とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

「松島が守ってくれた」(承前)

2011-04-13 23:41:48 | 日記
「松島が守ってくれた」(承前)



 あちこち情報集めをしてみました。すると、下記の記事を発見!!


「松島が守ってくれた」対岸の町、死者1人

 東日本巨大地震により、日本三景の一つで宮城県の特別名勝・松島も大津波に見舞われた。

  文化庁や松島町によると、島の一部が崩落したり、島と島とを結ぶ橋が壊れたり、大きな被害を受けた。一方、島々の対岸にある松島町の死者は、22日午後6時現在、1人にとどまっている。隣の東松島市の犠牲者は650人を超えた。住民は「島が津波から守ってくれた」と感謝、美しい景観を取り戻そうと、流れ着いたがれきの撤去に取り組み、再生に動き出している。

 島々をつなぐ橋は2本が全半壊し、海岸線沿いにある商店の1階が泥水につかった。しかし、津波で多くの住民が死亡・行方不明となっている他の三陸沿岸地域と比べると津波の被害は少ない。松島湾内に点在する島々が緩衝材となり、津波の勢いを弱めたためとみられ、松冨英夫・秋田大教授(水工学)は「津波の一部は島にあたって反射する。はね返った分、陸に押し寄せる波のエネルギーは弱まり、これまでの津波と同様、今回も津波による被害を減らしたと考えられる」と分析。商店街で酒店を営む佐々木繁さん(62)は「島が守ってくれた」と話す。

 地元漁師の大山守一さん(83)は「昔の大津波では島が一つなくなった。その時に比べれば、目に見える被害は大きくないのではないか」。

 伊達政宗ゆかりの国宝・瑞巌寺は地震の激しい揺れで、庫裏の壁が崩れ落ちたり、亀裂が走ったりした。津波は参道まで押し寄せたが、建物に大きな影響はなかったとみられる。(2011年3月23日 読売新聞)


 未曾有の犠牲者が出た今回の大震災。日本三景の松島では被害は奇跡的に少なかったようです。観光資源が残ったということはまた観光客を迎えることが出来、復興への道筋が付きやすい。大不幸中のほっとする出来事だったのですね。よかった、よかった。