海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

中国の建物はレゴと同じようなもの

2018-11-30 | 写真日記

管理人室の建て直し

 

芸術的なセメント使い

 

壁と天井の境い目のバレ隠し

 

私の住むアパートの管理人室を建て直ししている最中なのだが、こちらではレンガで建物を作るのでレゴと同じようなもの。で、扉や窓枠部分はどうするのかというと、木材でブリッジを渡しその上にレンガを積み重ねるだけ。ブリッジの木材はそのまま使い、後は扉や窓枠をはめれば出来上がり。レンガの中に鉄筋は使わないので、建物の横から力がかかると弱い。地震がない街だからこれで良いのかもしれないが、地震大国の私達日本人から見るととてもお粗末に見えてしまう。こんな構造なので、上海の室内の壁と床、壁と天井の繋ぎ目が、きっちりと合う訳がない。という事で、それぞれの隙間を埋める為に必ずバレ隠しが貼ってある。

十数年前だが、上海の高級住宅地エリア内の二階建て一軒家を改装中に写真を撮った事があるが、壁を剥がすと同じようなレンガで出来ているのと柱も相当細く空洞にはゴミが詰められていたのには笑った。そんな物件が、当時でも億をはるかに超える金額で取引されている矛盾がある。

X-H1+Nokton40mm f1.4

 

 

 

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富民路の隠れ家的な茶館で 2

2018-11-28 | 写真日記

岩茶

 

 

 

 

 

二番目に飲んだプーアール茶 

 

 安田猛氏の茶杯を購入

 

昨日の続き 

最初は烏龍茶(武夷山の岩茶)をいただいたのだが、味も香りも素晴らしく私が過去飲んだ烏龍茶の中でもトップクラスだった。聞けばこの茶は、茶の仲間内でのみ味わえる茶なので、一般売りしてないそうだ。私も茶業界だけで飲める茶は今までで三回目、これだけは味わった人でしかわからないので言葉では語り尽くせない。

二番目のお茶は、生プーアール茶で4枚目の画像がそれだ。これはここで販売されているお茶で、これは買えない訳ではないが、ちょっと手が出ない値段。プーアール茶は、今も発酵を続けているのでこのまま置いて熟成が進むと更に良い茶になる。

帰り間際に、今も景徳鎮にアトリエを持ち作品を作り続けている日本人作家の安田猛氏の茶杯をひとつ購入。この日飲んだプーアール茶よりかなり安いのは有り難いが、彼の茶杯はもう少し高くても良いのではないかとも思う。

X-H1+Nokton 40mm f1.4  茶杯はSummarit 50mm f1.5 f2.8で撮影

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富民路の隠れ家的な茶館で 1

2018-11-27 | 写真日記

 

すべて作家物 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランプシェードの影が美しい 

 

前日の続き

11月24日は天気もよく11月末とは思えない穏やかな一日だった。この日、私のお茶の先生の伝で富民路にある完全予約制の茶館へ3人で向かった。場所は旧フランス疎開時代の古い住宅街の中にあり、表に看板も出てなく一見すると普通の民家にしか見えない。

ここでは、最高のお茶を楽しみながら語らいが出来、ゆったりとした時間が流れているので、外の喧騒とは無縁の空間。壁と床がすべて濃いグレーで、テーブルもダークな茶色なのでとても落ち着く。また、作家物の茶器やお茶も売っているが、茶器よりもお茶の方が数十倍と値が張るものばかり。

X-H1+Nokton 40mm f1.4    X-100F

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新華路から富民路まで歩く

2018-11-26 | 写真日記

いつもの楽器屋の前で

 

五原路X烏魯木斉路(ウルムチ路)

 

富民路で

 

富民路にある隠れ家的な茶館に誘われて、店まで歩いた。コースは、新華路の古民族楽器屋の前を通り華山路から武康路に入り五原路を抜けて巨鹿路から富民路まで。久しぶりに旧フランス租界をゆっくりと歩いたが、センスの良いカフェがたくさん並び若い人たちで賑わっていた。二番目の画像は、誰でも知っている有名女流作家が一時期住んでいた事があり、2004年から翌年にかけて撮影で何度か通ったアパートがそのまま残っていた。

私がこの日歩いた路は、すべて旧フランス租界だった場所で、今でも昔の面影がそのまま残っている。この日は天気もよく11月末とは思えないほど穏やかな一日だったが、土曜日という事もあり人が多くほとんど撮影はしなかった。

上海の旧租界を歩くには、フルサイズ換算で60mmと40mmくらいが一番合っている。この日持ち出したカメラは、X-H1+Nokton40mm f1.4とX100Fの2台だが、この日はNokton付きのX-H1がメイン。

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人とモニターは切っても切れない時代

2018-11-25 | 写真日記

とある田舎の工場入口で群れスマホ

 

田舎駅の待合室で一人スマホ

 

 駅のトイレで

上海から中国新幹線で常州まで行き新しい商品の打ち合わせ。長い付き合いの会社なので打ち合わせは短時間で終了し、夕方飯を食いに行くので工場の門へ向かうと仕事を終えた従業員が十数人、門の両サイドにしゃがみこみ全員がスマホゲームに熱中していた。仕事を終えたので早く帰ればいいのにと思うのだが、何か理由があるのだろうな。

飯を食い終え常州北駅に向かうと、駅の待合室は閑散としていた。新幹線に乗る前にトイレに行くと手洗い場の鏡の中にモニターが並んでいて動画が流れていたのだが、このモニターは鏡と一体化されているので、裏面から投影しているのだろうな。新しいモノや事は、何でも速攻取り入れる中国のスピード感は半端ないが、水が出ない蛇口があったり排水が詰まっていたりとメンテナンスが行き届いてないのも中国スタイル。

そういえば、虹橋火車駅に入る時にIDカード専用のゲートに変わっていた。IDカードを持ってない外国人は、私が探した限り専用ゲートが一ヶ所しかない。

★X100F

 

 

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