福島原発事故についてアレコレ考えてみました。先ず、地震が来て、次に津波が来て・・・。原子炉冷却のため通常は普通の電源が使われ、これが壊れたときに一次の非常用電源が稼動し、これも壊れたときに二次の非常用電源が稼動する。そのように聞いていますが、最初の地震で炉が停止し、その地震だけで一度にこの三ルートが損壊するというようなことは無かったのでしょうね・・・この点は本当はどうなのでしょうか?
次に津波がやってきて・・・建屋もろとも水没 ・・・で、津波が引いて・・・建屋は残っていた でも、建屋と敷地の地盤に大きな亀裂が入って、そこから大量の海水が入り津波の流水がメチャクチャに壊してしまった。格納容器ももしかしたら壊れているかもですが・・・。このときに一次と二次の非常用電源も同時に壊れてしまい、冷却できなくなり・・・水爆を経て、今日のアクセクが始まっている
津波によって引き起こされた電源喪失 それが想定外 これは事故の経緯が自然災害であるとはっきりしているから、こんなことが言えるのですが、もしこれがテロによるものであったら・・・今の国際社会であれば十分に考えられること、即ち、想定内のことですから・・・原子炉先進諸国では腹案があるはずですが・・・どうも腹案があるようには今のところ見えない ・・・ということは、世界のどの原発国も冷却用電源喪失を想定して来なかったということで、今回の事故対策から学ぶことが多いはずです。
で、その事故対策ですが、報道されている限りでは、東電とその関係会社の従業員が防護服を着て必死であれこれ藁をもつかむ思いで作業している その作業に対して、将来事故対策手法入手という点で利益を受けるであろう国や人々が今この瞬間東電と政府の対応がケシカランと批判している。
提案する知恵を持たずに批判だけしている・・・冷静に考えるとどうもそういう図式が透けて見えます。国や人を問わず人間の本性の最も醜い部分が透けて見えるなんて・・・見たくない図式ですが、自分自身も例外ではないと思うと・・・辛い
気を取り直して、福島での作業中の人々にエールを送ります
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