海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

色温度が変更可能な小型LEDライト

2010-05-29 | 使える中国製カメラ機材

室内や夕方など、ほんの少し光りが欲しい時があるが、小型ストロボでは面倒だという時が必ずある。このウィンドウ越しの撮影もそんな状況だった。そのまま撮ると全体がブルー一色になるのだが、このLEDライトを3600ケルビン側にして、右から弱く(少し離してライトの芯を外す)当てる事でよいアクセントが出来た。
こんな時、今は小型で軽くほどほどの光量があるLEDライトが非常に便利だ。
このLEDライトは、バリアブルで色温度を変更する事ができる。その範囲は、約3600から約7000度までだ。裏にあるダイヤルが電源と色温度調整ダイヤルを兼ねている。スイッチを入れた時が、色温度約3600ケルビンで4時の位置で約5200ケルビン、それよりさらに右に回すと約7000ケルビンとなる。色傾向は、若干G寄りだが、他のLEDとほとんど大差ない。これがどんなに便利かカメラに詳しい人ならすでにおわかりの通りメイン光源としても補助光としても使える。また、小型ストロボのモデリングや暗い場所でのピントチェック用としても便利だ。大きさはコンパクトストロボ(ガイドナンバー28くらい)とほぼ同じでバッテリーはリチウムイオン電池(ソニーのビデオ用と互換)約3時間は使用できる。今は簡単にデジカメの感度を上げられるのでアベイラブルな光りを生かしながら足らない部分を少し補うのが今流だ。例えば室内の場合色温度が簡単に変えられるので背景との色バランスもとりやすい特長がある。
左からAが色温度3600  Bが5200  Cがライトなしだが、ちょっとした事で写真の雰囲気はまったく違ってくる。
  
左が色温度約3600度  右が色温度約5200度
他の使い方としては、キャノン580のモデリングやトレペを使いメインの光源として使う事もある。また、簡単な動画撮影にも便利だ。光量の目安は、ISO400でシャッター1/30絞りf2.4くらいだ。興味のある方は、ヤフーオークションで「LEDライトバリアブル色温度変換可能3600度ー7000度」で検索できます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜上海 路地裏

2010-05-27 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
夜の路地裏を歩いていて怖くないですか?とよく聞かれるが、「怖い時もあるよ」といつも答える。この写真のような場所はまったく問題ないが、再開発中の現場付近は気をつけた方がよい。なぜなら、その周りは街灯も少なく人の気配も無いので数人に囲まれれば終わりだ。また、犬にも気をつけた方がよい。なぜなら、この国は狂犬病で死ぬ人が年間2000人以上いるからだ。
キャノンFD85mm f1.8
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これからのロケ専用ストロボ機材

2010-05-26 | 使える中国製カメラ機材

            

 

最近のデジカメは、高感度でも問題なく使える機種が増えISO800から1600まで感度を上げてもノイズなどを気にしないで使える機種が増えたためカメラマンも積極的にISO感度を上げて撮影しているのが現状だ。今後もカメラの性能やソフトウェアの更なる性能向上により高感度を使用してもノイズなど色々な問題は飛躍的に良くなるだろう。

また、ライティングも変わってきた。今まで室内では、すべてストロボやタングステンでライティングしていたが、今は室内の少ない光りを生かしてストロボで軽く補うライティングする事も可能になった。(ISO感度を上げる事ができるため大光量が必要なくなった。また室内の光りとのバランスがとりやすくなる)つまり今までのフィルムでの撮影方法とまったく違ったライティングが可能になった)

最近、欧米も含め雑誌関係の取材に上海に訪れるカメラマンもキャノンやニコンのコンパクトストロボを使用する人が増えてきた。また、近年日本では雑誌をメインにしているカメラマンは車を持たず(持っていても使わない)電車で移動する人も増えてきているようだ。これは、雑誌社の取材経費削減の問題もかなりあると思う。そして、これからしばらく続く不況も含め雑誌のページあたりの制作単価も下がって来ていると聞いている。これからは、取材経費をいかに押さえるかがカメラマンにとっても雑誌社にとっても重要な課題になって来そうだ。そんな、要求に答えてくれるストロボは現在エリンクロームのRanger Quadraしかない。しかし、非常に高価でありバッテリーが大きく重過ぎるのが問題だ。

そんな要求をクリアーしたストロボが、このDL4.0だ。

このストロボの特長

1  fullから1/64まで光量を調節できる事。

2  FP発光が出来る。光量は少なくなるが、最大1/13000秒の高速発光が可能

3  モデリングランプを10秒点灯する事が可能

4  大容量リチュウム電池の充電式なのでロケ地でのAC不要。

5  一回の充電でフル発光の場合約600回以上発光可能

6  その他、マルチ発光機能あり。

7  発光管は、ドイツ製

8 別売りのコードを使うと、キャノンやニコンの小型ストロボの電源にもなるのがありがたい。  (キャノンの580EXの場合、フル発光でチャージ時間約1秒)

9 ヘッドのリフレクターがコメットと同じ規格      

       

 

このストロボは、ラジオスレーブを内蔵してないので、私は個人的に韓国製のスレーブを使用している。このスレーブは、値段も安く(送受信セットで外国製の半分以下)またデザインもよく安定して使えるスレーブだ。また、このスレーブにはアクセサリーシューが付いているので、カメラメーカー製のストロボにも直結でき大変便利だ。

今後は、昔のように大型ストロボはレンタルする時代になるだろう。

 

興味のある方は、パンプロダクトまでお問い合わせを。

 

☆☆☆ 2011年7月現在、地震と津波の影響で、日本製の重要部品が中国に入ってこないため出荷が遅れております。問い合わせは、上記パンプロダクトまで。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

路地裏上海 生の歌声が

2010-05-26 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

上海の路地裏を歩いていた時、キーボード演奏の音と共に歌声が聞こえて来た。最初はあまり気にしてなかったが、周りの人々が一斉にその音の方向へ視線を向け表情が変わったので私もその音のする方向へ向かった。

      


キーボードを演奏しながら歌っている男は目が見えないらしく、生演奏をしながら歌を歌って生活しているのだった。この光景をしばらく見ていると、普段上海人達は物乞いに小銭しか渡さない人が多いが、今回ばかりは札を入れる人が圧倒的に多かったのだ。姉?のような人に写真を撮っても良いかと聞くと微笑みながら首を立てに振った。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の上海美人

2010-05-25 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
街の骨董屋などでよく見かける昔の上海美人のポスターだ。それらを見ているとすべてに共通しているのは、目が切れ長で少しぽっちゃり顔が多い。しかし、昔から上海女のイメージといえばちょっとキツい感じの女を想像するのだが・・・。

もしかしたら、これらの絵は上海の男が憧れをいだいた女を描いたものかもしれないな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする