海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

茨城空港内はすでに中国だった

2015-04-29 | 写真日記

東京駅からバス代500円で茨城空港へ

 

東京駅八重洲南口からバスで茨城空港へ。バスの窓から見える日本の都市風景は、とても整備されていて美しく民度の高さを感じる。と言っているのは私でなく、複数の中国人が常にそう言っているようだ。それは、彼らが新幹線に乗って窓の外をずっと眺めていると飽きないらしく、郊外の農村の風景の美しさに驚いているのだ。(中国と比べての話ね)

 

 

約1時間半で茨城空港へ着いたのだが、もうそこは限りなく中国に近い状態だった。小さな空港内で声のデカイ人達が一箇所に集まると、もうこれは騒音に近い状態。そんな中、何が気に入らなかったのか知らないが、中国人の娘(20歳代)が家族全員のパスポートを床に叩きつけ叫び声を上げながらエスカレーターを駆け上がる。空港内の小さな免税店は人の渦でムンムンムレムレ状態。今年に入って2回ほど日本の航空会社を使い大きな空港を利用していたので気にならなかったのも一つの理由だが、今回の茨城便でこれほど中国人客が多いのも初めての経験。

 

日本のF15戦闘機を横目に見ながら茨城空港離陸し180度ターン

 

久しぶりに茨城空港から上海に向かったのだが、ネットで席を予約出来るようになっていた。

春秋航空で茨城空港を利用する場合に知っていた方が良い事。

  • 東京駅八重洲南口から関東鉄道のバスが出ていて500円で空港まで行けるのだが、これは必ずネットで予約する事。
  • ネットでエアチケットを購入した際にネット上で席も有料で指定できるが、優先搭乗はできない。
  • 有料席専用のチケットカウンターは空いているので、当日に席を有料で確保した方が並ばなくて済むし優先搭乗する事が出来る。
  • 一人あたりの荷物制限が預入荷物と機内持ち込み荷物と合わせて15kg以内は無料だが、それを超えると1kg1500円支払う事になる。
  • 荷物総重量が15kgを超える人は、ネット上で荷物総重量を+5kg単位で購入出来、チケットカウンターで当日支払うより格段に安い。
  • 席にもよるが早めに乗らないとラゲージスペースに空きが無い場合がある。(爆買人にスペースを奪われる)
☆茨城空港の職員の方、本当に毎日お疲れさまです。 

 

 

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上海は春真っ盛り

2015-04-12 | リコーGR GXRで撮る上海

やり狂ってます、撮影を

 

新華路の自宅からGRを片手に映画館の地下スーパーまで歩いていると、新華路のど真ん中で撮影中。カメラマンがどんな演出をさせるかしばらく観察していると、やっぱりやらせた。写真を撮る場合に先を予測して待つ事も大事なことで、前世紀にパノラマで撮影していた時は場所を決めたら1時間以上待った事もあった。待つと必ず良いチャンスが巡って来るし、待たないと二度と撮れない事もある。

 

フロントがチリトリの形をしたランギニが

 

あと一月半もするとプラタナスの葉で建物は見えなくなる

 

いつも並んでいる肉まん屋

 

いつも人が並んでいる肉まん屋。一度だけ買って食べた事があるが、それ以来食べてない。こんな天気なのでちょっと遠回りして戻ろうかとも思ったが、明日の帰国準備もあるので素直に直帰。

噂によるとこの3月に相当数の日本人が上海から帰任したと聞いている。2012年の半日デモがあった翌年もかなりの数の日本人が日本に帰国し毎年増えているらしい。反日デモの時でさえ何の通達も来ない日本領事館から、珍しく数年ぶりにメールが来て在留届けを出せと言って来た。まぁ、こんなもん登録したって何の役にもたたんのだが・・・。

明日の昼便で東京へ。 

GRで撮影

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リコーのGRをTele Rokkor 100mm f2.5で

2015-04-10 | 写真日記

フォルムの美しいGR

 

最近は標準レンズのフルサイズ50mmから75mmまでの焦点距離ばかり使ってきたのだが、自分の視野が狭くなってきている事の反省として、今年から積極的にワイド系も使う事に。リコーのGRはフィルム時代からずっと使ってきたのだが、最近はこのレンズの性能が良すぎて(良く写りすぎ)あまり積極的に使ってこなかった。(変な話だけど) つまり、ここ数年キヤノンの古いFDレンズに補正レンズを使って画質を悪くして作品を作ってきたので、このGRを併用すると明らかに写真の方向性が違うので作品には使ってこなかったのだ。

今年からテーマも今までとは変えて新たにスタートする為に使うレンズも変えるので、再びGRが復活。すでに他のフルサイズ用レンズ(全部Mマウントの中古)は3本発注済みで、すでに東京の事務所に届いている。12日の帰国が楽しみ。

GRに保護フィルターが付けてあるのだが、これが結構便利で掃除もやりやすい。レンズキャップなんて使わないので、フィルターに傷が付いたら交換すれば良いだけの話。ファインダーはコシナ製の28mm用を常時取り付けて黒テープで固定。これが私のGRスタイル。

 

モノクロに変換

このGRを撮影したレンズは、1970年代の古いロッコール100mm f2.5に接写リングを付けてα7Ⅱで撮影したのだが、旧ミノルタのレンズは描写が柔らかくとても良いレンズばかり。マクロレンズも一応持っているが最近は出番がない。

撮影用レンズなんて前世紀のレンズでも十分シャープだし、レンズ収差が程よく残っている方が写真らしいと思っている。時々最新のレンズで高画素のカメラで撮られた写真を見るとシャープ過ぎて目がチカチカして疲れるのだ。

大昔の話だが、画家が歳をとって目が悪くなりメガネを作ったが、メガネをかけるとあまりにも鮮明に世界が見えすぎる事に嫌気がさして、あえて度数を落としたという話を聞いた事があるが、それ私もよくわかる。1990年代にケニアから来た東大の留学生を一人知っているが、彼はケニア在住時代に視力が5.0弱もあり数メートル先の蟻が鮮明に見えたそうだ。それはそれで凄い事だが、ちょっとした埃や汚れも鮮明に見える世界って疲れるだろうし神経過敏になりそう。でも、私が彼に会った時は東大を卒業する頃なので、近視と乱視になりメガネをかけていた。

Tele Rokkor 100mm f2.5 絞り開放 α7Ⅱ

 

 

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新規開店と閉店セールの時期

2015-04-06 | 写真日記

先月は一元ショップだった

 私の家の近所には小さなショップ(飯屋も含め)がたくさんあるのだが、目的を達成する事が出来る店は3件のみ。そして、ダメな店は早ければ1年で長くて3年で店じまいする。そういう区切りは春節の前後が結構多いので、今はそのシーズンにあたる。今も私の住んでいるアパートから半径200m以内では5件が店を閉じ、また新しく改装中の店舗も多い。

こちらの会社の平均寿命は3年以内と言われるくらいとても短い。なので内装も3年持てば十分なようにあまり手を入れない店も多く、3年でそこそこ店がうまく行けばさらに内装し続けるというのがある意味定番のようだ。また、飯屋の場合シェフが変わり味が変わると即座に客の入りが変わるので、新装開店しシェフが変わっただけで倒産した店もあるくらい。

日本人村と言われている古北方面の日本料理屋も撤退したり新しく出来たりの繰り返しだが、このあたりの日本料理屋は激戦区でもあり店を維持するのもスタッフを確保するのも相当大変。最近は円安の影響もあり、上海で日本料理を食うのは相当な金額になるし素材の問題で日本と同等の物を求める事態しょせん無理な話。なので、日本での新鮮な魚介類や日本の居酒屋値段を知っている上海人はやや敬遠気味。

昨日も知り合いの日本料理屋へ行ったのだが、その隣の日本料理屋は何をやっても失敗してきた店。でも、またメニューを変えて新しく改装中だった。結局のところ同じ日本料理でも、一言で言える売りが無いと絶対に客は来ない。

すべてではないが、日本の大手企業も中小企業も含め的を外したビジネス展開を中国でやっている会社は今でも結構多い。これだけで一冊の本が書けて相当売れると思うのだが、恨みを買うので誰もやらない。偉そうにコンプライアンスがどうのとか言っている会社ほど結構マヌケな担当者が多かったりする。そういう人達は、人を見ず組織しか見えないタイプ、相手を役職で判断するバカ 疑う事を知らない世間知らずのお人好し。 そんな人達とは、見ない言わない聞かない関わらないのが一番。

結構この手の話って、吉本新喜劇より数倍面白いんだけどね。

 

 



 

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一昨日の夜は、二人でヒィヒィハァハァ

2015-04-04 | 写真日記

四川料理の代表は辣子鶏


近所の四川料理屋では昼にヒィヒィ麺(生椒牛肉麺)しか食べないのだが、何だか久しぶりに「辣子鶏」を食べたくなりアシスタントを呼び出し二人で四川料理を食った。この辣子鶏は四川料理屋や湖南料理屋に行くとほとんどの人がオーダーする有名な料理で、こちらの日本人も大好きな定番料理。

この辣子鶏は、骨つきの鳥肉を小さく切り大量の赤唐辛子と花椒(山椒)や生姜を刻んだものなどを高温の油で炒めた料理。この25cmの鉄鍋の中から鳥肉を探し出し唐辛子の種をふるい落とし肉のみ食べるので、私は辣子鶏を勝手に発掘料理と呼んでいる。この日は以下の三品を湖南省出身のアシスタントが選んだのだが、すべてが辛い料理ばかり

 

レバーとキクラゲと長ネギを炒めたもの

 

インゲン豆とひき肉炒め

 

すべてがビールに良く合うので、普段飲まないサントリーのビールが美味しく感じる。中国で愛されているビールは青島やバドワイザーやこのサントリーなどが多いのだが、これらすべてに共通して言える事は水のような淡白な味のビールばかり。理由は中国料理の味が濃いものばかりなので淡白な味のビールの方が中国料理には合っていると私は思っている。

こちらではわざわざ冷たいビールとオーダーしないと、常温のビールが出てくるのが普通

 

アシスタント爆食い中なので口数が少ない

 

この日、汗をかきながらヒィヒィハァハァしたのは私だけで、一緒に行ったアシスタントは汗もかかず何事もない風で普通に食べている様は、さすが湖南人。日本でも辛いものが好きな人は多いようだが、日本の四川料理のほとんどはある程度日本風にアレンジしているので、辛さ控えめの店が多い。なので、中国では日本と辛さが違うという事を認識しておいた方が良い。辛い料理に慣れない人が中国で四川料理を食うと、翌日ケツから火を噴いたり下痢する人がほとんど。

 

唐辛子マークの数が多いほど辛い

 

実はここの四川料理屋で食事をすると、食事終了後1時間後に必ず身体がだるく重くなり睡魔に襲われるのだ。さまざまな香辛料を使っている四川料理は、私にとっては合法ドラックのようなものかも知れない。

関連記事はコレ

Fuinnon 50mm f1.4  α7Ⅱ

 

 

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