株式会社パワーランド

昔の企画今の企画　

業務提携先の企業のおかげで最近の建築企画を学ぶ機会が増え感謝しています。昔は大型ショッピングセンターといえば、小さなお店の寄せ集めのような広いスペースだけを美しく作ったものでしたが、今はとにかく複合店舗が多くそこが生活空間になっています。いわゆるシナジー効果をどれだけ上げられるかが企画者の力ということになって来るのでしょうね。図体ばかりが大きくて、単一の機能しかない建物は所詮すたっていく気がします。

この大河の流れの方向を前提として、地方に同じ企画を持ち込めば地方に住んでいる人たちは喜ぶでしょうね。でも一方では、地方で商業を営んでいる人たちは「いい加減にしろよ」となるのでしょうね。これを融和する取り組みが今は求められているんだなということが分かります。こんなことずっと前から分かっていたよという人は「言うは易し行なうは難し」ということが分かっていない人じゃないかと、ふと思ったりします。

もう一つの問題は地方の経済力ですね。どんなにいい企画であっても、「ない袖は振れない」わけですから。また互いが顔見知りということですから、「ある袖」でも毎日振っていると当然白い目で見られます。

首都圏での仕事ばかりやってきた自分にとっては、地方を顧みる機会を業務提携先から戴いていることに感謝しています。来週は沖縄へ行きます