今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

桂米朝一門会

2011年10月25日 | 「落語」のひきだし
            えっ!当日券があるようです。


芸術の秋でございます。ということで久々の落語会に行ってきました。
桂米朝一門会は、お正月と6月は恒例で、ほとんど足を運んでいますが、この時期の会ははじめてです。

今回はいつもの落語友達の都合がつかず、ひとりです。そんなに早くチケットを申し込んだわけではないのに、ど真ん中の前から7列目。良い席です。ひとりというのがいいんでしょうか。空いたところに入れてもらった感じです。



本日の出演者と演目です。             
桂ちょうば / 狸の賽
桂歌之助  / 桃太郎
桂米團治  / 掛取り
桂南光   / 素人浄瑠璃
中入り
桂雀三郎  / 帰俥
桂ざこば  / 厩火事
 

今回演目で目立った特徴は、東京落語にもある演目が多かったことです。
「狸の賽」は「狸賽」とも呼ばれ、噺家はぱっと志ん朝さんが浮かびます。「桃太郎」もありますし、「素人浄瑠璃」は「寝床」という題名であります。どうして題名が違うのかな?と思ったら、この噺は寝床の最後のオチまでいかないんですね。だから寝床ではない、なるほど。
「厩火事」も有名で、これは同じでした。「素人浄瑠璃」も「厩火事」もそれぞれ東京の噺家だったら8代目桂文楽が浮かびます。頭の中で聞き比べたりして・・・・
出演者の中では、雀三郎さんが初めてです。枝雀さんのお弟子さんですが、枝雀さんの芸風はついでいません。が安心して聴いていられます。

共通して言えることは、みなさんそれぞれ「まくら」で米朝師匠をネタにされます。近況とか、○○勲章をもらわれた様子とか、落語の独特の世界だからでしょうか、笑ってすませられるんですね全部。息子さんの米團治さんならいざ知らず、他のお弟子さんも普通にこき下ろしてますものね~。たぶん米朝師匠が横で聞いていても「あはは~~」と笑っておられるんでしょうね。

楽しいひとときでした。隣り合わせた年配のご婦人と、12月にある「文珍独演会」での再会をお約束して、帰路につきました。


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