海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

壁 上海で

2016-10-29 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

上海旧城内から南京路方面が見える大境路付近から2009年頃に撮影。


こちら側は旧城内で向こうは城外の南京路方面。今ではこんな風景もなかなか見る事ができなくなった。そう言えば、上海市内でも人民服を数年見てない。

☆本日の朝一便で東京へ。


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039ブランド撮影用LED電球がRA95にレベルアップ

2016-10-27 | 039ブランドの撮影用機材

110Vの表記があるが100Vのプリントミス

 

好評いただいている039ブランドの撮影用LED電球が、RA90からRA95とレベルアップし赤の発色もよくなった。そのニュータイプもセコニックの計測ではRA97という値が出ていたので私自身が驚いたくらい。また、完全に100V対応の設計にしたので、熱の放熱効率が上がった。昔のタングステンのアイランプを知っている人達から見れば、これは夢のような電球である事は間違いない。

この電球は2016年の1月に日本仕様を持って全国7ヶ所の販売店にサンプルを見せたり置いてきたのだが、地方での反応は全くなし。日本は情報も含め販売ルートはすべてが一極集中の東京だという事がわかったので、今後の新しい商品は一社を除き全部を東京一極集中展開にする事に。

LEDの進化のスピードは早く半年もすれば新しいタイプが生まれてくる。ただ、相変わらず熱の問題は進化が遅い。LEDの発光面には熱はあまり出ないのだが、その後ろ側は明るさを上げれば上げるほど熱が出てくる。クーリングファンを内蔵してないタイプは明るさに限界があり撮影用としては物足りないので、ファン内蔵でE26のソケットを使用する電球タイプは50Wくらいまでが今のところ限界。これ以上明るいタイプを作ると重量が相当増しE26ソケットだけでは支えきれなくなるので、ダブルマウントソケットを使うしかない。2週間ほど前に試作品だが150WクラスのACタイプLEDが届いたので中を開けて見ると水冷と空冷を併用していたのには驚いた。

 

さらに進化した撮影用LED電球を企画中

 

これら撮影用LEDは、日本で作るのは簡単だが出来ても販売価格が相当上がってしまう。また撮影用限定商品などは、照明メーカーが聞く耳を持たないのとマーケットが小さいから相手にしてくれないからだ。大陸では日本と違って物事の進行にスピード感があり、日本のようにくだらない長い会議が何回もない。また、会議の中で前向きな話でなく重箱の隅をつつくような事ばかり発言する奴が異常に多い。そして、販売会社も新しい物に対して自分に自信が無いので、プロの写真家にお伺いを立て意見を聞かないと納得しない担当者や会社の多い事。

大陸では企画を持ち込んでもくだらない会議なんてやらない。トップ同士会って技術責任者と協議し、その場で決まるのが通例で、試作品も出来るのが早い。ただ、特許問題もあり新しい事をやると必ず壁にぶち当たるが、それは世界共通。

今回は今販売中の会社とは違う会社の製品で、そのスタンダードな日本仕様の試作品が二個届くので持って帰る予定。それと、039ブランドのアンブレラホルダー完成品と小型ストロボ用シューの試作品もあるので、荷物が重くなりそう。

☆「039」は、今年生まれた撮影機材専門で上海発の私のブランド名。私のオリジナルもあればOEMもあり、今年から来年にかけて4商品を誕生させる予定。

☆LED以外の委託製造も受けているので、興味のある方はココから入りコンタクトをクリックすればメールを送る事が出来ます。

LED関連記事はコレ

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入口の扉

2016-10-26 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

上海虹口区で

 

潮州の龍湖で

 

潮州の龍湖で


入口の扉はその家の顔のような物でもあり、その土地の気候風土や歴史によって様々な特徴がある。この入口の面白さを知ったのは、広東省の潮州へ行った時の旧城内と更に歴史が古い龍湖へ行った時。潮州の旧城内の扉は驚くほど狭いし、龍湖は扉の奥に更に扉があるのは昔の海賊などの攻めから家を守る名残のようだ。さらにここは雨が多く溢れた水が侵入しないように取り外し可能な関があるので、通常はまたいで入らなければならない。扉だけ撮影しても飽きないくらい。

