岡山駅ホームで
たこ焼きキティ
車両ドアもキティ
兵庫の相生駅で停車中に
新幹線"こだま"で岡山から大阪へ。私が新幹線を選ぶ時に最速の"のぞみ"を選ばない理由は、急がない旅と遠回りの旅が私のテーマで、その方が視覚的発見が多いからだ。それと、のぞみ以外は席がいつも空いているのと停車駅が多いので車窓から駅のホームの写真が撮れるからだ。この日たまたま乗った新幹線は見ての通りキティ号で、外国人観光客も大喜び。
新幹線の車窓から外を撮る時は、65x24フォーマットがピッタリ。この日はGF35-70mmを使ったが、通常はライカMマウント系のワイドレンズが常用レンズ。このワイド系レンズのフードを外し新幹線の窓側サイドテーブルに置くとピッタリとおさまる。
☆テレビの番組で観たのだが、新幹線の通ってない地域に住む小学生の中には新幹線に乗った事がない子供もいるそうだ。で、修学旅行に行く前に生徒全員集まり校庭で新幹線に素早く乗る練習をするのを観た。新幹線の"のぞみ"は駅の停車時間が短いからね。
思い出せば、私が新幹線に初めて乗ったのは山陽新幹線の岡山→博多間が開通した年の1975年の3月末で博多の大学へ向かう時。その時は、同級生数人が駅のホームで見送ってくれた事を思い出す。当時は、新幹線で新婚旅行へ行くカップルが新幹線ホームで盛大な見送りをして新郎の胴上げをやっていたのを何度も眺めていた。今思えば撮っておけばよかったと思うけど一度もカメラを向けなかったのは、あまりにも日常過ぎたからだろうね。日常の記録は時代の記録でもあり、後になって貴重な記録になる良い例で、それが可能なのが写真だ。眺めると見るは、まったく違う行為なんだよね。
☆1970年代の新婚旅行は、なぜか熱海と宮崎の日南が定番だったが徐々に消滅。その後、日本も豊かになりジャルパックでハワイへ行く人も増えた時代が到来。日本が右肩上がりの懐かしい時代の話。