海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

東坡肉はちょっと苦手だったが

2016-07-31 | 写真日記

東坡肉(鳥鎮の宿の前で)

 東坡肉は日本だと豚の角煮なのだろうが、私はこれがちょっと苦手で今までは一切れあれば十分だった。でも、生まれて初めて3切れも食べる事が出来たのは、同里にある「園外楼飯店」の東坡肉だ。ここの東坡肉は、甘さ控えめで油少なめのあっさり系だったのでとても美味しかった。また、この飯店は他の料理もとても美味しく蓮の実とユリ根と山芋炒めなんて二人前くらい食べられそう。最近わかってきた事だが、中国料理で私が美味しいと感じるのは、油を控えめに使っている料理屋が多い。中国全土の中国料理をすべて食べた訳ではないが、私が今まで食べた中国料理の感想は以下。

  • 北京料理 北京ダックと炸醤麺と羊のしゃぶしゃぶくらいしか知らない。
  • 上海料理 伝統的な上海料理は醤油ベースの甘い味がどうしても好きになれない。
  • 四川料理 好きな部類だが翌日ケツから火を吹く事を覚悟して食べる。
  • 湖南料理 結構好きな料理で四川ほど辛いと思わない。
  • モンゴル料理 羊肉料理はとても美味いが、塩味がきつい地域もある。
  • 貴州料理 山菜も含め結構好きだが、塩味が強い。
  • 寧波料理 上海に近いので料理は似ているが上海より少し薄味で海鮮が多くけっこう好き。
  • 東北料理 何度も食べていて嫌いではないが、何が美味かったっけ?と思い出せない。
  • 新疆料理 羊肉が美味しく新疆の黒ビールは絶品。ムスリム圏の料理だと思えばわかりやすい。
  • 潮州料理 薄味なのと海鮮もありけっこう大好きな料理。
  • 広東料理 何を食べてもとても美味い中国料理だが、ゲテモノも多い。日本の中華料理は、広東料理がベースだと思ってよい。

ただ、中国料理も少しずつ変わって来ていて、各都市の良いところを取り入れて新しい味も増えているので、少しずつ各都市の垣根が無くなっている傾向がある。また、刺身を普通に食べるようになったので、海に近い地域では平気で刺身が出てくる場合もある。でも、中国では調理する側も客も生食に慣れてない文化なので日本人は食べる時は注意したほうが良いね。

あー、美味しい日本料理が食いたくなってきた。

コメント (2)
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上海郊外の鳥鎮に行った理由

2016-07-30 | 写真日記

姚仁喜が設計した鳥鎮大劇院

 

鳥鎮の西柵に行った理由は、台湾人の姚仁喜が設計した大劇院を見るため。この大劇院は西柵の中にあるために130元も払わなければならないのだが仕方がない。この時期の鳥鎮の西柵は有料にも関わらず渋谷駅前のスクランブル交差点と同じくらい混み合っているのでお勧め出来ない。昔は人も少なくとても雰囲気が良かったのだが、今は大陸の団体旅行客だらけなになってしまった。


鳥鎮の無料エリア 

 

宿の三階から

 

 昔の質屋

 

上海近郊の水郷の村へ行くのであれば、有名な水郷地を避けた方がよい。この鳥鎮の近くにも同じような村はたくさんあり、ゆっくりと落ち着いて散策できるからだ。水郷の村で渋谷のセンター街の雰囲気を味わいたいのであれば別だけど。

 

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お茶屋の大釜

2016-07-29 | 遠い記憶 現代のレンズ

湯を沸かす大釜

 

 

 

前世紀末には上海旧城内にもお湯屋があった。生の水道水を直接飲めない中国では、水道水を一度煮沸してから飲むのが常識で水質はかなり硬水。その城内にあったお湯屋の客は、おもに地方から来た農民工が客だったようだ。今はお湯屋は存在しないので水は買うのが当たり前だが、それら売られている水は生で飲んでもけっしてうまいと思わない。日本の水道水は軟水で、それはお茶を淹れるのに適さないかというと、同じお茶でも私の感覚では日本の軟水で淹れたお茶の方がまろやかに感じる。

今上海の自宅では日本のアクア浄水器を契約して使っているのだが、直接飲んでみると水がとてもまろやかで美味い。この水が軟水かどうかというより不純物が限りなく少ないからそう感じるのかも知れないが、アクア浄水器を通した水でお茶を淹れるととてもうまいのだ。

XF35mm f1.4+X-Pro1

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上海郊外の蓮畑

2016-07-28 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

ズマリット50mm f1.5らしい描写

 

蓮の葉を被った記憶がよみがえる

 

上海の郊外に行くと蓮畑が無数にある。これは食用にするための蓮だが、見渡す限りの蓮の葉が広がっているのは圧巻。早朝に来ると良いだろうなと思いながら、あまりにも暑いので早々と退散。

 ☆上の画像はSummarit50mm f1.5+X-T1   下の画像はXF35mm f1.4+X-Pro2  

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店の中で全員がモニターとお友達 

2016-07-27 | 写真日記

世界中がポケモン探しに没頭していてトラブルも起きているようだが、中国ではまだ使えないしgoogleが通常使えない事になっているので、今後も期待薄。もし大陸でポケモンGOが配信されたら、とんでもないトラブルが待ち受けているだろうな。こちらの人達は、すべてにおいて視野が狭い猪突猛進型の人が多いからだ。数日前もサファリパーク内の車中で二人が口論となり車から出て虎に襲われる事故が発生したように、今の自分の置かれた状況を把握せず、本能最優先でとんでもない行動に出る人が多い。

 

店のオバハンもスマホに夢中で客には目が行ってない

 

カメラを右にパーンさせると、こちら二人も

 

私の正面には子供二人が


上の画像は上海の郊外にある小さな飲食店だが、店は満席状態。四人でテーブルに付いた私の席から視野に入っている人全員がスマホとにらめっこしている様は異様としか思えない。店番のオバハンも同じように客そっちのけでスマホに夢中なので、オーダーしても返事が返ってこない。別に他人の事をとやかく言うつもりはないが、こちらがトバッチリを受け巻き添えを食うのだけはイヤ。

☆以前中国で歩きスマホしながら横断歩道を渡っていた女がトラックにに跳ね飛ばされ、別のトラックに轢かれ即死した動画が流れていたが、街で歩きスマホをしている奴を見かけたら自分から避けて通るのが一番安全。

 

 

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