上野国立博物館は先月も行ったのだが、前に展示してなかった千手観音坐像が新たに展示されたので再び行った。本来この千手観音坐像は大阪の葛井寺に安置されているので見るのは初めて。もちろん千手観音は撮影不可なので画像はない。
その後、もう一度サウジアラビア展を見て上野で一杯。
この日は、GFX50S＋ULTRON28mm f2のみ使用。このレンズの開放描写は、ピントが合った部分はシャープで周辺が徐々に優しく崩れ落ちるような描写は昔のライカのレンズを思わせる。普通このような描写をするレンズを嫌う人も多いようだが、私はその逆。全体をシャープに描写したければf値を絞れば良いだけの話し。
博物館の照明が何を使っているのか、どのような照明効果が欲しいのかも含め見ていると勉強になる。
☆GFX50S＋ULTRON28mm f2
普賢岳災害記念館はあいにく改装中で見る事ができなかったが、土石流で被害を受けた住宅を、そのまま保存している公園があった。1991年の出来事なのだが、当時現場で取材していたマスコミも十数人が直撃を受けたのは今でも記憶に残っている。
人間の記憶は時と共に薄れるし、危機意識も同様に薄れてくる。当時の動画は、コレ。
フェリーの窓ガラス越しに
カモメがフェリーを追いかけて来る
春陽館の宿屋から
熊本の長洲港から長崎の多比良港を有明フェリーで往復。当日は天気が良く目的地の小浜温泉では美しい夕日を見る事が出来た。今回はGFX50S＋Auto Topcor58mm f1.4の組み合わせで通した。というより他のレンズのマウントアダプターを間違ってスーツケースの中に入れ、東京に送ってしまったから使えるレンズはトプコールのみしか使えなかった。
このレンズとGFXの組み合わせではGFXの4x3をフルカバーしないので、65x24と1x1でのみ使用。
GFX50S＋Topcor58mm f1.4
本来はここで飯を食うはずだった
皆は白酒(56度)だが、私だけワインに。ワインが少なめに入っているのは、一気飲みをしなければならない事に備えて
上海に事務所を置いた2003年から2年ほど通っていた安順路の飯店の老板(オーナー)と、15年ぶりに連絡が取れ再会。今は普陀区で新しいレストランを始めたので招待された。行ってみると以前と違い超高級店でメニューは無くおまかせ料理。この日もすべて予約で一杯になったので、老板の友人の忘年会に紛れ込む形で乾杯の嵐。12人ほどが円卓を囲んだのだが、見ず知らずの私を受け入れてくれる度量の広さが中国の良さ。延々と7時間も呑み続け夜中の2時に帰還。今の大陸は忘年会真っ盛りシーズンで、すでに民族の大移動も始まっている。今年の春節は2月16日から始まるのだが、工場などはすでに休んでいて2月末まで休む工場も多い。
春節期間中の閑散とした上海も悪くはないが、そんな事より美味しい日本料理ときれいな空気はなによりもご馳走なので、天秤にかけると完全に日本に軍配があがる。今回は九州方面に上陸し福岡から東京へ向かう事になっている。
10年以上前の画像を無理やり24x65のパノラマにトリミング。この頃はCanonのデジカメに、旧FDレンズ＋補正レンズ付を取り付けて撮影していた頃。最近ではこんな風景もあまり見なくなった上海。新規画像がアップできないのは、上海のPM2.5指数が最悪であまり外に出たくないからだ。今年は北京方面の方が日本並に良い。
本日のニュースで、春節前の主要駅での民族大移動が始まったようだ。すでに私の取引のある工場は2/1から操業停止したが、春節後に従業員が全員戻ってくるかどうかわからない。つまり、春節中は転職期間中ともいえる期間なのだ。
今日の画像とは関係ないが、iPhone Xで撮影された動画を中国のAppleのサイトで見る事が出来る。舞台はハルピンのようで、親と子の短い駅での2分間。子供の掛け算の九九が延々と続く。また、この動画の中に出ているみんなの笑顔がとても良い。apple.cnで見るにはコレを開きトップ画像の欣赏影片をクリック。サイト内でメイキング動画も見る事が出来る。私は最近中国新幹線しか利用しないが、今度はあえてローカル線も使ってみようかな。地方へ行くと、日本では失われたしまった良き光景がまだ大陸の田舎には残っている。
