ipad miniに使うタッチペンを淘宝で探していたら、あまりにも安い値段で複数出品されている物を発見。しかも、画像は本家本物の画像を使っている。こちらでは、ネットで買い物をする時にチャットで出店主とやりとりするのが普通なので、さっそく「偽物ですか?」と聞いたら「ハイそうです」と素直に返事が返ってきた。すらばしい(上海では素晴らしいをこう言う)この素直な即答に大笑い。私が普段使っているネットショップは天猫で淘宝はほとんど使わない。理由は、天猫の方が安心できる確率が高いからだ。
最近ネットショップの出店主が過労死するケースが増えているようだ。こちらでのネットショップ主は、少人数(人を雇わない)で仕入れやサイトの更新やチャットでの会話もしなければならない。この中国独特のチャットのレスポンスが悪いとすぐに客は遠のいてしまうので、主は常にPCに張り付いていなければならないのだ。つまり寝る時間もないと言う事になる。
誰でも簡単にネットショップを始める事は出来るが、仕入れセンスのない人はまったく儲からない。売れ筋商品が判明するとみんながそれを真似して価格競争になってしまい、そこそこ売れるのだが利益が出ないという悪循環が発生する。
数年後、カメラ屋なんて淘汰されるかもしれないな。客は店舗でカメラを見て安く販売しているネットで物を買うのが主流になるだろう。そうなると商売のやり方も当然大きく変わる。
という事で、今は深圳に居ます。目的は時代にマッチした今までに無いストロボを作る為の打ち合わせ。広東をまわり27日夜に上海に戻る予定。