海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

9月19日は防空警報試報の日だった

2015-09-20 | 写真日記

毎年中国は9月18日が防空警報試報が鳴る日と定められているので、昼前から日本の空襲警報のようなサイレン音が鳴り響くのだが、今年はなぜか19日に。確か毎年18日だったような気がするのだが・・・。1931年9月18日は満州事変勃発の日として、18日の地下鉄内のモニターでもそれらの映像が延々と流れていた。ただ、地下鉄駅構内のモニターも車両内のモニターでも、それを見る人はほとんど皆無に等しくみなさんスマホに夢中。毎回毎年他の番組でも同じ映像だからね。

約10年ほど前に満鉄100年の取材で瀋陽や大連など過去の歴史の現場に行った事がある。そして驚くほど立派な歴史の資料館も見たが、中身はスカスカで中国お得意の蝋人形が目立っていただけで説得力は無かった。

 

 

外灘の遊歩道で

 

皮肉にも一昨日9月18日は、日本の安保関連法案が成立した日。与党に絶対になれなく野党としてもだらしない民主党と他の野党やデモに参加した人達の安保法案反対側に対して、日本を外から見る日本人や外国人はほとんどが冷ややかな目で見ている人が多いし、私もその一人。世界情勢はめまぐるしく変わっているのだが、それを本当に理解しているのかどうかちょっと理解に苦しむ。もちろん私も戦争は大反対だが、野党もデモに参加している人達も論点がズレズレで、勝手な妄想と感情論が先に立っていてまとまりがない。そんな中、だいたい横並びの写真ばかりの18日の各新聞社の写真で、一番笑ったのがサンケイの鈴木健児撮影のコレ。この3人は浅知恵というかマヌケの典型ですな。日本人の女性には優秀な人が多いのだが、なぜか議員には少なすぎる。

日本はアメリカなど何処の国にも頼らず自国を他国からの侵略や武力から本当に守ろうとするなら、スイスのように中立国になり他国には絶対に出て行かない自衛軍になるしかない。そして、スイスのように徴兵制にして国民全員が兵となり軍事訓練を受け、国防費も今の数倍くらいつぎ込み陸海空を守るしか方法はない。

与党側はなぜこんなに急いで今回の安保法案を可決したかったのか疑問も問題もあるが、もしかしたらその意味は、かりあげくんの国の崩壊が近いと察知しているのかもしれない。

 

コメント (3)
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