CanonFD50mm f1.4+補正レンズ付きアダプター

★相当笑えるニュース記事

映画やテレビドラマの中でカメラマン役が出ると、どうしても気になるので目が釘付けになるのだが、日本の映画やドラマの中に出てくるカメラマンやカメラを使っているシーンでは、ほぼマトモなシーンを見た事がない。演技指導も含め専門分野の人が現場にいないので、どうしても違和感を感じるのだ。今回の三菱自動車のCMには大笑いしたが、制作の人相当に落ち込んだろうなぁ。CMはコレ

★何事も落ち目になると、自分の責任でなくても負のオーラが付きまとうもの。



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夜上海 旧フランス租界で

2016-10-25 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

 

上海で一番美しい街並みが残っているのは、旧フランス租界だった場所。ベトナムもそうだが、フランスが関わった街は並木が必ずあり建物も美しくとても調和がとれている。昔の上海の場合は、フランス租界と共同租界とに分かれていて、日本租界というのは本当は無くて共同租界だった虹口区には日本人が多かったので勝手にそう呼ばれていたのだ。

画像は夜の上海を一時期撮影していた時のものだが、夜を夜らしく撮るのは結構難しい。

CanonFD50mm f1.4+補正レンズ付きアダプター 

★カセットテープがブームの記事

この気持よくわかる。写真の例だとフィルムとデジタルや古いレンズと最新のデジタル用レンズの話と同じ。このブログを読んでいる人達は、そう言われて理解出来る人も多いと思うので、あえて理由は書かない。

 

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閉店が目立ってきた上海

2016-10-24 | 写真日記

今日は上海が右肩上がり一直線を歩んでいた、上海万博前の2009年に撮影した画像。この頃は街全体がスクラップ&ビルドで一番ホコリが舞っていた時期で、PM2.5の存在すら知らなかった時代。

 

 

2009年に淮海路で

 

2009年新天地付近

 

あまりにも当たり前の事だが、世の中ずっと右肩上がりが続くわけがないのは誰でも知っているのだが、右肩上がりが続いているとそれが永遠に続くと錯覚してしまう人もいるし、一国だけで無く他国との関係で経済が成り立っている事を深く理解してない人達が多いのが今の大陸。

最近は、上海のメインストリートの淮海路も店舗撤退や店じまいをした空き店舗が増えたり、大きすぎるショッピングモールも相当厳しい状態。上海以外の大都市なども大型店が撤退したり維持が難しいというニュースが聞こえてきている。これは景気が悪いのも一つの理由だが、店舗家賃や人件費の高騰も右肩上がりなのがもう一つの理由。今までは空き店舗があれば即改装して新しい店が出来ていたが、最近は借りてもつかない店舗も多い。

今日のブログとは直接関係ないが「大きいことはいいことだ」のCMが流れていたのは昭和43年の森永エールチョコレート。なぜか、今でもこのCMを時々思い出し、大人数でエールチョコレートを食べている画像とメロディが頭の中にこびりついているのは、もしかしたら私が大陸に住んでいるからかも知れない。若い人は知らないと思うが、知りたければココで。

★代官山のママ友マウンティングの記事  

これは、海外の日本人村にも存在する。上海で言えば日本村と言われている古北付近など日本領事館から近い場所がそれだ。駐在妻猿の頂点は、旦那の駐在歴が長く旦那の会社名と役職や学歴や出身地で決まるそうだ。それらの人は、住むマンションもほとんどが日本人なので逃げられないと言っている人も多い。

群れるなとは言わないが、もっと個を大事にしましょう。猿山の群れに入らず変人扱いされても良いじゃないですか、私はそういう人の方が好き。

★上海の日本人村は住むには便利だが、息苦しい事も多い。

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