海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GXR MOUNT A12で撮る上海 鏡に書かれた絵

2011-11-29 | リコーGR GXRで撮る上海

先週、今住んでいるアパートの更新で大家に会い更新手続きを済ませた。こちらの条件は大家の持ち物の古いソファーと事務机2個とガラスのテーブルなど私にとって必要無い物を全部処分してもらう事が条件だったが、2年契約することで快諾してくれた。こちらでは、部屋を借りる時に電化製品や家具などは、最初から備え付けなので即生活はできる。しかし、趣味が合わないととてもつらい。

 

一昨日、家具をオーダーする為にちょっと遠出。と言っても上海からちょっと郊外に向かったわかりにくい場所にあるので、タクシーの運転手と共に道に迷う。デスクのデザインと寸法や色などを決めた後、骨董価値のある絵や家具を見せてもらう。上の2枚の絵は、まだ鑑定が済んでないので価値はわからないそうだが、わたしはとても気に入ってしまった。この絵は、鏡に書かれた絵なのだがそんなに古くはなさそうだ。写真には写ってないが、この母は纏足だったようで足が異常に小さい。一番気に入ったのは、子供の顔が子供に見えないところがとても良い。この子供、上海に住んでいる友人で色白のアベ君に似ている気がする。

外で帰りの車を待っている間、オーナーの子供の頭を撮影。絵の中の子供の髪型もそうだが、こちらの子のヘアースタイルはとてもかわいい。
本日のレンズは、Nikkor-s35mm f1.4を使い開放で撮影。描写は、とても軟らかく子供の髪の毛が髪の毛らしく写っている。最新のデジタル用レンズでは真似のできない描写だ。
リコーGXR MOUNT A12  Fマウント ニッコール35mm f1.4

 

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夜上海 田子坊で飲む2回目

2011-11-28 | リコーGR GXRで撮る上海

一昨日、写真機材製造会社の社長が地方から上海に出て来たので、いつもの油使い過ぎの鉄板焼き日本料理屋で飯を食う。相変わらず不味い。その社長曰く、ヨーロッパの経済が不安定な為に打撃を相当受けているようだ。

その後、帰るには少し早いので歩いて田子坊まで行き、以前ブログで紹介した田子坊の中でもっとも小さい飲屋(建国中路155弄25)で飲んだ。この店、いつも満員(定員7名)だが、あまり儲かってないようなのでビールとスコッチなど4杯ほど飲んで売り上げに貢献。

最近の田子坊には、上海の街を撮影した写真を売る店がかなり増えた。その店を数件ひやかしで見ていたら見覚えのある写真を発見。私の写真集「消逝的老街1996-2000」初版本を一枚ずつバラしオーバーマットに入れて1枚35元で売っていた。この写真集の値段が88元(約1100円)101枚の写真集なので一枚約11円という事になる。以前、文廟の露天でもバラして売っていたのを見たが、それより安いのでかなり良心的な値段だ。もちろん買わなかったが、写真を絶賛して店を出た。見つけた人は絶対に買わないでください。写真集の方を買ってください。

写真は、田子坊の中のレトロな看板。 リコーGXR MOUNT A12にMFのNikkor-s 35mm f1.4で撮影。このレンズの開放付近の画像はニコンらしくないやさしい描写なのでとても気に入っているレンズの一つだ。所有ニコンレンズは、これとPCNikkorが2本のみ。

GXR MOUNT A12 ニッコール35mm f1.4 開放で撮影

 

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枯れた葉

2011-11-25 | 新博物図鑑 オールドレンズ

最近古いレンズを4x5に取り付けてテストしている。昨日のウナーもそうだが、ライカテリートやキャノンFDレンズなど約40年から約100年前のレンズが多い。4x5に取付ける理由は、ステッチ合成する為とアオリが使えるからだ。私が求めているレンズは、描写がシャープ過ぎてはダメで、ピントが合った場所からゆっくりとスムーズにボケる事。そして、ボケに嫌みがないと言うのが条件。なので、最新のデジタル用レンズは全部使わない。

Canon NFD 100mm f2   Sinar-Xに4x5変換を使用しEOS 5D2で撮影 ステッチ処理で2枚繋ぎ

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UNARが日本から来た。

2011-11-24 | 写真日記

 

Unar(ウナー)ウナギの中国語読みではない。先週末に、ウナーが日本からやって来たのでリンホフボードに取付加工してもらった。このUNARは、あの有名なパウル・ルドルフ設計で、テッサーが登場する前の原型レンズだ。ネットで調べても詳しい資料はあまりないが、製造本数はかなり少ないようだ。このUNARに刻印されている文字は、4x5 BAUSCH-LOMB UNAR SERIES 1B 製造番号は、771807 Rochester N.Y  と記載されているので、本家のドイツ製でなくアメリカでも作られていた事になる。焦点距離は不明だが、約150mm前後だと思う。ひとつ疑問なのだが、当時の平均開放F値がf4.5からf5.6なのだが、表記がf1.5となっている点だ。当時、そんな明るいレンズが本当にあったのかどうか疑問だが…。製造年月日は不明だが、PAT Oct 23 1900と記載されていて、テッサーの前に販売していたレンズとすると1900年初頭だろうと思う。だとしたら、このレンズは現在約110歳という事になる。このUNARはN.Yで生まれでどんな写真家に使われていたのか、その後どういう旅をして来たのか知らないが、日本に流れ着き今上海にある。カメラボディには、ある意味寿命がある。しかし、レンズはカメラより生きている時間は長い。最新のデジカメなんていったい何年使えるのか、今までのカメラの歴史の中で一番短いカメラ種だろうな。

 

 

 

このレンズが、本来私の求めている描写かどうかテストするつもりだが、テッサータイプの兄弟なので以外にシャープな描写だと思う。また、当然ノンコートなのでフレアーはかなり多いだろうな。

リコーGXR MOUNT A12  Canon FD 50mm f1.4で撮影 光源は、LEDライトVL-306ソフトボックス付き

コメント (4)
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夜上海 赤い光

2011-11-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

何処か場所は忘れたが、今年の春頃に路地裏で撮影。この場所は、赤や緑や青など七色に変化する。上海の夜の写真はモノクロが好きだが、この国はやっぱりカラーの方が合うのかも知れない。

キャノンFD50mm f1.4

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