ないが、私が友人登録した人へのFacebookに対する私の反応は、イイねぐらいはプッシュしますが、コメントは最低限に差し控えます。今までもそうですが、私からFacebookにはほとんど発信してませんし、今後もそれは続きます。本当はFacebookを辞めても良いとずっと思っているのですが、とあるグループでの他国情報は必要なので、今年も傍観者に徹します。私の定期発信は、このBlogのみ。Facebookは、見る・聞く・コメントしないのが一番。

 

 

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