これも昔のHDから発掘された画像で、一度旧ブログで掲載した。昔の上海は街を普通に歩いていても、決して飽きる事が無いくらい何かが起きたり香ばしい出来事に出会った。でも最近は上海の街を歩いていても、ほとんどトキメキが無い普通の都会になってしまったようだ。いや無い事は無いのだが、少々の事では私の視神経に引っ掛からなくなったという方が正しいかも知れない。
このオバチャンは一心不乱にサロンの中を覗きこんでいたので、私の存在にもシャッター音にもまったく気が付かない。中国人の特徴として目標を定めたら他は見えなくなるという伝統がある。良く言えば集中しているとも言えるが、別の言い方をすれば物事を引いて見たり周囲に気を使うという概念が無いに等しい。例えば街を歩いていて、自分に興味がある物が見つかると人を押しのけてでも目標に向かう傾向が相当強いので、平気で割り込みしたり人にぶつかってしまう事がよくあり過ぎる。そして、他人に対して絶対に謝らない。この伝統は他の様々な出来事に当てはめると、すべて納得できる。
Canon FD50mm f1.4＋補正レンズ付アダプター使用 5DⅡ
